プールで泳ぐ奥義

1. 快感>不快感の原則

 ノルマは二の次。
 気持ちいい範囲で泳ぐ。

 ○ 有酸素運動ってなに?

  有酸素運動とは、1分間に脈拍が、120〜130回程度の運動で、
  この範囲で、20分以上運動をすると、体内の脂肪などが消費され、
  ダイエットなどにもいいようです。
  泳いでみて分かる事は、気持ちのいい感じで泳いでいれば、
  有酸素運動の範囲であるということです。
  体に有害な、活性酸素も、有酸素運動の範囲では、ほとんど発生しないそうです。

  ちょっときついなと感じたときは、有酸素運動の範囲を超え、
  無酸素運動の範囲に入っているはずです。
  〜m泳ぐとか、ノルマを決めて泳ぐのは悪い事ではありませんが、
  「楽しい」という感覚のほうを優先し、徐々にメニューを重くするべきです。
  体調の悪いときは、泳ぐのを中止する勇気も持ちたいものです。

 ○ 脳物質の働きを知る。

  運動をすると、その苦しさを打ち消すために、エンドルフィンなどの、
  快感物質が脳から分泌されます。
  ランナーズハイなどで知られる、運動のときの高揚感は、このような脳物質によります。
  泳ぎ終わったとき、快感物質の量が、疲労感を上回っているべきです。
  この範囲で運動を続ければ、必ず長続きするはずです。

 ○ 自分にお土産をあげる。
  ・ 泳ぎ終わって、コンビニで、何かおいしいものを買って帰る。
  ・ 水分の補給も忘れないようにしたい。
  ・ また、みんなとわいわい話す時間を持つ。

  上記の脳物質の話の続きにもなりますが、脳の「海馬」という部分で
  泳ぐこと自体が楽しい+泳いだ後楽しいことがあるという、記憶が判断され、
  泳ぐ=楽しい、という一種の反射が形成されます。

  「気持ち良かった。楽しかった。明日もプールに行きたい。」
  これが、プールを後にするときの正しい感想であるべきです。

2. 泳ぐことを楽しむ。
  
 さらなるリラクセーション!

 どんな人でも、泳ぐことは楽しいはずです。
 なぜなら、だれでもお母さんの子宮の羊水という海で泳いでいたからです。

 ○ まずは、水中でリラックスして、ウォーミングアップじゃっ。
 
  水が苦手な人は、すぐに泳がない。
  水が苦手な人でも、水中に15〜20分いると、右脳が活発に活動し、
  リラックスできる事が分かっています。
  私の場合、最初に25〜50m歩いたり、ジャンプしたりして、体の浮遊感を楽しむようにしています。
  
 ○ 風景を楽しみながらながら泳いでみる。→五感のすべてを使う。

  私の今泳いでいるプール(西池袋温水プール)は、
  屋根がガラス張りで、開閉式です。暑い日の、昼間は、ぱかっと開いて、かなり雰囲気いいです。

・ 日の光に揺らめく水の影を見る。
・ 他の人の泳いでいるのを見る。
・ 水の音を聞く。
・ 水の流れを全身で感じる。


  苦しい感じに意識が集中すると、酸素は、脳で大量に消費されます。
  風景を美しいと感じる事で、脳で消費される酸素を抑え、
  息も長く止めることができます。
  イルカと泳ごう・2(テクニック・装備編)も参考にしてみてください。

 ○ クリエイティブに泳いでみる。

  創造的に泳ぐことで、マンネリに陥らず、楽しく泳ぐことができます。

  ・ 4種目全部を試す。
  ・ クロールで、2ビート泳法を試してみる。(6ビートより疲れない)
  ・ 手はクロールで、足は、ドルフィンキックで蹴ってみる。
  ・ あまり人がいなければ、クロールから背泳ぎに映ったり、くるくる回ってみる
  ・ ビート板を使う。ビート板で遊ぶ。ビート板でラッコになってみる
  ・ イルカ、アザラシ等をイメージして泳いでみる。
   TV番組などで、彼等の泳ぎを参考にする。

 ○ クリエイティブに休んでみる?
  

  ・ じゃまにならなければ、仰向けにぷかっと浮いて休む。
   (私は、昔から海でぷかっと浮くのが好きでした。)
  ・ その際、目を閉じ、空間を感じてみる。


 ☆ 科学的に間違いがあれば、ご指摘ください。こちらまで。




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