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メディテーション 〜イルカの夢、ヒトの宇宙〜

臨時増刊 (2003.9.26)

http://www.netlaputa.ne.jp/~ozone/
"D.N.A."(Dolphin Nature & Art)
〜イルカと泳ぎたい人と、
イルカ的な生き方を探す人のためのWEBSITE〜

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☆ 今回のお題「ハワイ島ドルフィン・スイミング・ツアー3報告」

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前のメルマガ発行から、約半年が過ぎようとしています。
『まぐまぐ』さんから、「10月1日をもってマガジン停止の処理をさせていただき
ます。」との連絡をいただきました。とりあえず、このメルマガを持って急場を
しのぐこととします。(^^;

当メルマガは無料で発行しているものであり、一応「不定期発行」と銘打っては
いますが、このメルマガを楽しみにしている読者に迷惑をおかけしたことをお詫
びします。
さらに残念ながら、メルマガを不定期にも発行し続けることが(時間的に)不可能
なため、次回をもって本メルマガの最終回とさせていただきます。
何かご質問のある方は今のうちにどうぞ。(特に断りのない限り匿名で次号でお答
えします。)

* 今回のツアーのイルカ画像をUPしましたので見てくださいネ。全て1024*768の
解像度で載せています。
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◆「終わり良ければ全て良し。」(私の最近の座右の銘)

今回のハワイ島ツアーも色々ありました。特に人とのトラブルが多かったです。
待ち合わせの時間をきっちり打ち合わせなかったばかりに2回もビーチに置いてき
ぼりにされたり、2000年でセミナーのお世話になったダグ&トリシュの家にうかが
う予定もすれ違ってしまいました。こんな時は、私の頭の脳カルマ(代謝毒)が溶
けている証拠です。誰のせいでもありません。

今回はツアーに出る前に、準備疲れしていました。全てを計画的に進めようとい
うのは、イルカ的=瞑想的ではありません(宿と航空券は早めに予約する必要があ
りますが)。今年からADSLを導入したため、1円の安さ、ちょっとの便利さを求め
て、インターネットにかじり付いていたことが反省点ですね。

しかし、相変わらずイルカたちは、優しく、美しく、私を受け入れてくれ、私の
思考をネガティブ→ポジティブに変えてくれました。

◆「イルカといると、愛されていると感じます。」・・・(ピーター・ラッセル)

私は今回のツアーで、ある人から「イルカが恋人なの?」と聞かれました。私は、
「兄弟かな?親戚かな?」と答えておきました。後でよく考えてみたのですが、
どれも違うのです。イルカの"愛"は、人間のそれとは違うのです。

さて、我々の考える"愛"とは、どんなものでしょう?なぜ私は○○さんと友達な
のでしょう?なぜあなたは○○さんと恋人なのでしょう?私が○○さんと友達に
なるためには条件が必要です。趣味がいっしょだとか、○○さんの性格がいいか
ら、私と馬が合う・・・恋人も同じでしょう。私と親、兄弟との関係は血縁とい
う条件によります。しかし、条件が変れば我々の愛は薄れ、時には憎しみに変る
のです。

しかし、イルカは違います。イルカの愛は「無条件」なのです。彼らは、我々に
餌をもらっているのではありません。我々が心を開きさえすれば、彼らはそれに
応えてくれるのです。
山手さんは、実習会で"愛"を肯定したことはありません。そればかりか、愛←→
憎しみという2分される人間的な愛に対して「それはカルマ(歪み)である。」と
常に断言してきました。特に親子の愛は人間の最大のカルマです。しかし、イル
カの愛とは釈迦の言う"慈"と同じではないかと思います。人の純粋意識とイルカ
の純粋意識が融合した時、我々が感じるもの・・・一体感、それはやはり"愛"と
しか表現できないものです。それが、私にとってドルフィン・スイミングの全て
であるとも言えます。そのために長い休みを取り、ないお金をはたいて、ハワイ
島まで行くのです。

◆「一期一会」

とはいえ、我々はイルカにさえ、人間的な愛情を持ち込もうとします。私は、イ
ルカの固体識別をするのが好きです。今回も非常に近くで泳げたため、若く見え
る彼らでも体に傷がついているのがよく見えました。歯ブラシのような形の傷が
あるイルカや、長い傷があるイルカも私とよく遊んでくれました。また、背びれ
の先が少し折れ曲がっているイルカもいました。また、同じイルカが泳いでくれ
たらと願うわけです。

しかし、2000年、2001年のPOD(群れ)も、今年のPODもメンバーが入れ替わってい
ます。2000年に私と遊んでくれたイルカは、もういません。
今年のPODは、私が以前、一緒に泳いだ顔なじみであるから一緒に泳いでくれたわ
けではありません。ドルフィン・スイミングとは、まさに「一期一会」です。ま
た今度ハワイ島を訪れた時、PODが入れ替わっていたとしても、新しい彼らは私と
一緒に泳いでくれるでしょう。
もちろん、あなたが初めてハワイ島(あるいは、御蔵島、小笠原)を訪れたとして
も、リラックスして心を開きさえすれば、イルカたちはあなたと泳いでくれるで
しょう。

◆イルカを越える日

イルカはスピリチャルな意味では、現在の人間(大人)をはるかにしのいでいます。
しかし、人間は、意識的に瞑想できる地球上で唯一の動物です。人間が本来の霊
性を取り戻した時、人間の純粋意識は、はるかにイルカ、クジラを越えるでしょ
う。
イルカたちが私をどこへ連れて行ってくれるのか、私にはわかりません。しばら
くは、私のイルカ、クジラ・アドベンチャーは続くでしょう。とにかく彼らは、
常に私に何かを教えてくれます。彼らと泳ぐ時だけでなく、泳げなかった時も、
私が陸に上がった時も私に何かを教えてくれます。

我々の愛には"私"というものがあり、イルカたちの愛には"私"がありません。そ
れが彼らの愛の美しさです。彼らの教えの最大のものはそれだと思います。

"私"という感覚を保ったままでは誰も幸せにはなれません。歴史時代だけでも数
千年、人類は同じことを繰り返してきました。
我々の考える幸せとはなんでしょうか?隣のあの人より、少しでもいいものを着、
いい物を食べ、いい車に乗ることではないでしょうか。我々の欲望は常に"私"を
肥大化し、肥大化した"私"は、さらに欲望を肥大化させるのです。
我々の欲望=自我は、地球を破壊するところまで来ています。増えすぎた癌細胞
によって人間が死んでいくようにです。

私は今、切実に思います。イルカのようになりたいと。それは、イルカのように
泳ぎたい、イルカのように美しくなりたい、イルカのように海で暮らしたい、と
いう意味ではありません。"私"の感覚なく愛し、"私"の感覚なく考え、"私"とい
う感覚なく生きたい・・・そういう意味です。
実際そうなれば、もはやイルカと泳ぐことはなくなるかもしれません。

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今回はこれでおしまい。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

☆ 次回は「最終回〜ヴィパッサナー瞑想を越えて、イルカを越えて」をお送りす
る予定です。
・ヴィパッサナー瞑想の限界
・"私"は幸せにはなれない。

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「メディテーション 〜イルカの夢、ヒトの宇宙〜 臨時増刊」(不定期発行)

・発行者: メディテーション編集委員会 〜 宮本 剛
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