母を訪ねて1000里 (北海道旅行記) その1


1歳になったヨッティーは生まれ故郷に暮らす母を訪ねる決心をし、北海道へ旅立っていきました。これはヨッティーとその飼い主の北海道珍道中記であります。

ヨッティーにまつわるエピソード
日程と宿 11日間の予定で道南と道央を中心に車でまわることにしました。ペットが泊まれる宿を探したのですが、予想以上に宿が少ないことが判明。宿が見つからない街ではキャンプをすることにしたのですが、意外にもペット連れ込み禁止のキャンプ場ってあるんですね。(お手頃の)宿が見つからなかった函館ではヨッティーは駐車場の車で夜を過ごすことになりました。

旅程:盛岡(1泊)→函館(1泊)→ニセコ(1泊)→小樽→札幌→定山渓(1泊)→富良野(3泊)→滝川(母の住む町)→美瑛→三笠(ドッグショーを見た町)→登別(1泊)→洞爺湖→支笏湖→大沼(2泊)→函館→横浜
乗り物酔いはだいじょうぶ? たった5分のドライブでもよだれだらだらになるヨッティーなのに、無謀にも北海道まで車で乗り込むことにしてしまいました。獣医さんに相談し、吐き気止めという薬をいただいたのですが、幸いにこれが効いたらしく、よだれを数滴たらしただけであとは元気に過ごすことができました。
青函フェリーに乗る 高速船では青森−函館間は高速船でなんと2時間です。しかしヨッティーは客室に行くことを許されず、車の中で2時間を耐えました。船内駐車場はエンジンを止めなくてはならず、それぞれの車のエンジン熱でかなりの気温に。ひからびていやしないかドキドキの2時間でした。1時間半くらい前に乗船手続きを済ませれば少しでも涼しいところに車を置いてくれたそうですが、われわれが手続きしたのは20分くらい前。ヨッティーごめんね。
函館の夜は車の中 今回、ペットと泊まれる宿を探して予約をいれたのですが、函館ではなかなか見つかりません。はじめて駐車場の車の中で一夜を過ごしたヨッティー。よく眠れたかな。
はじめて食べたあの味・この味 普段、人間が口にするものをめったにもらえないヨッティーですが、今回の旅ではたくさんのご褒美がありました。小岩井農場での牛乳。函館での夕張メロンの皮。旅館で出てくるお饅頭・おせんべい。人の食べ物を与えると、ドッグフードを食べなくなるといううわさもありましたがそんなことは心配無用でした。相変わらず雑食の大食いです。
母ルイスとのご対面 今回のメインイベントであった母犬との対面でしたが、母といっしょにいる妹シンディー・弟リュウなどが先に出てきて数に圧倒されたのか、母を見てもワンワン吠えるばかり。ルイスはしっぽをふってくれていたけど、わかっていたのかな。
弟の晴れ舞台を見る 母ルイス、妹シンディー、弟リュウ、ジョンはショーに出て数々の賞をもらっています。たまたま旅行中にショーがあったので見に行ったところ、ジョンがビーグルの代表になり、全犬種総合戦に出る様子を見ることが出来ました。結果は2位。雨の中、大健闘ご苦労様でした。
ドッグショーの犬たち ドッグショーというのは美人コンテストのようなもの。白・黒・茶のビーグルは白いところはより白く見せるためにおしろいを。黒いところは炭のようなもので黒く見せます。ひげ・しっぽ・爪もきれいに整えます。兄弟が出ているのを見て、ヨッティーも出したくなったけれど、これまで自由気ままにしてきたヨッティーに出来るかしら。
ペンションで困ったこと ペットが泊まれるペンションは室内に放すことができます。しかし、大抵のペンションは洗面所とトイレが廊下にあり、わたしが廊下に出るたびに「置いていくなよ」とばかりに吠えるのです。しかたなしに大好きなヘアブラシで遊ばせてその隙に廊下に出るのですが、それでもブラシを咥えてしっかりついてくるのです。
ヨッティー北大の門をくぐる 北大のポプラ並木を見にいったときのことです。北大植物園では「ペット禁止」の文字にすごすご退散したのですが、ここにはそういう文字がない。それでも受付の前を足早に抜け、「もし呼び止められたら”獣医学部にいる友達に病気の犬を見てもらう約束をしている”ってことにしよう」と幼稚ないいわけを考えながら歩いていました。幸い、そのようなことはなくヨッティー共々ポプラ並木を見ることができたのですが、それにしても北大は広い!アメリカの大学のキャンパスってかんじ。
足元に寝られた幸せ 普段ヨッティーはわれわれの布団の足元に寝ています。しかしペンション・宿ではそうはいかず、ゲージにいれて寝かせていました。最後の2日はキャンプ場に泊まったので、やーーと足元で寝ることができました。わたしのシェラフの表面は綿。オットのはつるつるしたナイロンで、これがいたくお気に召したようで2日とも彼の足元に大の字になって寝ており、彼はあまり熟睡できなかったとのことでした。
お散歩はもう十分 普段の生活では朝と夜の2回の散歩ですが、旅行中、犬が歩けるところはほとんど連れて歩きました。予想以上の暑さといつもの倍もある距離のお散歩。くたくたになったヨッティーはお散歩から戻ると、大嫌いな車にあるゲージに自ら乗り込んだ(=逃げ込んだ)ほどでした。
サイクリングッ! お散歩でへとへとになったヨッティーですが、一晩寝れば元気回復。大沼公園では自転車の伴走ができました。われわれは2人乗り自転車をレンタルしたのですが、この自転車は後部座席にもハンドルとペダルがあり、後部に乗った人(ほとんどわたし)がヨッティーを操りながら大沼の周りを3分の1くらい行って、戻ってきました。途中、ヨッティーは疲れると走行中のわたしの膝の上に乗って休憩を取りましたが、それもほんのわずか。走った距離はなんと5kmくらいありました。
恐い、恐い ヨッティーは怖がり屋。ちょっとした音にも反応し、すぐテーブルの下に隠れてしまいます。音がしなくても目がついている置物にも弱いらしく、動物がついた鉢カバーなどにも吠えています。そんなヨッティーなのに、北海道には熊やえぞ鹿の剥製が旅館のロビーにあったりするのでもう大変。声も出せずにしり込みするばかり。一番恐かったのは登別の人間より大きい鬼の像でしょうか。

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