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メディテーション 〜イルカの夢、ヒトの宇宙〜

3号 (2002.1.9)

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ozone@netlaputa.ne.jp

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☆ 今回のお題「メディテーションの効果と副作用」

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〜メディテーション(瞑想)は、諸刃(もろは)の剣である。〜

◆ メディテーションの効果
メディテーションは、純粋意識(=宇宙のベース)に依拠するため、
メディテーションを正しく実習すれば、その恩恵は計り知れないものです。
それは、現世利益を超えたものです。

まず、代謝毒の発散のメカニズムを簡単に書きます。
我々の純粋意識は、ベースの意識であり、宇宙に遍満する意識であることは
すでに書きました。
ふだん大人は、意識とは、体の中だけにあるものだと思い込んでいます。
しかし、メディテーション中、自我意識から、純粋意識にリアリティーが
移っていくと、自分の体の中だけで感じてきた意識を、体の外側にも感じる
ようになります。

大人になると忘れてしまっているのですが、子どもが、歓声を上げて
遊んでいる時など、子どもの純粋意識は、体の外側の純粋意識とつながって
います。
この状態では、プラズマによって溶かされた代謝毒は、外側の純粋意識の
力により容易に体外に運ばれます。これを発散と呼びます。
また、日常の意識状態でも、いくらかは体の皮膚および指先などの末端から、
発散していきます。これを自然発散と呼びます。

1日に代謝毒のたまる量はほぼ決まっているので、1日にそれ以上の代謝毒を
発散すれば、それまでに蓄積された、老化物質は徐々に取り除かれ、老人でも
10代の若者以上の体と脳を取り戻すことが可能です。
実際、「現代ヨガの会」の山手氏は、メディテーションを始めた、48歳の頃
より、70歳の頃のほうがずっと若かったのです。
もちろん、病気とは無縁になります。

精神的にはどうでしょう?
「自分が宇宙である」という感覚以上のものが、この世にありえるでしょうか?
私は昔、スカイダイビングをやっていました。現在ドルフィン・スイミングを
やっています。どちらも気持ちいいのですが、それでもメディテーションの
入り口に過ぎません。

「風のない所では灯火は揺れない」というたとえがあります。
心を静めることはできませんが、自分のリアリティーが純粋意識に定まれば、
心は自然に静かになります。
この感じを言葉で説明することは不可能です。

◆ メディテーションの副作用
 メディテーションの効果は計り知れないと書きました。
しかし、心身のユートピアを求めて、メディテーションを始めても、
それほど簡単には行かないことに、すぐ気付くはずです。なぜでしょうか?
その理由は、我々の自我そのものにあります。

1.瞑想抵抗
 キリストが、荒野で、メディテーションをしていたそうです。
そこへ悪魔が現れ、「メディテーションを止めろ。止めるなら、ソロモンの栄華
をおまえにやろう」と言ったそうです。
また、釈迦がメディテーションをしていると、マーラという魔物が現れ、釈迦の
邪魔をしたといいます。
実は、悪魔もマーラも彼らのスーパーエゴ(自我が変化したもの)にすぎません。

心身の病気にかかった時、悩んでいる時、また、能力向上等の目的で、
人はメディテーションに向かいます。
しかし、少しメディテーションが進んでくると、自我は、メディテーションを
止めさせようとします。
これを「瞑想抵抗」と呼び、100%の人が経験します。

人間の自我とはなんでしょうか?
実際は、大脳新皮質の上の社会プログラムに過ぎません。
夢の世界の住人であった子どもは、やがて大人になります。
言い換えると、人間は、社会プログラムに乗っ取られていくのです。
(あなたも私も、自我を自分自身だと思っていますよね。(^^;;; )
社会プログラムは、成長すると生き物のようになり、さかんに自己防衛
するようになります。(「2001年宇宙の旅」に出てきたコンピュータHAL9000が
思い出されます。)

メディテーションとは、自我から、純粋意識へリアリティーが移っていく過程
です。宇宙の記憶回復の過程とも言えます。
メディテーションの途上で、自我は、人生の主人公の座から追われてしまう
のです。
言葉を変えると、自我は自分自身が存在しなかったことに気付き始めるのです。
このことがはっきりしてくると、自我は、必死で抵抗を試みます。
しかも手口はかなり巧妙です。

「メディテーションを始めてから人間的でなくなった」
「私は、人間の尊厳を大事にしたい。人間として堂々と死にたい」
「メディテーションをするようになって、彼が遠くなっていく気がする」
「メディテーションを始めてから、好きなものも食べられない」
など、自我はさまざまな理由を発明し、メディテーションを止めさせよう
とします。
自我は、今の自分を変えたくないのです。
自我の一番好きなもの、それは「現状」という名前のぬるま湯なのです。

2.ヨガサイクル
 メディテーションの途上で、心身のUPの状態と、DOWNの状態を繰り返す
ようになります。これをヨガサイクルと呼びます。

メディテーションが少し進んでくると、高揚感を感じる、直観力、創造力が
高まる、やる気がわいてくる等の時期がきます。
これがUPのサイクルです。
UPのサイクルでは、体内エネルギーの量が増え、頭の代謝毒が溶けやすく
なっています。
このことを知らず、仕事をし過ぎたり、新しいことに手をつけたりすると、
代謝毒の溶解の量が増え、発散の量を上回るため、あっという間に、DOWNの
サイクルに入ります。

我々は、心身を安定させるために、メディテーションを始めたはずです。
それなのに、何もしていない人のほうが、よほど安定していて、健康で
楽しそうに見えます。
「何でメディテーションなんて、始めちゃったのかな?」
メディテーターが、必ず経験するジレンマです。

おまけに、今まで、純粋意識を外側に感じていたのに、代謝毒が、べったりと
体の表面を覆うため、外側に純粋意識を感じられなくなります。
せっかく、メディテーションが分かったと思っていたのに、まったく
分からなくなり、見通しのきかない状態になります。
最近調子がいいと、友達に自慢していたのに、今は落ち込んで、魔法が消えて
しまったと感じるでしょう。
人によってはこの段階で、メディテーションを放棄してしまいます。

◆ B氏の場合
 ここで、コメディアンで、映画監督でもあるB氏を例に見てみましょう。
メディテーターだけが、体内エネルギーが強いわけではありません。
天然に体内エネルギーの強い人も多いです。
彼の場合も、エネルギーが強そうな感じがします。
まず、歳のわりに、顔に老人性のシミが多く見られます。
これは、エネルギーによって、脳の代謝毒が解け、老化物質(リポフスチン等)
が、表面を流れ、顔に出てきた証拠です。
彼のように、自分のプライバシーをオープンにしていると、意識は比較的
外に出やすいため、エネルギーは外側を流れる傾向があります。
(代謝毒が体の中心を通ると、内臓をやられる危険があります。)

いずれにしても、体が処理できる量以上に代謝毒を溶かすと、体に止まることに
なります。
このような状態の時に、体を壊したり、事件や、事故を起こしたりします。
彼の場合、大きな事故の後、仕事ができない時期があり、代謝毒の融解より
発散が優先したのだと思います。
そのため、その後、映画で賞を貰ったりしています。

彼のように、エネルギーの流れが強いと、ラッキーとアンラッキーが比較的
分かりやすく現れます。
普通の人の場合、ラッキーとアンラッキーの因果関係がはっきりしないことが
多いのですが、やはり、代謝毒の溶解と発散が関係しています。
慢性病の場合、代謝毒の流れが、ある場所に長期間集中していることが
原因であることは、間違いありません。

◆ それでも進みつづける
 メディテーションを実習することは、川を渡るのに似ていると思います。
中には、足をちょっと濡らすだけの人もいるでしょうし、流されながら、
ようやく、向こう岸にたどり着く人もいるでしょう。
しかし、誰も、体を濡らさずに川を渡りきることは不可能です。
残念ながら、これは断言できます。

釈迦は中途半端に修行をすると続けていくことも、引き返すこともできなくなる
と言っています。
いったん、強くなった体内エネルギーは、簡単には収まりません。
これは、代謝毒の溶解が止まりにくいことを意味します。
逆に、代謝毒の発散は、体内エネルギーの増加に伴って自動的に増えるとは
限りません。ぱったり発散が止まることもあるのです。
そうなると、代謝毒の溶解だけが続くので、メディテーションを実習する
前より、心身ともに不安定になることもあります。

メディテーションを実習するには、「機会」があると思います。
花のつぼみを無理やりこじ開けるようなことをしても、結局、副作用だけが
増えるということにもなりかねません。

こうして見てくると、メディテーションを始めることにしり込みする人も多いと
思います。
しかし実際は、メディテーターにとっては、副作用は友達なのです。
人間の自我が「ぬるま湯」状態を好きであることは書きました。
副作用がなければ、自我は、現状を維持しようとし、メディテーションは
一向に進まないのです。
あなたは、副作用が起こった時、「やっぱりメディテーションなんて
止めとけばよかった」と考えるでしょうか、それとも「副作用はアクセル
である」と考えるでしょうか。
後者のように考えることのできる人は、川を渡りきることのできる人です。

戦争や、飢えや、オゾンホールや、地球温暖化など、全ての問題は、人間のせいではありません。「人間の自我」のせいです。
たとえ、人間が200億人に増えたとしても、純粋意識に依拠した新しい人間で
あるなら、何の問題もありません。
人間が60兆個の細胞の集まりであるように、各々の人間がガイアの1つ1つの
細胞として生きていくなら、人間はこの地球をもっと豊かにするのです。
決して、地球を搾取するがん細胞ではなくなるのです。
その答えの一つが、メディテーションです。
もっとも、メディテーションには内容も目的もありませんが。

◆ まとめ
 ・メディテーションは、効果も副作用も大きい諸刃の剣である
 ・「瞑想抵抗」− 自我は、巧妙にメディテーションの邪魔をする
 ・「ヨガサイクル」− 体内エネルギーが増えると代謝毒の溶解も増えるため
  心身のUPとDOWNのサイクルができる
 ・中途半端にメディテーションをすると続けることも、引き返すことも
  できなくなる
 ・副作用は友達

◆ この号の終わりに
 いかに「ヨガサイクル」のUPの状態をキープし、DOWNの状態をカットするか、
これは、後の号で具体的に取り上げます。
今回は、メディテーションの副作用の説明にとどめます。

ごめんなさい。「イルカ日記」はお休みします。

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◆ 私の選んだ「まぐまぐVOW2」1位

○友達の母親はハワイ旅行に行った際サンセットクルージングを楽しんだ。そ
の時、「サンセットっちゃ食事とクルージングと後一つはなんね?」と聞いて
いたそうだ。
・・・「ウィークリーまぐまぐ」より

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今回はこれでおしまい。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

☆次回は「電磁波等の体への影響」についてお送りする予定です。
 ・パソコン、携帯電話などの電磁波があなたの心身を蝕んでいる?!
 ・ヘッドホンを長時間使うと××!

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