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メディテーション 〜イルカの夢、ヒトの宇宙〜

11号 (2002.5.1)

http://www.netlaputa.ne.jp/~ozone/
"D.N.A."(Dolphin Nature & Art)
〜イルカと泳ぎたい人と、
イルカ的な生き方を探す人のためのWEBSITE〜

　** 故・山手国弘氏と、
　　　　　　イルカたちからのインスピレーションによりお送りしています。**

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☆ 今回のお題「メディテーションの実習
　　　　　　　　　 〜 phase１．観照 その５．[夢の方法�V]」
☆ ドルフィン・スイミング情報 - 小笠原

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● メディテーションの実習は、自己責任で行ってください。

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・前号「とっちゃん坊や」という言葉を使いました。
これは、昔の流行語、俗語で、若い人には耳なじみがない言葉だったようです。
「とっちゃん坊や」→「ベビーフェイス」とでも読み替えてください。
これからは、死語は慎みます。(笑？)

◆ 唯識

人間は、自分の自我を客観的に眺めることができます。
普通大人は、頭部(顔と頭を含める)を中心に、ぼんやりと自分というものを
感じています。
自我の客観視できる部分を全て除くと、客観視できない部分が残ります。
我々は、純粋意識＝宇宙意識＝ブラフマンと呼び、仏教ではそれを「識」と呼ん
でいるようです。
仏教の「唯識」は、自我を観照することに似ているようです。
自我を観照することで起こってくるのは、「夢の感じ」です。

◆ 実習前のヒント

自分の意識全体を空にたとえてみます。
ベースの空全体は、純粋意識です。空に浮かぶ雲は、自我です。
雲は、次から次へと形を変えます。
時には空をべったりと覆い、空が見えないと感じることもあり、ある時には、
晴れ間が多く見られるかもしれません。

◆ 実習

１．まず、目を開けたまま自分というものをなんとなく眺めます。
"自分"という感じはどんな物でできているでしょうか？
視覚、聴覚などの五感、思考、顔の筋肉の感覚等の体内感覚、感情物質、
エネルギー感覚などが、頭を中心にぼんやりと広がっています。
五感と思考は最初は放っておいてかまいません。

２．雲(自我)の一片から始まって、徐々に、眺める範囲を広げていきます。
雲は刻々と形を変えますが、空全体を眺め続けながら、フォローしていきます。
その時、夢を見ている感じになることがあります。

雲の間に晴れ間(純粋意識)が見つかることもあります。
晴れ間に吸い込まれていく感じがしたら、握っているものを放す感じで、
その感じにまかせます。
(これを全託と呼びますが、全託の解説は後の号に譲ります。)

２．コツ
　前書いた観照の時のコツと同じです。
　a. 全体をふわっと眺める
b. 判断停止(解釈を入れず、ありのままを眺める)

３．注意
　自我は本当の自分ではないから、取り除こうとしたり、晴れ間を見つけよう
　と探したりしてはてはいけません。これは最もありがちな間違いです。
　これは、「判断、意志、イメージ」などの左脳の働きそのものです。

　自我がそのまま存在しつづけても、思考が継続していてもかまいません。
　ただ、ありのままを眺めてください。

◆ 点検

○ 夢を見ているような感じか、子供時代の感じになる。
○ 夢か子供時代の様子がフラッシュバックする。
○ 自分という感じが、一点ではなく、広がって感じる。
↑となればOKです。

雲の晴れ間を見つけられるようになれば、それはメディテーションの入り口です。

◆ オフィスが遊園地になる

自分の自我を観照することのメリットの一つは、いつでも、どこででも
できることです。
最初は、チラッと夢の感じが出てくる、そんなものでしょう。
私もその段階ですが、明らかに生活が変わり始めているのを感じます。

通勤電車なのに遠足に行く電車のように感じたことがありますか？
きっと、誰でも時には経験すると思います。
私もあるのですが、以前は偶然に起こるだけでした。
自我を観照するということを始めてみると少しの間ではあっても、自覚的に
夢感覚を経験できるようになってきています。

今は、通勤の途中とか、プールで泳いでいる時とか、ごく単純な動作の時に
限られます。
しかし、続けていれば24時間観照できるようになると思います。
24時間というのは、日常生活が、睡眠にも影響するからです。
自我を観照するということを始めてから、すぐに明晰夢を見ました。
それからは見ていないのですが、睡眠中のエネルギーの出かたはマイルドに
なってきました。

◆ 全生活瞑想

私は、メディテーションで一番大切なのは、全生活瞑想だと思っています。
今の時代では、「出家」というのは、現実離れしていますし、かえって
自分自身が見えにくくなるというマイナスもあります。
しかし、現実問題として、仕事に追いまくられるという生活があります。
そうであるなら、生活自体をメディテーションにするしかないと、ずっと
考えてきました。「現代ヨガの会」に参加していた時も、それは大きな課題
でした。

空間に自分のアイデンティティーを感じながら生活するにのは、容易では
ありません。
しかし、生活の中で、夢を見ている感じを呼び起こすのは、それほど難しくない
と思います。

人生が夢だ(これは喩(たとえ)ではありません。)ということが分かれば、
目を吊り上げて生きることはなくなります。
不安がなくなれば、必要以上に金や情報を蓄積する必要もなくなります。
そういう人が増えれば、人を蹴落とすのではなく、物も意識もシェアする社会に
なるでしょう。
メディテーションやドルフィン・スイミングは、このようなことの気づき
ではないでしょうか。

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◆ ドルフィン・スイミング情報 - 小笠原

私は、小笠原には行ったことありません (^^;
小笠原情報は、主に、口コミと妄想です。(笑)
ということで、まずHPをチェックしてください。↓

小笠原ホエールウォッチング協会
http://www.path.ne.jp/~owa/

小笠原観光協会
http://www.path.ne.jp/~bonin/

小笠原は、東京から南へ1000km、沖縄とほぼ同緯度にある亜熱帯の島々で、
冬の平均気温は、沖縄より暖かいそうです。
竹芝桟橋より「おがさわら丸」で25時間！乗り物に弱い人には勇気がいります。
しかも1週間に1便！

飛行場がない分、自然が保存されている・・はず。そして、いいドルフィン・
スイミングをするには、1週間ぐらい滞在しろと。

御蔵島のイルカの方が遭遇率も高く、フレンドリーかも、ということはすでに
書きました。
小笠原のメリットは、イルカとは、ほぼ1年中泳げ、12〜4月頃は、ホエール・
ウォッチングもできるということです。
ただし、台風のシーズンと、冬場は天候が安定しない時期もあるそうなので
確認してください。

生(なま)の小笠原の情報は、↓HP「いるか村」のメーリングリストを
お勧めします。小笠原のリピーターが多く登録しています。
http://www7.ocn.ne.jp/~mskz/irukamura.html

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◆ 私の選んだ「まぐまぐＶＯＷ２」１位

○私の姉が自分の足の短さを嘆いていると、姉の夫が「足なんかケツから床ま
であったらそれでええんじゃ」と言っていた。妙に納得した。

・・・「ウィークリーまぐまぐ」より

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今回はこれでおしまい。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

☆ 次回は「メディテーションの実習
〜 phase１．観照 その６．[夢の方法�W]
　　についてお送りする予定です。

・１重人格？多重人格？
・自我は、記憶である
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「メディテーション 〜イルカの夢、ヒトの宇宙〜 11号」（不定期発行）

・発行者： メディテーション編集委員会 〜 宮本 剛
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