第一回SHIPSフリースタイルテストプレイ結果報告(中編)

9月26日の定例会にて「SHIPSフリースタイル第一回テストプレイ大会」が開催されました。今回その内容を報告するとともに、今後のSHIPSフリースタイルの方向性を考えていきたいと思います。


前編ではテストプレイヤー4人のデッキリストとその解説を行いましたが、後編はいよいよ実際のテスト経過とその結果について報告します。


<第一回戦>
厳選なる抽選(?)の結果、第一回戦は「シルフェ氏VSITAKO2氏」、「たあら氏VS鷹綱氏」という組み合わせになりました。

<シルフェ氏 VS ITAKO2氏>
奇しくも「白色彗星対決」となった対戦です。両軍とも高コストの艦船中心の構成だけにどうなる事かと思いましたが・・・予想通り両軍とも「拠点事故」をおこし、中盤あたりまでほとんど拠点・艦船カードが場にさっぱり出てきません(おい)。但し両軍で事故っていた理由は違うようです。シルフェ軍は高コストの艦船ばかりが作れない為手札にたまり、拠点カードが全く引けない状態に陥っていました・・。ITAKO2軍は「波動カートリッジ弾」やら「拡散波動砲」「指向性ゼッフル粒子」といった特殊兵器カードやアシストカード等が手札を圧迫、艦船・拠点カードがほとんど引けない状況に陥っていました。両軍とも「切り札」的なカードばかり手札にあるため、カードを捨ててでも交換という手段に訴える事ができず、ズルズルとターンを重ねていきます・・。そろそろ中盤から終盤へ移行し始めた頃、遂にITAKO2軍が白色彗星を建造、ここでITAKO2軍が優位に立ちます。シルフェ軍はいまだ彗星の姿が手札にもなく、徐々に焦りの色を隠せなくなります・・。まもなく軍備が整ったITAKO2軍が艦隊を出撃させます。これにシルフェ軍も迎撃艦隊を出撃させ遂に戦端が開かれました!しかし侵攻側のITAKO2軍の白色彗星はなぜか動かず、ITAKO2軍は彗星抜きで進撃していきます。両軍とも量産型戦艦中心の編成とはいえ、戦艦以上の艦船同士での激突となりました。ほぼ互角の戦力同士の激突でしたが、戦いはシルフェ軍の圧倒的勝利になりました。結局、この緒戦でシルフェ軍艦隊は敵戦艦4隻撃沈1隻中破の戦果を上げ、ITAKO2軍艦隊は敵戦艦1隻撃沈1隻中破の戦果にとどまりました。しかもこの戦いでシルフェ軍はホシノ・ルリ(T)を旗艦ブリュンヒルトに乗せて無事帰還させたのです。この結果シルフェ軍は次のターンには早くもホシノ・ルリ(T)→(U)のチェンジを完了してしまい、ここに勝敗はほぼ決したのです。その後シルフェ軍艦隊は彗星を迂回して、ITAKO軍領土に侵攻します。対するITAKO2艦隊は手札が圧迫されたままでほとんど艦隊の再編ができていません。やむなく「波動カートリッジ弾」や「波動砲」といったカードを捨てて艦船カードの収集に走りますが時既に遅し。白色彗星こそこないものの、ナデシコC・超巨大戦艦を中核としたシルフェ軍主力艦隊がITAKO2軍の白色彗星に迫ります。既に大勢は決していましたがITAKO2軍は迎撃艦隊をさせ「最終決戦」を挑みましたが・・ルリ(U)のハッキングと超巨大戦艦の壁に阻まれてITAKO2軍艦隊は全滅・投了となり、第一試合はシルフェ氏の勝利となりました。


<たあら氏 VS 鷹綱氏>
同時に行われたもう一試合は、「艦載機デッキ」VS「白兵戦デッキ」の激突です。こちらの試合は両軍とも順調に拠点カードを引いていたようで、次々と国力が上昇していきます。鷹綱氏は20枚もの拠点カードをデッキに入れており、その効果か序盤から国力を加速度的に上昇させていきます。一方のたあら氏も絶妙の引きでこれに対抗、国力でも引けをとりません。そして中盤戦にさしかかる頃、鷹綱艦隊が動きます。たあら軍要塞「ロブナス門」に艦隊を出撃させます。旗艦アルカディア号・クィーンエメラルダス号を中心とした白兵突撃艦隊です。鷹綱艦隊の艦船にはハーロックや斎藤始、ゴートホーリーといった白兵戦の猛者が数多く乗り込んでおり、白兵戦に持ち込めればかなりの戦果を期待できる艦隊です。一方たあら艦隊は新型デスラー艦・二連三段空母といった「瞬間物質移送機」搭載艦2隻に星界軍戦列艦を空母としてジオング、ノイエ・ジール、GP02、ザク、バルキリーといった有力な艦載機を搭載させています。そして・・・両軍は激突します。たあら軍はすかさず「ミノフスキー粒子、最大散布!」を使用、艦載機決戦へ持ち込む態勢を整えます。更に「瞬間物質移送機」をフル稼働させ、ジオング(アムロ)、ノイエ・ジール(ガトー)、GP02(シャア)というそうそうたる艦載機を鷹綱艦隊に送り込みます。また地球防衛軍パトロール艦からも「拡散波動砲」が発射され鷹綱前衛艦隊に猛攻を仕掛けます。これらの波状攻撃により鷹綱艦隊は壊滅的なダメージを受けます。しかもミノフスキー粒子の影響で鷹綱艦隊の攻撃はたあら艦隊にほとんど命中しません。そして再補給を完了した艦載機の攻撃に対し、艦載機を1機も積んでいない鷹綱艦隊はなすすべもなく・・・こうして最初の「ロブナス沖会戦」で鷹綱艦隊は全滅、たあら艦隊は1隻も沈まないたあら軍の一方的な勝利になりました。鷹綱艦隊は拠点カードとキャラカードが全体の2/3を占めているため、艦船カードは14枚しか入っていません。この時点で鷹綱氏の戦意はほぼ喪失、2回目の会戦でもたあら軍の勝利となった所で鷹綱氏が投了し、たあら氏の勝利となりました。


尚、決勝と決勝ブービーの2戦の結果は近日掲載します。お楽しみに!