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メディテーション～イルカの夢、ヒトの宇宙～

12号 (2002.5.15)

http://www.netlaputa.ne.jp/~ozone/
"D.N.A."(Dolphin Nature & Art)
～イルカと泳ぎたい人と、
イルカ的な生き方を探す人のためのWEBSITE～

　** 故・山手国弘氏と、
　　　　　　イルカたちからのインスピレーションによりお送りしています。**

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☆ 今回のお題「メディテーションの実習
　　　　　　　　　～ phase１．観照その６．[夢の方法Ⅳ]
☆ ドルフィン・スイミング情報 - 江ノ島

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● メディテーションの実習は、自己責任で行ってください。

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もちろん匿名とします。
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・[訂正] 前号で小笠原のことについて訂正があります。
「おがさわら丸」で小笠原に行き、次の便で帰ってくるとすると、6日間休みを
取ることが必要で、船上で1泊してしまうため(もちろん往復)、島に滞在できる
のは、着いた日、帰る日の半日ずつと、まる2日間のみになります。

◆ なぜ自分は自分なのか

なぜ思考や感覚は、一瞬一瞬で変わるのに「自分は自分」でいられるのでしょう？
昨日の自分と今日の自分は違うはずです。
「今鳴いたカラスがもう笑ろた」と言います。(これも死語ですね。)
子どもの時は、感情がくるくる変わるという意味です。
大人になるほど、自分の一貫性を保とうとする働きが強くなるようです。
これに気がつくことは重要です。
本来、人の気分も思考もくるくる変わるものなのです。
(特に)女性は、長電話が大好きですよね。くるくる変わる気分のままに、
お話しているため、右脳が働き、疲れないのではないでしょうか？
そうでなければ、何時間もしゃべれないと思います。
(ちょっと説明が大雑把でしたね。言葉をつかさどるのは、左脳のはずですが、
女性の長電話の時は、右脳が働いている気がします。そのメカニズムについては、
詳しくは分かりません。)

次に睡眠を考えてみましょう。
目覚まし時計が鳴って起きた時、たった今、夢見ていたことを忘れてしまう
ことも多いでしょう。
また、旅先で目覚めた時、「あれ？ここどこだっけ？」ってことありませんか？
こんなふうに、記憶が断絶することもがあっても、「自分が自分である」という
感覚に変わりはありません。
夢の中の自分も、起きてからの自分も連続しています。
なぜでしょうか？記憶を超えた何かがあるはずです。

◆ 多重人格(解離性同一性障害)を考えてみる

最近、"多重人格者"や"多重人格障害"が話題になります。
一人の人が複数の人格を持ち、自分の意志とかかわりなく、人格が入れ替わる
という一種の精神病です。

幼児の頃、虐待を受けたりすると、第１人格が、その記憶を思い出すことに抵抗
するため人格に分裂が起こり、第２人格以降の人格に自分の悲惨な体験を
肩代わりしてもらい、記憶を閉じ込めてしまうという、からくりらしいです。

◆ 自我とは、記憶である

自我のベースの部分は、純粋意識です。
純粋意識なくしては、時間、空間の感覚そのものがばらばらになってしまいます。
しかし、我々がぼんやりと自分だと思っている感覚は、「海馬」という脳の
部分により作られる、統一された一連の記憶ではないかと思われます。

私の感じでは、(科学的にはよく分かりませんが)人間は、一瞬一瞬、自分を
画像の中に入れて写真を撮るような感じで記憶し、自己確認をしているような
気がします。(これをつかさどるのが「海馬」のようです。)
そのため、後からばらばらな写真をつなぎ合わせることができるのです。
本来人間は、多重人格どころか、無数人格でもおかしくはないはずです。

しかしもちろん、記憶は自分の本体ではありません。
重度のアルツハイマーになれば、自分の名前を忘れてしまうほどにもなりますが、
それでも自分という感覚がなくなることはありません。
最後に残る自分の本体とは、ベースの純粋意識です。
自分の一番近くにあり、しかも一番遠くにあるもの、それが純粋意識です。

自我とは、ビデオのようなものであるともいえます。
ライブで見ていると思っているのは錯覚で、常に録画したものを見ているの
です。
そして時には、古いテープを巻き戻して見たりしているのです。

ライブで物を見ていることも、もちろんあります。
右脳が活動している時はそうなのですが、たとえば壮大な夕焼けなど美しいもの
を見た時などは、その一つです。
そこには、直接の反応だけがあり、「美しい」という言葉さえ忘れ、茫然と
立ち尽くします。
しかし、次の日、また同じ夕日を見てやろうと思って、河原を訪れた時は、
頭に録画された夕日とそれについての考えが支配しているため、もはや感動は
ないのです。

◆ LIVE！

人間は、同じ刺激の繰り返しに弱い動物です。
たとえ楽な仕事であっても、続けるとその内にいやになってしまいます。
しかし毎日の生活が、ライブになれば、退屈な日常の繰り返しはなくなります。

右脳にとって同じことの繰り返しはありません。
逆に左脳は、似たものは同じ物(シンボル)として扱い、脳に大量の信号が
送られるのを防ぐ性質があるようです。
前号で書きましたが、日常的に自我を観照することにより、夢感覚で生活すれば、
右脳が常に活動するはずです。
そうなれば、子どものように、同じことを繰り返しても飽きず、単調な生活の中
にも変化を見つけることができるようになるでしょう。

毎日の生活をLIVEにする、オフィスを遊園地にする。
これは、私の挑戦でもあります。
本来ばらばらな人格が自我によってつなぎ合わされている様子を常に観照する
ことで、最終的には純粋意識を発見できるはずです。
これは、24時間継続して実行できるという利点があります。

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◆ ドルフィン・スイミング情報 - 江ノ島

神奈川県藤沢市の江ノ島に母子のイルカが住み着いたのは、1999年の10月頃
だそうです。
少し前から、私もこのことは知っていましたが、詳しい情報を得たのは最近です。
↓『えのしまイルカ』で、イルカの情報と、関東の野鳥などの写真が
見られます。はっきり言って、すばらしくきれいです。

『えのしまイルカ』
http://www.enoshimairuka.com/

残念ながら、母子イルカは、ジェットスキーなどに追いまわされ、最近は姿を
あまり見かけないようです。イルカと泳ぐ限り、常に突きつけられる問題は、
人間のエゴと、環境問題です。(もちろん私自身の問題でもあります。)

GWに、江ノ島へ行ってきましたが、もちろんイルカはいなくて、ゴミを拾って
帰ってきました。とにかく、すごいゴミの量です。
環境に敏感なはずの釣り人が、潮溜まりにポイポイ、タバコを捨てています。
あんな汚い所にイルカがいたなんて奇跡なのに、その奇跡さえジェット・スキー
で追い払ってしまうとは。・・・
人間って。・・・日本人って。・・・(-_-).｡oO

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◆ 私の選んだ「まぐまぐＶＯＷ２」１位

○夕食時にテレビを見ていた母。
「あ、知っとるこの人。日産の社長やろ。外人やのに社長なんてようやるわ。
普段は日本語しゃべっとるんやろか？」
テレビに映っていたのはミスター・ビーンだった。

・・・「ウィークリーまぐまぐ」より

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今回はこれでおしまい。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

☆ 次回は「メディテーションの実習
　　　　　　　　　～phase２．全託」
　　についてお送りする予定です。

　・宇宙へ飛び出せ！？
　・空へも飛び出せ！？
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「メディテーション～イルカの夢、ヒトの宇宙～ 12号」（不定期発行）

・発行者：メディテーション編集委員会～宮本剛
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