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編集後記 平成10年2月

最近パソコンを自作した。流行のDOSV機である。其れ迄は日本の国民機と呼ばれる某社の製品を買わされ続けてきた。より高性能なCPU(脳味噌?)を載せた新型機が欲しくなった時、CPUだけの載せ変えは私の如き素人には難しく、フロッピ−ディスクドライブ等まだ動く附属品を含む丸ごと一式を買い変えさせられた。

まだ使える部品を捨てる様な資源の浪費は即地球の温暖化につながるが、その様な選択しか出来ない。一方自作機は欲しい部品のみを選んで購入出来る。内臓クロックの周波数の調節で、たいがいのCPUは搭載可能、相場を見て身分相応なCPUを買えば良い。

新たにもう一台作りたければ、前の機械の部品を殆ど流用出来る。部品は世界共通企画なのでマ−ケットが広い為、コストも安い。

マザ−ボ−ドという、生け花では剣山にあたる基盤に、CPUや各部品を刺し、お好みのケ−スに組み込めば完成である。半田付けなど一切不要。電源スイッチを入れると、はたしてバイオス画面が起動出来た。中学の技術家庭で6石トランジスタ−ラヂヲを鳴らす事の出来なかったコンプレックスは解消された。

かつて国民機を買うともれなくオマケに附いてきた***BASICは専門家にはボロクソに言われたりするが、中学生程度の頭でも理解実行出来る易しさと優しさを共有する言語である。

今迄は国民機上でしか動作しなかったが、商売仇とも言われるF通社のソフトで翻訳するとDOSV機でもWIN95環境上で動作可能となる。食わず嫌いせずに地道に試行錯誤を繰り返せば素人でもレセコンソフトくらいは組めるようになる。

またレセプト処理やワ−プロとして使う程度のパソコンなら今の相場では10万円以下で組み立て可能である。貴院のレセコンのリ−ス料金をもう一度じっくりと見てみるのは如何なものだろうか。

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