_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

メディテーション〜イルカの夢、ヒトの宇宙〜

1号 (2001.12.12)

http://www.netlaputa.ne.jp/~ozone/
ozone@netlaputa.ne.jp

・このメールマガジンは配信を希望された方だけにお送りしているものです。
 登録解除を希望される方は一番下の解除の方法をご覧下さい。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

☆ 今回のお題「純粋意識と体内エネルギー 1.」
☆ イルカ日記「イルカさんの目」

======================================================================

具体的なメディテーション(瞑想)の方法に入る前に
今回はどうしても、純粋意識と体内エネルギーの説明をしなければなりません。
そうしないと、今後の話が通じません。
抽象的な話になりますが、今回だけ我慢してくださいね。

◆ 純粋意識
純粋意識−宇宙意識−ブラフマン
なんと呼んでもかまいません。また、名前の付けようがないので、
インドのウパニシャッドなどでは、「それ」と代名詞で呼ばれています。

原初、純粋意識のみが存在し、空間も、時間も存在しません。
純粋意識の中に「ゆらぎ」と呼ばれる自動運動が起こると、
第1次の素粒子が発生します。
科学では、これをクオークと名づけています。
(まだ発見されていませんが)
クオークは、純粋意識(エネルギー)のスピンです。つまり渦なのです。
何もないところから、何かが発生するには、渦という形しかありません。
海の中ならば渦。大気中なら台風や、竜巻です。

クオークから、2次3次と、複雑な素粒子へと発達します。
この多次元の渦の集まりは、やがて物質となり、単細胞生物となります。
単細胞生物は、集って共生するようになり、
より高次元の多細胞生物へと進化します。

さて、ミクロからマクロまで、この「渦」という構造が
貫かれていることが分かりますよね。
夜空を見上げれば、銀河が渦を巻いています。
人間も、背骨を軸とした、渦であり、
地球も、北極と南極を軸とした、渦であると考えられます。

物質は、現象に過ぎません。
陽子と反陽子をぶつけるとエネルギーになり消えてしまいます。
これは、物理学で証明されています。
ただ、物理学者は、このエネルギーが、純粋意識と同じであるとは知りません。
宇宙空間を真空であると思っているのですが、
実は、純粋意識で満ち満ちているのです。
言い方を変えると、この宇宙とは、純粋意識という海と
その中に、存在する多次元の渦の集まりなのです。
宇宙というと、ロケットに乗らないと行けない場所だと思いがちですが、
私たちの目の前にあり、隙間なく遍満するもの
それが宇宙意識(純粋意識)です。

お気づきになられた方もいるでしょう。
我々の体は、別々に見えますが、純粋意識は一つです。
♪「ミミズだって、オケラだって、アメンボだって」というわけです。
イルカたちも、POD(群れ)で泳いでいるとき、
体は別々ですが、純粋意識を共有しているように見えます。

宗教は、教義の解釈に終始するため、人類が手をつなぐことはできません。
しかし、実際には宇宙は一つなのです。それこそがリアリティーなのです。
メディテーション(瞑想)により、それを体験する事は可能です。
ユングの「集団的無意識」や「シンクロニシティー」
という考えは、その予感に過ぎないのです。

ここで、人の誕生に目を向けてみましょう。
お母さんの子宮は、まさに、バーチャルな宇宙そのものです。
胎児の段階では、自己と他者という分裂はありません。
釈迦が、「天上天下唯我独尊」と言ったとおり、
純粋意識が独尊する状態です。
赤ん坊として生まれ出る時、この独尊状態は破られます。
宇宙そのものであった存在が、この世の中で最も弱々しい「迷える子羊」
となり、ここで、自己と他者の分裂が起こります。
宇宙意識(純粋意識)を失った「迷える子羊」は、母を神としてしがみつきます。
(肉体的にも、心理的にも。)これが、自我の始まりです。

小学校低学年くらいまでは、誰でも、純粋意識と自我意識
両方にリアリティーを持っています。
古代の人は、子どもを、あの世とこの世を行ったり来たりする存在
と考えていたそうです。これは当たっています。
そのうち、純粋意識の世界(夢の世界)を捨て、
一見、論理的に見える、自我意識のみを自分のリアリティーとして
生きていくようになります。
それが「大人の世界」あるいは、「現実の世界」です。

人生とは、このように、純粋意識の自己忘却の過程であり、
メディテーション(瞑想)は、この過程を逆にたどり、
純粋意識の自覚を取り戻そうとする自己運動です。
宇宙意識というと、遠いものだと考えてしまいますが、
誰でも、子供の時に感じていた慣れ親しんだ感覚であるということを
憶えておいてください。
メディテーション中、自我から、純粋意識に移っていく過程で、
ちょっと怖い感じがすることがありますが、
(高いところから飛び降りるような。)
実際、純粋意識の中に飛び降りてみると、ほっとするというか、
懐かしい感じになります。

金持ちや有名人になる、異性にもてる、などということは、
代替満足にすぎません。
純粋意識に還元するという状態を知らない限り、心が癒されることはありません。
物質の有り余る現代(一部の国だけですが)、人の心が、ますます、
すさんでいくのはごくあたりまえのことです。
心の不調、体の不調のためメディテーションに向かう人には、
純粋意識に回帰したいという、隠された意図があるのです。
心の不調であれば、カウンセリング、体の不調であれば、
病院に行けばいいはずですから。

○ 純粋意識と自我意識の違いをもう一度、説明します。
普通、意識されてるのは、自我意識です。
心と呼んでもいいです。心とは、思考の集まりです。
思考とは、感覚の集まりでできており、脳の中を流れる電気的な
波だと考えられます。
純粋意識とは、思考や、感覚を感じているベースの意識です。
メディテーションすると分かるのですが、
純粋意識は体の内にあるだけでなく、外へと連続しています。

メディテーションの話をする時、純粋意識−宇宙意識−ブラフマン
は、最も大事なキーワードとなります。
このメルマガでは、できるだけサンスクリットの単語を使わないように
しようと思いますので、主に、「純粋意識」と呼ぶことにします。

今回、体内エネルギーのことを書く時間がなくなりました。
ごめんなさい。これは、次回で。

======================================================================
◆ イルカ日記 「イルカさんの目」
イルカについて、一番特徴的なのが、彼らの目です。
「目は口ほどに物を言い」とか「目は心の窓」とか言いますが、
彼らの目は、それほどに、おしゃべりです。

2000年の9月にハワイ島で一番最初にイルカと出会った時です。
なんてやさしい目をしているんだろうと思いました。
半分閉じかかった、眠そうな目です。
全てを許容してくれている目です。
思い出せば、絶対誰でも泣いちゃう目です。

ある時には、完全に目を閉じているように見えます。
眠ってんの?って感じです。思わず、「渥美清かよ」って突っ込んじゃいます。
横から、ゆっくり近寄っていくと、イルカは眠そうな目を開け「ん?おまえか?
おまえなら知ってるよ。」といわんばかりに、また、目を閉じ、
ゆっくりと泳いで行きます。

イルカと泳ぐのにまだ馴れていない頃、
上から必死で、イルカに向かってダイブしていました。
細目で泳いでいたイルカがびっくりしたように、目が点(・。・)
になったのを憶えています。
その時から、私はイルカに対して、横から静かに近づくようにしました。

イルカは、Energy Field(エネルギー場)を持っている。という人がいます。
まったく同感です。
イルカの目が閉じているほど、強いEnergy Fieldを作っているように思います。
彼らは、天敵のサメなども注意しなくては、いけないのですが、
意識の相当部分を、純粋意識に向けながら泳ぐ
つまり人間で言えば、メディテーションしながら泳いでいることがある
と、私は思っています。

このことは、ハワイ島のイルカ(ハシナガイルカ)で確認したことであり、
御蔵島や、小笠原などでもそうなのかは分かりません。
これから一緒に泳いで、確認してみたいですね。

======================================================================
◆私の選んだ「まぐまぐVOW2」1位

○バイトの新人の女の子が、隣りのレジで、客相手に初めてのレジに挑戦して
いた。が、彼女は、緊張の余り「ひとまず○○円のお返しです」という、お釣
りの返し方を度忘れしてしまったらしく、「ひ……密かに2000円のお返し
ですっ」と言っていた。堂々と返せっ!
・・・「ウィークリーまぐまぐ」より

======================================================================
今回はこれでおしまい。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

☆次回こそ「体内エネルギー」についてお送りする予定です。
 ・人を癒す、イルカのエネルギーって?
 ・チャクラって?クンダリーニって?

御質問・御意見・御感想
イルカと泳ぎに行きたい。イルカと泳いだ体験などなど。
メールはozone@netlaputa.ne.jp
掲示板はhttp://www.netlaputa.ne.jp/~ozone/
の左メニューから入ってください。お待ちしています。
メールでの御質問については、この場でお答えします。
======================================================================
☆このメルマガは、転載・複写 自由です。☆

「メディテーション 〜イルカの夢、ヒトの宇宙〜 1号」(不定期発行)
・発行責任者: メディテーション編集委員会 ozone@netlaputa.ne.jp
・バックナンバー: http://www.netlaputa.ne.jp/~ozone/maga.htm
・ホームページ: http://www.netlaputa.ne.jp/~ozone/
 "DNA"(Dolphin Nature & Art)
〜イルカと泳ぎたい人と、イルカ的な生き方を探す人のためのWEBSITE〜
======================================================================
このメルマガは、『まぐまぐ』を利用して発行しています。
http://www.mag2.com/ (マガジンID: 0000080509)

登録・解除は『まぐまぐ』もしくは、私のHP"DNA"でお願いします。
http://www.mag2.com/m/0000080509.htm
http://www.netlaputa.ne.jp/~ozone/maga.htm