_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

メディテーション 〜イルカの夢、ヒトの宇宙〜

19号 (2002.9.4)

http://www.netlaputa.ne.jp/~ozone/
"D.N.A."(Dolphin Nature & Art)
〜イルカと泳ぎたい人と、
イルカ的な生き方を探す人のためのWEBSITE〜

 ** 故・山手国弘氏と、
      イルカたちからのインスピレーションによりお送りしています。**

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

・このメールマガジンは配信を希望された方だけに配信しています。
 登録解除を希望される方は一番下の解除の方法をご覧下さい。

☆ 今回のお題「山手国弘氏のこと PartU〜山手氏はなぜ死んだのか〜」

========================================================================
● メディテーションの実習は、自己責任で行ってください。

* 注意事項 最新更新日(3/17/'02)
** メディテーションの基本はバックナンバー1〜3号
*** メディテーション用語集 最新更新日(9/1/'02)

http://www.netlaputa.ne.jp/~ozone/maga.htm

●『創業夢宿』(山手国弘氏のHP)
http://www.demeken.co.jp/tokiwa/meta/sougyo/

========================================================================

・メディテーションの明も暗も明らかにするのが、このメルマガのポリシー。
『現代ヨガの会』の主催者であった、山手国弘氏が亡くなった事を避けて通ることはできません。今回は、彼の死の意味をとことん考えてみました。

◆ 山手さんが死んじゃった。

私が山手氏の死亡を知ったのは、1996年の12月21日のことだと思う。
何週間かぶりで、『現代ヨガの会』へ出席すべく、江古田の「浅間湯コミュニテ
ィーセンター」へ向かった。
そこで、「山手さん死亡のため、しばらく『現代ヨガの会』は休止します。」と
いうメッセージを見たのである。
一瞬、「山手さんの家族のこと?」と思ったのだが、奥さん(奥さんは山手さんよ
り10歳ほど若い)も、もちろんお子さんも、まだ死ぬような年齢ではない。
そして、山手さんは家族が死んでも『現代ヨガの会』を休むような人ではない。
ヨガの大聖と呼ばれる人が、エネルギー励起状態が止まらなくなり、代謝毒が発
散の許容量を超えて解けて、死に至ることがある。
やはり、死ぬとすると山手さんしかいないな。・・・
などと混乱した頭で考えながら自転車をこぎ、アパートへ帰る。
仲間に急いで電話してみると、やはり山手さんは亡くなっていた。

◆ 山手氏の死亡の経緯

山手さんは、毎日、歩行瞑想の前に水を浴びる。
彼がなかなか風呂場から出てこないので、不審に思った奥さんが、行ってみると、
彼は、浴槽の中で溺れてしまっていた。
以前彼は、蛇口から水を飛ばして水のプラズマを取り入れていたのだが、亡くな
る数年前から、浴槽にお湯を張ってメディテーションしていた。
当日、いつも以上の代謝毒が解け、浴槽で気を失ったらしい。

このような死に方は、我々の予期しないものであった。
自分の死を予知することもなく、事故死するとは。・・・

◆ 200歳以上生きる人類

山手さんは、「自分は、最低でも200歳以上生きる」と話していた。
「屋久島の縄文杉は七千数百年生きているといわれている。同じ細胞の起源を持
つ人類が、100年そこそこしか生きられないはずはない。」
「人類は少なくとも1000年以上生きられるようにならないと、本当の霊性は発揮
できない」とも言っていた。
『現代ヨガの会』で、彼のエネルギー共鳴を直に浴び、彼の肉体の若返りを見て
いた我々だけは、少なくともそれを疑っていなかった。

◆ 瞑想抵抗は、2度我々を襲う。

メルマガ3号で「瞑想抵抗」の事を書いた。
釈迦がメディテーションをしていると、マーラという魔物が現れ、釈迦の邪魔を
したという。マーラとは、釈迦の自我(スーパーエゴ)そのものである。
これが、自我の第1の攻撃であり、釈迦はたやすくこの攻撃をかわす事ができた。
釈迦のメディテーションはさらに進み、完成に近づく。
釈迦は、人々が自分の教えを理解するのは不可能だと思い、世間を退いてさらに
メディテーションをさらに進めようとした。
その時に、梵天が現れ、「世間の人々を救うために教えを広めてくれ」と頼まれ
る。釈迦は、梵天の願いを聞き入れ、鹿野苑(ろくやおん)で、説法を始める。
私は、"梵天"=ブラフマ神(ブラフマンを神格化したもの)とは、やはり、釈迦の
スーパーエゴであると考える。
釈迦は、仏教でも未完成であると考えられている。
彼は、自分が完成した後に教え始めても良かったのではないか?
釈迦は自我にそそのかされ、完成に至れなかったのではないか?

◆ 山手国弘、金儲けに走る?

山手さんを神格化することは、私の本意ではないし、彼の本意でもないだろう。
彼自身「私が死ぬようなことがあれば、私のまねをしてはならない。」と言って
いた。

数年前「山手さんは、金儲け主義だ」ということをチラッと耳にしたことがある。
その頃はまるで気にも止めなかったのだが、今振り返ると思い当たるふしがなく
もない。
『現代ヨガの会』の実習会の料金の値上げ、入場料5000円もの講演会の実施、断
り続けていた、本の出版などがそれある。
なぜ彼は、死の数年前からそのような今までにない行動をとったのか?

◆ 山手氏はなぜ死ななければならなかったのか?

ずばり結論から言う。
彼自身の自我の2度目の攻撃で彼は死んだ。
第1の攻撃については、彼から聞いたことがある。
彼の"マーラ"=自我は、「脳の掃除が進むと、自我(自分)が無くなってしまうじ
ゃないか。」と、囁いたそうである。
山手さんは、「直接脳を掃除するわけじゃない、手や足の末端を掃除するだけだ。」
とごまかしたのだそうだ。もちろん末端を掃除すれば、経絡(エネルギーの通り道)
は、脳までつながっているため、脳は自動的に掃除される。
しかし、自我はすんなりと納得したそうである。
山手さんは1日22時間メディテーションしていたので、自我が山手国弘の"主人"で
いられるのは、1日わずか2時間だけになった。
ただし、彼の自我はまだ生き残っていた。
(山手さんの方法では、脳の下から順に掃除を進めていくため、自我のある大脳新
皮質の掃除は、最後になる)

さて、ここからは、私の想像である。
山手さんの脳の掃除も終わりに差しかかった。(これは、山手さん自身が言ってい
た)
彼の"自我"は言った。「このままでは、そろそろ私(山手さんの自我)は消えてなく
なる(死ぬ)。そうなれば、私の本体は宇宙と永遠に一体になり、家族は、自分と
は遠い存在になる。
今のうちに少しお金を稼いで、家族に残さなければならない。そして、我が子を
何とか就職させねばならない(山手さんのお子さんの一人は、喘息のため、親元で
生活していた)。そのためには、空間の意識=ブラフマンの力も使おう。」・・・

山手さんは、亡くなる数年前から、空間の意識の力を自分の子供のために使って
いたのではないか?私は、そう疑っている。・・・確証はないが。
もしそうだとすると、山手さんの死に様にも納得がいく。
前号で書いたが、初期の頃でさえ台風を動かせたほどパワーがあったのだから、
晩年には、彼は恐ろしいほどのパワーを持っていたはずである。
それを家族のためとはいえ、自我の思うままに使うとすれば、かなり悪魔的では
ないか?

◆ 学んだこと

1.自我の2度目の攻撃は、1度目よりもはるかに強力で、狡猾なものである。
天使の顔をしてやってくるから。
しかし、2度目の攻撃をかわせばゴールは近い。

2.体のカルマ(代謝毒)の掃除以外に空間の意識の力を使ってはならない。

◆ 終わりに

「宇宙の書くシナリオは分からない」・・・山手さんが死んで、しみじみそう思
う。あと一歩で、完成に至るところだった人間が、21世紀を見ることもなく逝っ
てしまうとは。

宇宙は、自我を持った人間がメディテーションするのを拒んでいるようにも見え
る。もっとも、自然の一部である人間が、これだけ自然からかけ離れた自我を持
っていることも不思議だけれど。
さて、これから宇宙はどんなシナリオを用意しているのだろうか?
超新人類はいつ誕生するのだろうか?
それとも、その前に地球は火星のような灼熱の惑星になってしまうのか?
どちらのシナリオも有り得るのである。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
========================================================================

◆ イルカ情報は、今回はお休みします。
     
========================================================================

◆ 私の選んだ「まぐまぐVOW」1位

○ウチの小学2年生の娘の「夏の友」を見つけた。その中に一日の予定を書く
ところがあって、「7時 あさ起きる・ラジオ体操」から、「よる8時 おふ
ろに入る・よる9時 ねる」まで順調に書き込まれていたが、その後の予定が、
「よる10時 ねてる」になっていた。

・・・「ウィークリーまぐまぐ」より

========================================================================
今回はこれでおしまい。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

☆ 次回は「宮本 剛のこと」をお送りする予定です。
・宮本 剛って何者?
・宮本 剛って何様?

========================================================================
「メディテーション 〜イルカの夢、ヒトの宇宙〜 19号」(不定期発行)

・発行者: メディテーション編集委員会 〜 宮本 剛
・バックナンバー: http://www.netlaputa.ne.jp/~ozone/maga.htm
・ホームページ: http://www.netlaputa.ne.jp/~ozone/
 "D.N.A."(Dolphin Nature & Art)
〜イルカと泳ぎたい人と、イルカ的な生き方を探す人のためのWEBSITE〜

☆ ご質問・ご意見・ご感想・イルカと泳ぎに行きたいなどなど。
* ご質問は、特別な理由のない限り、メルマガに掲載させていただくことが
あります。もちろん匿名とします。

E-mail = ozone@netlaputa.ne.jp
========================================================================
このメルマガは、『まぐまぐ』を利用して発行しています。
http://www.mag2.com/ (マガジンID: 0000080509)

登録・解除は『まぐまぐ』か、私のHP"DNA"でお願いします。
http://www.mag2.com/m/0000080509.htm
http://www.netlaputa.ne.jp/~ozone/maga.htm