ろばQ日記200206[RobaQ's Diary 200206]

0601

1950年に所謂電波 3 法 (電波法、放送法、電波監理委員会設置法) が施行され、1951年に総務省 (当時: 郵政省) が制定。06月01日は電波の日! デムパァー!

あーあ、壊れちゃったよ。

Block レベル要素に影をつけてみる風 (今の所 Mozilla 限定)

table tag とか div とか span とかの style container を使わずに、要素を表示する時の box に CSS のみで影をつけてみる。

できない、と思い込んでいたので、ちょっと嬉しかったり。

ちなみに、意図どおりに CSS の設定を表示してくれるのは最近の Mozilla 限定。少なくとも 1.0 RC 3 なら (打ち消すユーザスタイルシート使ってなければ) 表示してくれる。

0602

那珂川さん宅で TRPG 3本立て。

TRPG って基本的に内輪が楽しいゲームだし、他に何も (ここに書くようなことを) やってないので、本日は終了。

Offline が充実すれば、Online が充実せず、Online が充実すれば、そのまま引き篭もり一直線。うーん……、バランス考えれば良いのか < 阿呆。

0603

特に何も無し、の 2 日目。

実はimg tag に height、width 属性は書くべきではない。関連の文章を書いていたら、一日終わってしまいました。久しぶりに遅筆を後悔。

0604

img tag に height、width 属性は書くべきではない。その 3

そふぃあさんからの再反論と石川さんからご意見を頂きました。

……日付の辻褄が合わない……(笑)。

現状にいたる経緯の確認

最初に文書を発表してから時間がたっていること、そふぃあさんの反論がずれまくっていて (と言うか反論になっていない)、第三者に誤読のされる恐れが高い事から、ここでもう一度ろばQの理屈をまとめて置きます。

  1. 一部の (結構多数派の) 人々は (一般的な) UA は img tag で指定された画像の大きさが不明な間、続く内容の表示する事ができず、結果文書全体の表示速度が遅くなるから width と height は設定すべきだと言っている。

  2. しかし、ろばQが考えるに、仕様が要求する最低限の機能を持った、img tag で指定された画像の大きさが不明な間、続く内容の表示する事ができないような UA が相手の場合、width / height 属性を設定すると、画像が読み込めなかった時、必ず代理の役割をするべき alt 属性の情報が、閲覧者に対して失われてしまう可能性がある。

  3. だから、img に width / height 属性を、最初の理論に従って付けた方が良い、と思っていた人は逆に、img tag にwidth、height 属性を書くべきではない。

要点だけ言えば、img tag に height、width 属性は書くべきではない。は、以上 3点でのみ構成されている文章で、width / height 属性は表示を早くする為に書くべき、と思っている人全般向けに、原則として書くべきではないとして書かれています。

これに対しそふぃあさんはHTMLはUser Agentへの命令ではない (画像のwidthとheight (agenda 0522)) を反論として発表なさいましたが、物理属性だからなどとは、(少なくともろばQは) img tag に height、width 属性は書くべきではない。では一切言及しておらず、従って HTML が UA に対する命令かどうかは本来問題にならなかったのででそふぃあさんと微妙に論点がずれてしまっているとした上で、しかし、そふぃあさんの論そのものを検討することは本 width / height 論争において有益であると考えその点に関してimg tag に height、width 属性は書くべきではない。 その 2。(ろばQ日記0522)で改めてその点に関する意見を述べました。

そして、現在、そふぃあさんから再度画像のwidthとheight - 2 - で自説を述べ (ろばQはこれを反論とは認めません)、更にその後、石川さんからimg の width と height (マーク付けノート0602)でご意見を頂きました。

これが、現在ろばQが認識している今までの論争 (に実はなってませんが) の軌跡と現状です。

img の width と height (マーク付けノート0602) に対する反論

img 要素の width / height 属性は確かに物理属性ですが、同時に論理属性としての側面も持っています。ですから、いわゆる strict HTML 的に width / height の記述が好ましくない、などということはないと思います。

くどいようですが、ろばQはimg tag に height、width 属性は書くべきではない。ではいわゆる strict HTML 的に width / height の記述が好ましくないなどとは一言も述べておりません。img tag に height、width 属性は書くべきではない。は alt 属性が必須である事を述べている以外、仕様に関して言及しておらず、CSS や物理属性と言う概念は一切出てこない文章であり、論拠はユーザビリティ的な物に (意図的に) 限定してかかれています。

ろばQ自身は本来物理要素であるか否か、strict的であるか否かをかなり高い判断基準として持っているのですが、img tag に height、width 属性は書くべきではない。は、そもそも仕様よりユーザビリティが優先すると言う (ろばQに言わせれば本末転倒な) 人々を仮想読者としており、(個人的には非常に興味深い所なのですが) width / height 両属性が論理的な意味を持っているか、否かではimg tag に height、width 属性は書くべきではない。は一切影響を受けない構造をしておりますので、その点予めご了承ください。

そもそも img 要素の width / height は論理属性なのか?

下記による石川さんの例示への反論も含めて、ろばQ width / height を論理属性とは思いません。仕様に書かれている width / height 属性の役割は、natural size を上書きし、両属性値で UA へ描画をさせることにあり、明らかにレイアウト (= 物理) 属性です。また、仮に現状で area 要素が (coords 属性との関連で) が img 要素の width / height 属性の値を必要とするとしても、そのこと自体はなんら width / height 属性が論理属性であるこの事の証明にはなっておらず、単に img 要素が width / height 属性を必須要素として持っていない事が仕様の不備がある可能性の指摘しているに留まっていると思うのですが如何でしょうか?

あと、しつこいようですが、ろばQは width / height 両属性は物理属性だから書くべきではない、などとは一言も述べておりませんし、strict 的に云々などとも一言も述べていません。ろばQ自身は本来物理要素であるか否か、strict的であるか否かをかなり高い判断基準として持っているのですが、大元のimg tag に height、width 属性は書くべきではない。は、そもそも仕様よりユーザビリティが優先すると言う (ろばQに言わせれば本末転倒な) 人々を仮想読者としており、(個人的には非常に興味深い所なのですが) width / height 両属性が論理的な意味を持っているか、否かではimg tag に height、width 属性は書くべきではない。は一切影響を受けない構造をしておりますので、その点予めご了承ください。

img に width / height がない場合の a / area の shape / coords に関して

石川さんはimg 要素の width / height と coords 属性の関係を見て、イメージマップの比率をあらわす数値として両属性値が必要とあんる場合があり、すなわち width / height が論理的な意味を持ちうると述べいる事と思いますが、だったら img 要素の width / height 属性にかかわりなく、coords 属性の単位をパーセントで設定すればよいだけの話ではないでしょうか。img 要素の width / height 属性と比率をあらわす関係になる事があるから、論理属性の側面を持つ、と言うお話はにわかに納得しがたいものです。

また、img 要素は width / height 両属性を必須属性と持って居ない訳で、わざわざ書くな、と例えろばQが主張しなかろうとも (ついでに言えば、width / height 属性が物理要素か論理要素かに関わらず) coords 要素が単独で存在する場合と言うのは仕様の範囲で解決されているべき問題であり、その上で、coords は比率で指定できるようなっている (と思われる) ので、そもそも coords 属性は単独で存在しえるものであり、width / height 属性が果たして物理属性であろうが、なかろうか、一切問題は発生しないと思うのですがいかがでしょうか?

なお、img の width / height 属性を記述しない場合には shape / coords 属性に於けるピクセル指定を行うべきでないことは石川さんのおっしゃる通りであって、当然 img tag に width / height 属性は書くべきではない、と主張するろばQとしてはcoords はパーセント単位でと言うのは自明 (と言うか他に手段がない) と思っております。

img 要素が画像本来のサイズを持たない場合

本来の font-size というものを持たない font を CSS の font-family で指定し、その他 font-size に関する情報を (CSS / HTML など問わず) 一切与えなかった場合、UA は font を表示できなくなるか、と言うと、UA はとりあえず UA が標準的と判断する大きさで font を表示します。

これと同じように、一切のサイズ情報を持たない画像データを width / height 属性なしに img tag で指定された場合、UA の標準サイズで大きさで一旦表示すればよいのではないでしょうか? 勿論多くの UA が font-size に関して閲覧者に必要に応じて大きさを変える機能を提供しているように、画像に関しても (縦横比を含む) 大きさを変更できるようにしてあれば言う事はありませんし、その上で web site 制作者側がサイズを指定したければ CSS で指定すればなんら問題はありません。

と言うより、width / height 属性が必須でない以上、今現在 (ISO-HTML でない所謂通常の HTML 4.01 でも) 仕様の要求する仮想 UA はそのようになっているが (仕様レベルでの) 前提とろばQは認識しているのですが如何でしょうか?

0606

mozilla 正式版リリース

mozilla 1.0 正式版がリリースされました。

はっきり言って、ろばQの物理的知人の、普段マニアックなコンピュータ系の話をするでもなく、Windows + Internet Explorer で満足している方が、リリースされたからと言って特に必要性もなくに使う必要はありませんので、あぁ、ろばQが必要性を作れば良いか……

と言う訳で特に影響の出ない過去ログから順次 MIME Type を application/xhtml+xml に変更していきますので、よろしくお願いします。

なお、従来の browser で観られないファイル形式などを使うと閲覧者に失礼などと仰る方がいらっしゃいますが、別に礼儀の話ではなくて単にファイル形式の話ですのでご注意ください。ろばQが言っているのは Acrobat Reader を普及させたいので積極的に pdf を使います、と言う類のもので、単なる後方互換の放棄ではありません。HTML から XML への利用規格変更です。

ちなみに、Windows + Internet Explorer でも、レジストリを変更すれば application/xhtml+xml を表示させることができる様になる場合もあるんですが……エート、アノー、ソノー……、そんなのは失礼な話だと思わんかね、君ぃ < 何でよ。

……当面は text/html と application/xhtml+xml を併用します。

聖域なき構造改革

聖域なき構造改革を支持していた癖に、福田官房長官の非核三原則の見直しを批判した奴は反省しろ。非核教の狂信者は政治に口を出すな。

ちなみに、ろばQは、非核三原則とか、憲法第九条だけではなくて、憲法第一条とかも聖域なく改革の検討をですね、せめて主権在民の表記を天皇より先に書くとかですね、民主主義者教の狂信者としは訴えて行きたい訳です。

……2回連続で落ちの構造が全く同じ。ろばQは反省しろ。

0607

お詫びして訂正。その 1

先日の img tag に height、width 属性は書くべきではない。その 3。img tag に height、width 属性は書くべきではない。に限らず、普段からろばQは width / height が物理属性だから好ましくない、とは言っていないと読める箇所が多々ありましたが、ろばQは普段width / height は物理属性だから好ましくないと公言しており、言っていないと言うのはimg tag に height、width 属性は書くべきではない。に限った話でしたので、お詫びして訂正します。

失礼しました。

お詫びしてお願い

お詫びして訂正。その 1 の次はお詫びしてお願い。……って事は更にお詫びして訂正。その 2 があるのか……。よく誤る (= 間違いを犯す) やっちゃなぁ > 俺。

ろばQさんは、先日の私の文章に対して、反論になっていない議論になっていない等のレトリックを用いて中傷し、それについての説明をされていないようなので、対抗言論を用意して待っております。

ろばQさんの作成されたimg tag に height、width 属性は書くべきではない。(6月4日現在)の論理的な不備や矛盾を指摘し、ろばQさんの議論能力を否定するものになっておりますので公開を差し控えておりますが、反論になっていない等の論拠を示す意思を確認できない場合、公開する予定です。ご了承ください。

もしレトリックではないと仰るなら、反論の意味議論の意味を辞書で調べることから始めて下さい。それから、前提の意味も予め調べておくことをお勧めします。

私信6月6日 (agenda 0603)

0604反論になっていない、議論になっていないなどとそふぃあさんの文章を評しておきながら特に論拠も示さず現時点で 3 日間放置しておりました。(しかも、その理由が何をどう頑張っても言い訳の理由にならないものの見事な一身上の都合でございまして) それをしてそふぁさんがレトリックを用いて中傷と評するのは至極当然であり、謝罪いたします。

申し訳ありませんでした。

なお、ろばQとハンドルネームは最終的に (法的には) 名誉とか人権の存在しない言論的に仮想された存在でしかありませんので、ご用意された対抗言論が論議能力を否定 (= 人格攻撃のレッテルを貼られかねない) と言う理由で公開の差し控えを行っているようでしたら、少なくともろばQにはなんら問題はございませんので、今後の論の展開の如何に関わらず、そふぃあさんの都合で公開していただけるよう、よろしくお願いします (個人的には興味がありますので、最終的に公開を差し控える場合も一切の公表権をそふぃあさんが持っている事を確認した上でメールを頂けると助かります)。

(ろばQの語彙が少ないせいか、おちょくっているようにも読める文章ですが、字面どおりの解釈をお願いします)

画像のwidthとheight - 2 - 批判

そふぃあさんの主張は解ります。共感できるところもあります。しかし、展開されている論が余りにも非理論的です。以下、ろばQが非理論的と批判する部分を列挙します。

  1. ろばQさんから再反論を頂きました。論点がずれているとのことですが、自説のコアに有利な仮説を立てて説得力を補うのは、不特定多数の読者を説得するという目的の上では合理的であるという判断で行っています。が、今回はろばQさん個人の主張に対してまともな反論をする、つまりろばQさんの主張をより堅固なものにするため、という主旨で書いてみます。

    文字通りに読むと、前回、ろばQから論点がずれていると指摘された反論は。自説の説得を不特定多数の読者に行う為に意図して論点をずらしたものであり、(今回は (中略) まともな反論をする =) 前回はまともな反論ではなかったと言うことになりますが如何でしょうか。

    1. 仮定する。

      (仮定)画像を非表示にした際、グラフィカルブラウザはIMG要素のwidth、height属性を無視するのが正しい。

    2. 仮定に基づいてろばQを批判。

      不具合のあるブラウザの使用と、ユーザーの自助努力の否定を前提にすると、アクセシビリティの問題は幾らでも発生します。それをもって「致命的」と評価し、否定論を展開するのは行き過ぎだと、私は思うわけです。

    3. 仮定の論拠はなし。

      私の立てた「仮定」は、正しいか否かその正当な論拠を見つけることができませんでしたが

    4. 仕様が override せよといっているのに、従っても何の得もないから無視する案には信憑性があると主張。

      おかしな仮定であるとは言えないことは確かです。つまりwidth、heightを無視しないことによって、何らユーザーに利益は生じませんから[仮定の信憑性]。

    width、heightを無視しないことによって、何らユーザーに利益は生じませんからおかしな仮定であるとは言えないと言う論にも、おかしな仮定であるとは言えないから信憑性があると言う論にも納得しかねます。これが許されるのであれば以下の仮定も信憑性がある事になります。

    1. (仮定) HTML 4.01 では tag の要素名を小文字で書くのが正しい。

    2. 私の立てた「仮定」は、正しいか否かその正当な論拠を見つけることができませんでしたが

    3. おかしな仮定であるとは言えないことは確かです。つまり tag の要素名を小文字で書くことをしないことによって、何らユーザーに利益は生じませんから[仮定の信憑性]。

    結局論拠を見つけることができませんでしたでは話になりません。

    この部分が、主に反論になっていない論争になってませんと述べている部分です。論拠がなく、(個人的) 感覚に基づいた物をろばQはと認めておりません。

    (この他に、仕様を否定するなら、判断基準が消失するので、論そのものが不成立になる (極論、実は HTML 4.01 とは別の規格でした、となる) と言うのも、大きな理由です)

  2. 「ある条件の下、起こりうる問題の指摘」であるなら、私は何も反論はできません。しかし、img tag に height、width 属性は書くべきではない。を読んだ(2002年5月24日)限りでは、「原則として否定」しているように見受けられました。誤読なのでしょうが、その2で登場したような前提が明確に記述されていないので仕方ないと思います。しかも、文書タイトルからして「原則的に書いても問題がない」とする私の考えとは真っ向から対立するものだと考えてしまったわけです。

    ろばQは最初にimg tag に height、width 属性は書くべきではない。を原則として否定の意で書きました。従って、「原則として否定」しているように見受けられました。と言うそふぃあさんの感想はろばQにとって誤読では有りません。そして、ろばQはその 2 でこの自説を補強する為に以下のように述べています。

    特定条件下の事象として、固有の問題とはいえトレードオフなので「書くべき」とまでは言えない、つまり他の問題とトレードオフが可能であるとおっしゃっています。しかし、本来表示されるべき画像が表示されず、更に代理文字すら可読性が乏しすぎて事実上読めない、と言う事態とトレードオフができるような不都合が他にあるでしょうか。例えば画像の情報待ちでレタリングが遅延したり、レタリング中の画面を読み始めたユーザが画像レタリングによって画面がずれて読んでいる文字を見失ったり程度の事は、この問題とトレードオフが可能なほど重要とはろばQはとても思えません。

    ろばQはある条件の下、他の問題とトレードオフできない問題が起こり得るから、やはり原則として禁止と述べているのです。ある条件の下、起こりうる問題の指摘なら原則禁止にならないと言う解釈こそろばQの意に反する解釈です。

  3. 何も損なわずに完全にベターな方法が存在するものを否定することとはわけが違うんです。パレート最適という言葉をご存知なら話は早いのですが、ともかく、一方は改善されるが、一方は悪化するという場合には、読者に判断材料を豊富に提供する必要があると思うのです。つまり否定論の前提は箇条書きにでもして、冒頭で明示すべきです。

    ろばQは上記の通りトレードオフできない問題と認識しております。従って、完全にベターな方法が存在しなかろうとも否定しますし、価値の交換が可能である事が前提のパレート理論の範疇外です。また、トレードオフ不可能な問題の場合、理由は 1 つで十分です。

  4. もう一つ私が恐れるのは、width、height属性はプレゼンテーション要素だから、それらは外部CSSで指定すべきだ、という思想の台頭です。極右Strict派が、それを声を大にして唱え始めると、多分一般のauthorは「引き」始めます。何故ならあまりにも非効率だからです。では何故非効率になってしまうのでしょう。プレゼンテーションと文書構造は分離した方が効率的であること、それがCSSの理念の一つであるのにも拘わらず、です。それゆえ、本当にIMG要素のwidth、height属性がプレゼンテーション要素と言えるのかどうか、それは考える余地があるのだ、と、釘を刺しておきたいと思い、前回の反論を書きました。

    正直、意味が解りません。ひょっとして外部CSSファイルで img に一々 width / height プロパティを設定するのは非効率だから img 要素の width / height 属性をプレゼンテーション属性かどうか考え直せ、と仰っているのでしょうか?万が一そうだとすれば暴論が過ぎると言うものです。

  5. あれは、引用させていただいた部分についてのみ、否定しにかかったものだと思われて差し支えありません。

    該当する引用させていただいた部分とは一体どんな部分かというと、以下の通りです。

    多くの人やリファレンスが HTML の img tag には height と width 属性を書きましょう、書いた方が好ましいです、と言っている。が、敢えて積極的に書くべきではないと言いたい、と言うか言う。

    ここではろばQは積極的に書くべきではないといっているだけで、その理由は一切述べておりません。と言う事はそふぃあさんの引用させていただいた部分についてのみ、否定しにかかったものだと思われて差し支えありませんとは、width と height の否定論だったので、理由に関わらず否定した、と思われて差し支えありませんと言っているような物です。冒頭の不特定多数の読者を説得するという目的云々とあわせて読めば、言論封殺を目論んだアジテーションと言う事になりますが?

  6. 例えば、画像をかき集める為の専用ツール(UAの一種)は、IMG要素を解釈するでしょう。画像はレンダリングせず、ハイパーリンクリスト等を提供します。しかし、ユーザーに、その画像に指定されているwidthとheight属性値を参考情報として告げたとしたらそれは間違いでしょうか。この場合、このUAは、明らかにwidth、height属性をプレゼンテーション要素とは解釈していません。要するに、W3Cの両属性の定義が納得いかないといったところです。

    仕様に沿わない UA を想定しておいて、仕様が UA にあっていないから納得できない、と仰いっています。間違いでしょうかと仰っていますが、間違っている、いないの判断基準は仕様なのですから、仕様と食い違いがあれば間違いですとしか言えません。

  7. もちろん定義として「画像の本来の幅と高さの情報」イコール「現存のwidth、height属性」でないことは明らかです。しかし実質的にイコールに近いからこそ、それが失われた時にユーザー体験全体として莫大な損失が予想されるわけです。

    仮にどのような (莫大だろうが、致命的だろうが) 損失が発生しようとも定義として「画像の本来の幅と高さの情報」イコール「現存のwidth、height属性」でないならば、違うとしか言い様がありません。それが定義です。

  8. BLOCKQUOTEタグをインデントとして利用するのとはわけが違います。

    (これは論理性否定ではなく、単なる誤字指摘ですが) blockquote tag がモザイク系 UA のデフォルトで代用できるのはインデントではなくマージンです。

  9. 実質的にnatural sizeとして利用されているwidth、height属性は、CSSでは代替できません。

    width、height属性は実質的にどう使われていようとも仕様上レイアウト属性なので、(CSS 対応 UA なら、ですが) CSS で代替できます。

    逆に質問しますが、実質的に (CSS 対応 UA を対象に) CSS で width / height プロパティが natural size として利用されていれば、CSS の仕様にかかわらず、natural size を与える手段として CSS が使えるんでしょうか? 実質的に使われている事を論拠とするならば、時に b tag だって見出しの代わりになります。

そふぃあさんの案で受け入れられる所、受け入れられない所

画像のwidthとheight - 2 - の批判で、そふぃあさんの主張は解ります。共感できるところもあります。と書いておりますが、具体的に受け入れられる / られない所は、端的に言えば以下の通り。

受け入れられる所

ユーザビリティ追及行為の否定は、よほど慎重になるべき

少なくともユーザビリティあふれる HTML 4.01 tansitional の文書を strict だがユーザビリティが皆無の文書にするのは改悪だと思う (勿論、transitional も仕様に定められた規格であって、仕様に反した文書など認められないが)。

img 属性には natural size を指定する方法が必要

ろばQ自身は必要性全然無いけど、あってもいいと思うし設定してあれば UA がそれを有効に活用できる、と言うの主張にも理解できる。個人的には先に object 要素で言う所の type 属性が欲しいが。

実情として、width / height 属性は natural size 指定に多く用いられている。

いろいろと観て回ったんですが、問答無用で CSS にすべきスペーサー用途の画像や、数 dot の絵 (と言うより色) でラインや面を表している以外、所謂イラストの類は (おそらく画像が歪む事を恐れて) width / height 属性は natural size と同義で用いている人が多かった (統計的事実ではなく、ろばQの感覚)。

natural size として使われている width / height 属性は外部ファイルに CSS で設定しろと言う極右 strict 派の主張は余りにも非効率だと言う事。

非効率とかそれ以前に、CSS はレイアウト指定しかしないんだから、natural size を指定するプロパティとして width / height が使える訳が無い。

受け入れられない所

実情に仕様があっていないので仕様に定められた用途と別の役割を width / height 属性に与えるべき

これが次期 HTML への要望だったら全く問題ないが、既に勧告済みの仕様に定められた属性を (エラッタではなく意味のレベルで) 変更しよう、と言う発想そのものが受け入れられない。実情に仕様が合わないなら、仕様変更 (解釈の変更ではなく、改版の意味で) を行うべき。

width / height 属性をなくすとユーザビリティが損なわれる

UA は画像データそのものを読み込めばいいし、閲覧者は読み込みを待てばいい。確かに PHS の 32K 通信とかやると確かにやたら重いが、どの道画像が表示されるまで待つ訳だから、ユーザビリティがそんなに損なわれるとはどうしても思えない。

img 要素の width 属性、height 属性は、論理属性である。

仕様上そう解釈できる余地があれば、喜んで受け入れるが、現状では受け入れられない。

お詫びして訂正。その 2

上記とは全く別に、自説に誤りがあったので、お詫びして訂正します。

ろばQは alt 属性の表示が width / height 両属性に邪魔されることがある、と述べていますが、仕様には User agents must render alternate text when they cannot support images....と書いてあるので、width / height とは全く独立した話 (例えば音声 UA の場合などを含む) として、画像が表示できなかった場合、alt 属性がユーザに提供されない事は仕様上ありえない (もしそうなったら仕様違反) でしたので、alt 属性が阻害されることを論拠に width / height 両属性の記述を否定した事はろばQの誤認に基づいた間違いでした。お詫びして訂正いたします。

また、img tag に height、width 属性は書くべきではない。 その 2。においてimg tag に height、width 属性は書くべきではない。に対して再度推敲中してリライトの予定と書きまたしたが、現時点 (2002年 06 月 07 日) で特段書き直す必要はなし、と判断しましたので、img tag に height、width 属性は書くべきではない。はそのまま有効な (現在ろばQが主張する) 文書としてお読みください。

どうでも良いけど

<img scr="square.png" width="100" height="100" alt="全ての辺の長さが等しく、全ての角の角度が等しい四角形 (正方形)" />

上記の場合 width / height を否定すると絵の内容が変わるから否定してはいけない。CSS の場合、非対応 UA で閲覧した場合やはり文書の内容が変化するから駄目だ……って反論が来る! と思って、実は 05 月 30 日頃に勝手に再反論を先に書いて待っているんですが、誰もこういうシンプルな反論をしてくれねぇ (涙)。

なお、本当に言われたら、画像を表示しない UA もあるわけだから、そもそも画像に頼った HTML 文書と言うものが駄目で、HTML の場合、従来の (紙ベースの) 文書と違い、b や i tag に頼った文章を書いてはいけないのと同様に絵が表示されたり、されなかったり、縦横比が狂ったり、減色したりして意味が変わるような HTML 文書は、HTML 3.2 から HTML 4.01 transitional で出現したレイアウト指定言語としても使えてしまう HTML 文書固有のもので、HTML 4.01 strict 以降明確にされた HTML の理念に反する、って反論する予定なんですが。

……何やら殆どの絵描き site を敵に回したような気がずるぞ。大丈夫か? > 俺。

0609

フラットでもリニアでもなくなっております

昨日の Petronius さんの日記で知ったのですが、ろばQ屋本舗がフラットでリニアな方面と言うアンテナに補足して頂いているそうで、ろばQは結局誰かに読まれたくて WWW に文章公開しておりますので、被害さえでなければ例え晒す為の link すら嬉しいと言う人でありまして、アンテナに補足していただくと言うのは涙が出るほどありがたいのですが、今現在のろばQの記述する HTML は多分フラットでもリニアでもなくなっております。

そもそも、フラットでリニアの理解に自信がないんですが、とりあえず、body に対して block 要素のネスト構造が少ない、と解釈するして、だとすると、過去においては ISO-HTML の制約上 body 直下に block 要素が殆どネストしない HTML 文書を書いていたのですが、現在は極力 section の意味で div をネストさせる文書を書いておりまして……大見出しは、あまり、気にしないでくださいと有るんですが……ちょっとそれは違うだろう……とか思ってしまうのですが……。アンテナ補足に補足して頂いている事は大変ありがたいのですが。

今現在看板に偽りがありすぎる状態なので……どうなのでしょうか……。フラットでリニアな方面とか、などお茶を濁していただけると助かるんですが (言ってる事が無茶苦茶)。

遅れましたが、補足ありがとう御座いました。

0610

年に 2 度の賞与の日です。お金貰ったら仕事なんかやってられないので、本日は有給。

日本、ロシア戦視聴率

昨晩、那珂川さん宅にて、日本ロシア戦を鑑賞。んで、その時解説者 (確か川平さん) が日本中がこの試合に注目しているみたいな事を言いまして、そりゃマスメディアの思い上がりちゃうんか、とか、しかし、視聴率が 6割行ってれば日本中が注目、と言う表現も強ち間違いとは言えないのでは、とか言う話がちょいと出て、結局視聴率はどれくらいだったの、と気になっていたら今朝のテレビで小倉智昭が司会の番組で日本ロシア戦の視聴率が報じられたのでちょいと覚え書き。

平均視聴率

66.1%

瞬間最大視聴率

81.9%

勿論平均視聴率の方はハーフタイムに急落したのを含んでますし、あと、スカイパーフェクト TV 抜きのフジテレビの数字なので、こりゃもう、日本中がこの試合に注目しているはかなり文字通りの正しい表現と思ったり。って言うか瞬間最大視聴率 (日本が勝利して選手が引き上げる瞬間だそうです) の瞬間なんてスカパーとラジオを足したら、リアルタイムで把握してなかった日本人なんて、5% 位 (統計的に言えば誤差の範囲) しか居なかったんじゃねーの? (誇張含む) とか思ったり。

視聴率の記録自体はスポーツ部門で歴代 2 位だそうですが、今後は多チャンネル化が進む事が予想される訳で、こんな化け物番組今回 (今 W 杯) が最後なんじゃないでしょうか。凄いなぁ。

0611

ろばQ@Mac User

パンパカパーン (音痴)。ろばQ、06 月の賞与で昨日 iBook を購入いたしました。更に 1万円キャッシュバックキャンペーン中と言うことで iPod も購入。

父親が撮影スタジオを開業するにあたり購入したクアドラ + ナナオディスプレィを 10 数年前に横目で羨ましいなと思いながら見つつ、しかし、余りの高さにアレは酸っぱい葡萄に違いないと僻んでおりましたが欲しい物は欲しいのでこの度 4時間ほど悩んで衝動買い。

4時間くらい使った iBook の印象は凄くおしゃれさんであると言う事。OS とか、ハードとか、ハードの梱包とか一つ一つは大した事無い所にちょっと拘ってみて、それが重なって全体の評価を押し上げている感じ。今までもお洒落な PC と言うと VAIO とか使っていたんですが、あちらはジョグダイアルとか CCD カメラとかを付ける足し算のお洒落なのに対し、iBook は不要な物を極力排してシンプルにした引き算のお洒落と言う感じ。

スペック的には一番リーズナブル (意訳: 低性能) な iBook CD-ROM Type に memory だけ 256Mbytes 足した (計 384Mbytes) 物なのでジャガーの推奨環境満たしてないとか、これから本格的な OS X 時代が来る時に G3 だとか色々あるんですが、色々あってもどうせ Mac User 一年生のろばQには使いこなせないので問題無し。iPod の方は逆にどうせ買うならと 10GByte 版の方を買ったのですが、こちらも結構良い感じ。これ使ってずーっと音楽聴いてます……殆ど自宅なのに……ステレオあるのに……。

少林サッカー

今更ろばQ如きが言うまでもありませんが、恐らく今年最高のお馬鹿 (褒め言葉) 映画。インチキカンフー映画として今後しばらくは不動の地位を占めるんではないでしょうか。

通常、確かに凄いが、それ以上に非現実的で笑ってしまうようなシーンを撮る場合、例えばマトリックスなら実は仮想現実空間だとか、色々必死に理由をつける所を少林寺拳法で無理やり押し切る企画の秀逸さには脱帽。きっちりワールドカップに合わせてくる商魂逞しさも流石と言う感じ。

CG やら特撮、ワイヤーアクションを使った画面に物理法則守る気が全く感じられず、序盤から余りにもリアリティがない画像を見せ続けられた結果そこら辺の感覚がべろんべろんに酔っ払ってしまい、最後の爆笑物の大技の感想は寧ろ格好良い。酔っ払いがノリで作ったとしか思えないようなお馬鹿シーンの連続なんですが、多分一つ一つちゃんと計算してに作られているだろうなぁ、凄いなぁ。

0612

ここ数日 W3C の各種仕様書とにらめっこ。仕事? してねぇ、してねぇ (背任行為。良い子は真似できるもんならやってみろ < 駄目です)。

スコーピオンキング

時輪さんが一緒に観る人を募集していたので応募して、映画スコーピオンキングを鑑賞。実は、観たこと無い映画、としか記憶せずに応募したので、チケットを貰った時に驚いたのは内緒。

言うまでも有りませんが、ロック様 (ファンの方に聞いた所、"様" を付けるのが正しい日本語表記だそうで) のアクションが観たい方はどうぞ、と言う一作。逆にエジプト好きにはあんまり見所ねぇです。

内容は、言うかアクションは、少林サッカーみたいに CG 部分は物理法則とか守る気が余りない (格好良さ優先) 感じだったのですが基本的にロック様の生身のアクションを観る映画だったので余り違和感はなし。よくも悪くもアクション映画なので、時代考証とかも (多分わざと) 目茶目茶ですし、ハムナプトラから派生した映画にしてはど派手な魔術なども特に無くストーリィもあまり重要じゃなく、兎に角ひたすらロック様が戦いまくる、そんな感じ。無闇に欲張った作品より余程よいんじゃないでしょうか。ロック様も演技、それなりに上手いし。

0617

adramine さんに議論のための議論や、言葉遊びをしているだけは、部外者からの参考資料として意味をなさなしとお叱りの言葉を頂いてしまっておりますろばQでございます。大変耳の痛い話で adramine さんをはじめ、実の有りそうな見出しが付いているから中を読んでみたら言葉尻を非難しているだけだった、みたいな方、真に申し訳ありません。

と言う訳で本日の日記は、論議部分と資料的な部分を完全に別けてみました。同一の話題に関する文章にも関わらずimg tag に height、width 属性は書くべきではない。の破棄。img 要素の width / height 属性の有無による UA の挙動の変化の所で突如内容が飛びますが、ご了承ください。

謝罪 (そふぃあさんとの img 要素の width / height 属性論争)

枝葉末節の部分で未だにそれは違うと思う所があるのは事実なのですが、所詮は枝葉末節の話で、大筋ではろばQの方が間違っているので細かい所は置いておいて先に謝罪いたします。また、特に論になってない反論になってない等の部分に関しては感情的になっており、理性的、論理的な文章ではありませんでしたので、重ねて謝罪いたします。

以下、個々に個別の返答です。

re: img tag に height、width 属性は書くべきではない。について6月11日

そふぃあさん曰くなにが言いたいのか釈然としません。だそうで、まぁ、我ながら解りにくい文章だとは思いまが、とりあえず一通り読んでみれば、多くの人が img tag に height、width 属性を書き込むと表示が速くなるから height、width 属性を書くべきだと言っている事を前提に、img tag に height、width 属性を書き込むと表示が速くなる UA の場合、height、width 属性を書かない方が良いと言う事を述べる事によってimg tag には height と width 属性を書くべきだと言う主張を否定している事は (解りにくいが) 解ると思うので前提云々の箇所はそのままにすることにしました。

ただ、前提から何も導き出されていないので、前提にはなっていないのですと言うご指摘に関しては、多分、前提の部分が間違っているのではなく、 A (前提) ならば B (論) なので C (結論) の B の部分が変だから A が C に対して前提として不成立なのではないかと思います。

ちなみに、誰からも突っ込みを頂いていないのですが (少なくともろばQは認識できていませんが) 先の例で言うところの B (論) は物凄い偏ってます (と言う自覚はあるので、公開当日の日記には結構勢いで書いている (= 考察、検証が足りていないであろう) 部分がありますので、何を言っているんだ、とお叱りを受けたり、逆に ISO-HTML 派の方からは何を今更といわれそうな感じと書いております)。

re: ろばQさんの質問に回答その1

実質的に使われていることを論拠として、width、height属性が、natural sizeの代わりになる、とは主張していません。

申し訳ありません、そふぃあさんの主張を誤認しておりました。

実質的に width、height 属性が natural size として使われている事を容認している (例えば画像のwidthとheight - 2 -6月3日しかし実質的にイコールに近いからこそ、それが失われた時にユーザー体験全体として莫大な損失が予想されるわけです。) ように読める文章がありましたので、仮に With / height 属性が natural size を表現する属性として容認されるなら、CSS の width / height プロパティで natural size を表現する事が容認されるのかと思った次第です。

私は、実質的にnatural sizeとして利用されているwidth、height属性は、CSSでは代替できない、といったに過ぎません。そしてそのような場合、構造と見栄えの分離と称して、外部CSSを利用すべきではない(できない)のです。どうして B要素と見出しの話が出てくるのでしょう。

個人的には外部CSS ではなく、元々 img 要素に natural size として width / height 属性を設定していたが、width / height 属性は CSS で行うべき、との話を聞いて、単純に width / height 属性を style 属性を用いて CSS に置き換えた制作者の場合はそふぃあさんはどのように判断するのだろう、と思って質問した次第です (ただ、style 属性でも良いなら場合によって外部 CSS でも良いような気もするのですが)。

なお、b 要素が出てくる件はろばQ自身が実質的に使われている事を論拠とするならば、時に b tag だって見出しの代わりになります。と述べている通り、そふぃあさんが実質的に使われていることを論拠としていると誤認しての事です。重ねてお詫びします。

話は飛びますが、ろばQ自身、CSS で natural size の指定はできない、と言い切っておりましたが、画像を natural size で表示させる指定CSS に定められており、これに関しては誤解を招く表現でしたので、そふぃあさん並びに読者各位にお詫びして訂正します。ただし、この指定法による各ブラウザの挙動は恐らく単に width / height 属性を指定しない場合と全く同じであり、その意味で (widht / height 属性に natural size を指定したときと同じ効果は) CSS ではできない、との発言と解釈していただければ、助かります。

re: ろばQさんの質問に回答その2

また、あるブラウザの挙動について論じる時、論拠をすべて仕様に求めて、それ以上は考察しないのならば、議論する必要も考える必要も全く無く、ただ、仕様書を読めば良いだけになります。しかし、agendaは考えるコンテンツですから、考えるなと言われても困ります。

この期に及んでどうしてもろばQとしては譲れない部分なのですが、全てのブラウザは仕様に定められた部分は遵守しているべきであり利用者も仕様は遵守せねばならないと思っております。

念の為に言っておきますと、あるブラウザの挙動について論じる時、論拠をすべて仕様に求めたりはろばQはしておりませんし、言っておりません。例えば仕様に定められていない部分に関しては、各ブラウザ制作者の判断によってその挙動は決定される筈です。また、それ以上は考察しない事を主張したり、是としてもおりません。

また、勿論、仕様に誤りがあることも、目的に対して不十分な事もありますので、あらゆる場面で仕様原理主義者たれ、とは全く思いません。寧ろ仕様に誤りがあれば指摘し、不足している部分に関してはそれを明らかにするべきだと思います。しかし、それらの問題点は仕様をそのままに運用面で補われるべきではなく、例えば仕様変更や新しい仕様の制定によって解決されるべきです。如何に正当な理由があろうとも、例えば HTML において仕様に反する運用を繰り返せば、他の仕様を遵守した文書や、他の正当な理由において仕様に反した文書との互換性が失われ、最終的に仕様は仕様足りえなくなります。特に、融通が利かない機械を相手にしたり、予期せぬ第三者とデータなどを共有する (正に HTML がそうですが) 場合、特に仕様は盲目的に守られて然るべきです。

特に HTML の後継たる XHTML を含む XML の場合、利用者の目的に沿った要素や属性を追加する事が容易なわけですから、本件の場合、仕様に関して不備がある (例えば img 要素に画像の natural size を指定する方法が必要であるにも関わらずない) なら新しいモジュールを用意し、それを用いるべきではないでしょうか?

re: ろばQさんのローカルルールについて

「仮定を立て、それに基づいてある結論を出す」という論述の手法自体を否定されています。仮定に論拠がなければ論とは認めないのだそうで。これにはカルチャーショック(?)を受けました。

ろばQ自身としては仮定を立て、それに基づいてある結論を出す手法自体まで否定する意図はありませんでしたが、その様な論を展開いたしました。論になっていない、反論になっていない、の部分とあわせて感情に任せて非論理的な揶揄をいたしましたので、特にお詫びします。

そのため、仮定が成立しない場合についても論じた訳です。が、その部分には触れられず、「ろばQさんへの反論とは無関係ですが」と断った部分を一々引用し、批評するのは何の目的があるのでしょうか。

ただ、この部分に関しては、若干の補足をさせていただきますと、

この場合、「ユーザーが画像を再表示させることができない止むを得ない理由」を詳しく論じる必要がありましょう。私の小さな頭では:

  • サーバーの不調によって画像がダウンロードしきれない

という理由しか思いつきません(他に止むを得ない状況があるなら、それらを列挙するべきでしょう)。このサーバーの不調が原因のアクセシビリティ障害ですが、これは読んで字のごとくサーバーの不調が原因であって、width、heightの否定論の論拠とするには足りません。

そふぃふぁさんがこのように仮定が否定された場合に関して述べているので、直後の (ろばQさんの主張への反論とは無関係とされている部分の) パレート最適の件を否定し、本件はトレードオフ不可能な不都合であると主張していた (過去形ですが、反論執筆当時の論争に関する部分なので当時の立場を此処では保持しています) 事を述べる事により、サーバの不調であろうが、トレードオフ不可能な事態が発生するのだからその様な事態が現実的に想定されれば対処する必要がある、と述べているつもりです。

また更に、単純にそふぃあさんがわざわざろばQさんの主張への反論とは無関係と述べている部分に関してもろばQが批評している理由は、一般論として述べられている部分であっても対象として本件が含まれている事と、仮に完全に無関係であってもろばQとしてはそふぃあさんの「width、heidth属性否定論」を否定したくなる理由を否定できれば、それが「width、heidth属性否定論」の肯定につながると言う意図があっての事であり、ろばQとしては単純な揶揄の類ではなく、十分な理由をもってろばQさんの主張への反論とは無関係である所の一般論を否定している次第です。

img tag に height、width 属性は書くべきではない。の破棄

少なくともimg tag に height、width 属性は書くべきではない。現状にも仕様にも有っていない為、2002年 06 月 17 日をもって破棄しました (論争中の文書なので、今しばらく削除はされませんが)。

img 要素の width / height 属性の有無による UA の挙動の変化

ユーザビリティ云々は多くの人に実際どう感じるか質問しないと解らないので (読み込みに 1時間かかっても、100 人が 100 人問題ないと答えれば、ユーザビリティは保たれている訳で)、とりあえず、実際の UA の挙動に調べてみました (と言うか、今までやってなかったのが変)。

なお、以下登場する UA は Windows のもののみになっています。また、それぞれ必ずしも最新版のものではなく、更に、注意は致しましたが、一般的ではないオプション状態かもしれません。あらかじめご了承ください。

最初に使用したのは、画像と文章がたくさん入り混じった、良くある HTML 文書と言う事で、架空のリンク集風の XHTML 1.1 文書で、画像あり (通常) / なし (サーバ不調で画像が読み込め無い等)、width / height の設定あり / なし の全 4 パターン (表示に使用したバナーは適当な画像がろばQの手元に無かった為、フリー素材集 壁紙工房 Giggurat 様の所でフリー素材として配布されているものを使わさせて頂いきました)。

で、これを Internet Explorer 6.0 (for Win)、Mozilla 1.0 (for Win)、Opera 6.03 (for Win) で表示してみました (各 UA は単にろばQが普段使っていると言うだけの理由で選定)。

Internet Explorer 6.0 (for Win)

width / height 属性がないと、alt 属性の文字列文の空間を確保して、img 要素以降のレタリングを先行して行い、画像読み込み後に再度レイアウトする。

width / height 属性があって画像が読み込めない場合、alt 属性の文字が該当レイアウトに収まりきらない場合、収まらない文字が表示されないが、(例えばマウス使用時には) 画像にポインタを合わせれば alt 属性の値はポップアップで表示される (ポインタを使わない場合の失われた alt 情報の参照方法は不明)。

オプションで画像を表示する、のチェックを外した場合でも、width / height 属性は有効 (alt 属性の値が収まりきらない場合がある) だが、その上で常に ALT テキストを展開する、をチェックしておけば、尺が足りない方法の widht / height 属性は広げられる。

alt 属性の文字は img 要素の枠内で表示されるので、例えば自動改行などは行われない。

Mozilla 1.0 (for Win)

width / height 属性がないと、width / height 共に 0 として img 要素以降のレタリングを先行して行い、画像を読み込めれば画像を、読み込めなければ文字を、再度レイアウトし表示する。

width / height 属性があって画像が読み込めない場合、一旦 (width / height 属性によって) 予約した空間を破棄して、alt 属性の値を通常の文字として表示する。

alt 属性の文字は通常の文字同様に扱われ、自動改行なども行われる。

Opera 6.03 (for Win)

width / height 属性がないと、画像情報を読み込んで natural size を取得するまで続く文書を表示しない。width / height 属性ある場合に比べて画像の読み込みを待つ分全体の表示が遅くなる。

width / height 属性があって画像が表示されない場合、なぜか alt 属性の文字まで表示されない。オプションで画像表示を切った場合、width / height 属性の値は無視され、alt 属性の文字が表示されるが、img 要素の枠内で表示されるので、例えば自動改行などは行われない。

次に style 属性を用いた場合を検証してみた (これは style 属性を使っている事で解る通り、見栄えと文書構造の分離云々ではなくて、単なる CSS への置き換え。あと、ついでなので auto を指定したパターンも用意してみた)。

実数指定の場合、width / height 属性有りと、auto 指定の場合、width / height 属性なしと同じで、単に上記 3 つの UA の挙動だけをみれば HTML の width / height 属性と CSS の width / height プロパティは単に交換が可能である模様。

結論としては、将来的に (Internet Explorer 6.0 や Mozilla 1.0 の様な処理方法がメジャになる事によって) width / height 属性が無くとも表示上ユーザビリティが著しく損なわれる事はなくなるかもしれないが、現状では有った方がベターであると思われる (高速回線なら苦になりませんが、今後常時接続モバイルが台頭して寧ろ一旦速度が落ちると思われるので)。また、HTML の width / height 属性と CSS の Width / height プロパティはユーザビリティ上は完全に等価なので、場合によって web site 制作者の判断で使い分ければ良いと思われる (width / htight 属性の style 属性への置き換えは余り意味があると思えないが、例えば、複数の HTML ファイルにおいて同一の理由で同一のサイズの画像が多量に表示されるなら class 属性を用いて一括管理した方が楽な場合もある筈)。

HTML 4.01 の仕様に基づいた img 要素、特に width / height 属性に関する解説

以下の解説文は基本的に HTML 4.01 の仕様に基づいていますが、所により HTML 4.01 以外の仕様を参照していたり、ろばQの個人的な解釈が混入していたりします。基本的に仕様に基づいた部分は仕様を引用しておりますので、最終的な判断は仕様に基づいて読者各位でお願いします。

img 要素の役割

The IMG element has no content; it is usually replaced inline by the image designated by the src attribute, the exception being for left or right-aligned images that are "floated" out of line.

img 要素に内容 (開始 tag と終了 tag に挟まれて markup される情報と言う SGML / XML の用語としての content の意) はありません。

img 要素は HTML 文書に対して、属性で指定された画像と置換される (replaced) ことでを埋め込ん (embeds) だり、または画像を表示しない場合に属性で指定された値を変わりに表示 (音声 browser の発音など含む) したりする要素です。

置換要素 (Replaced element) としての img 要素

置換要素 (Replaced element) と言う言葉は Cascading Style Sheets に定められた用語で、HTML の仕様では見つけられませんでしたが img 要素は置換要素 (Replaced element) と言う通常の inline-level の要素とは異なる性質を持った要素として区別されます。

An element for which the CSS formatter knows only the intrinsic dimensions. In HTML, IMG, INPUT, TEXTAREA, SELECT, and OBJECT elements can be examples of replaced elements. For example, the content of the IMG element is often replaced by the image that the "src" attribute designates. CSS does not define how the intrinsic dimensions are found.

ろばQの解釈ですがthe IMG element is often replaced....とあるのは、非 GUI 系 UA を配慮しての表現で、画像を表示する UA は img 要素を表示する際 scr 属性に指定された画像と原則置換されると考えられます。

img 要素のwidth / height 属性はプレゼンテーション属性であり、スタイルシートによる指定が推奨されているが、しかし、必ずしも非推奨ではない

img tag に height、width 属性は書くべきではない。その 2。でろばQ自身が width / height 属性をプレゼンテーション属性と考えても良いようですと不明瞭な書き方をしていますが、仕様では width と height 属性の横にvisual presentation of objects, images, and appletsと明記されており、明らかなプレゼンテーション属性です (ろばQ註: その見栄えが論理的な意味を持っているか否かは又別の話として、プレゼンテーション属性か否かと言えば明らかにプレゼンテーション属性という事)。

width / height 属性の解説は13.7.1 Width and heightと言う項目で行われているのですが、この項を含む一つ上の階層の文章、13.7 Visual presentation of images, objects, and applets には All IMG and OBJECT attributes that concern visual alignment and presentation have been deprecated in favor of style sheets. と書いてありますので、当然そこに含まれる width / height 属性も非推奨であり、スタイルシートによる指定が推奨されています。

しかし、一緒に記されている hspace、vspace、border、align 属性の解説には最初に Deprecated と明言され、HTML 4.01 strict の属性から外されているのに対し、width、height 属性は HTML 4.01 strict で使用可能であり、説明に Deprecated の記述は有りません。従って、紛れも無くプレゼンテーション要素であり基本的に非推奨ですが、必ずしも非推奨と言うわけでもありません

img 要素で指定された画像を UA が表示するプロセス

<p>あ<img scr="i.png" alt="い">う</p>

そもそも、上記のような HTML はどのようにして UA に解釈され、画像が表示されるのでしょうか。

The IMG element embeds an image in the current document at the location of the element's definition.

The IMG element has no content; it is usually replaced inline by the image designated by the src attribute, the exception being for left or right-aligned images that are "floated" out of line.

上記の例では"あ"と"う"の間に img tag が記述されているので img 要素は src 属性で指定された画像と置換され (replaced)、UA は"あ"と"う"の間に i.png を埋め込んで (embeds) 表示します。

また、上記の例には align 属性は記述されていませんが、仮に aling 属性に右か左が設定された場合、画像は親要素に対して右か左で浮動オブジェクトになります。

When specified, the width and height attributes tell user agents to override the natural image or object size in favor of these values.

User agents should do their best to scale an object or image to match the width and height specified by the author. Note that lengths expressed as percentages are based on the horizontal or vertical space currently available, not on the natural size of the image, object, or applet.

そしてこの時、img 要素に width / height 属性があれば、UA は可能な限りその画像は本来のサイズではなく width / height の指定したサイズで表示されます。パーセント表示の場合、画像を表示できるサイズに対する比率になりますので、browser の表示領域や、img 要素の親要素の大きさによって縦横比を含めた変形をするかもしれません。

ろばQの解釈ですがUser agents should do their best to scale....とあるのは、非 GUI 系 UA を配慮しての表現で、画像を表示する UA は img 要素を表示する際 不可能で指定でなれければ width / height 属性の値で表示せねばならないと考えられます。

img 要素で指定された画像を UA が表示しない時のプロセス

img tag が画像を表示しない可能性は幾つか有りますが、概ね以下の 2 種に大別できます。

  • 画像を表示する機能がなかったり、そのように設定してある。

  • サーバが画像情報を返さなかったり、UA が画像情報を受け取り損ねた。

要するに、img 要素を表示する気が元々無いか、表示する気は有ったが表示できなかった場合の 2 種類です。

画像を表示する機能がなかったり、そのように設定してある場合

The alt attribute specifies alternate text that is rendered when the image cannot be displayed (see below for information on how to specify alternate text ). User agents must render alternate text when they cannot support images, they cannot support a certain image type or when they are configured not to display images.

The following example shows how the longdesc attribute can be used to link to a richer description:

<BODY>
<P>
<IMG src="sitemap.gif"
     alt="HP Labs Site Map"
     longdesc="sitemap.html">
</BODY>

The alt attribute provides a short description of the image. This shouldbe sufficient to allow users to decide whether they want to follow the linkgiven by the longdesc attribute to the longer description, here"sitemap.html".

元々表示しない予定で処理が行われた場合、alt 属性の代理テキストを表示し、更に longdesc が設定されていた場合、詳しい解説への hyperlink が提供されます (余談ですが、この longdesc による hyperlink は a 要素の href 属性による hyperlink とは別プロセスで提供される事になっている為、href 属性を持つ a 要素の子要素の img 要素に longdesc を設定して hyperlinkを提供してもかまわないとされています)。

サーバが画像情報を返さなかったり、UA が画像情報を受け取り損ねた場合

The height and width attributes give user agents an idea of the size of an image or object so that they may reserve space for it and continue rendering the document while waiting for the image data.

一方、元々表示する予定があったが処理中に何らかの原因で画像表示が行われなかった場合どうなるでしょうか。基本的には元々表示しない予定だった場合と同じですが、width / height 属性が設定されていた場合、img 要素が最終的に画像と置換されないにも関わらず、width / height 属性に基づいてレタリングだけ先行して処理されているかもしれません (明記されていませんが、レタリングが行われる、と言う事はその他のプレゼンテーション属性、特に align 属性による浮動オブジェクト化もこの段階で行われているかもしれません)。

画像を表示しない場合の width / height 属性の扱い

画像を表示しない場合、特に先行してレイアウト処理をしていたにも関わらず画像の表示が中断された場合、width / height 属性によるレイアウト指示は無効化する必要があるかどうかですが、ろばQとしては、width / heigth 属性は src 属性によって指定された画像のサイズを上書きする属性なので、画像を表示しない場合無視される (= width / height 属性の基づくレイアウトは破棄される) と言う解釈が一般的ではないかと思います。しかし、仕様には alt 属性の値の表示に関する細かい取り決めは無く、画像のレイアウトはそのままに画像の変わりに alt 属性の文字を表示する UA が存在してもろばQとしてはその挙動を否定できません。

ろばQとしてはどのパターンも否定できないので、画像非表示時には img 要素の width / height 属性が有効でも無効でも問題ないデザインをするする事をお薦めします。

ガイドラインにみる alt 属性の利用法

Specifying alternate text assists users without graphic display terminals, users whose browsers don't support forms, visually impaired users, those who use speech synthesizers, those who have configured their graphical user agents not to display images, etc.

13.8 How to specify alternate text では、alt 属性の定義と共に、その使い道と、どのように値を設定すべきかが解説されていますが、画像を表示しない場合ユーザを助ける (assists) としか書かれておらず、具体的な UA の挙動に関しては何も書かれていません。

しかし、同仕様のNotes on accessibilityには User Agent Accessibility Guidelines ([UAGL]), for user agent developers (browsers, multimedia players, assistive technologies). Please consult these guidelines for guidance on handling alternate text. と有りますので、飽くまでガイドラインでは有りますが、User Agent Accessibility Guidelines 1.0に基づいた画像非表示時の alt 属性の利用法を解説します (但し、本解説では最小限の実装状態の解説で十分と判断した為、User Agent Accessibility Guidelines 1.0 の優先度 1 の項目に限定しました。また、2002年 06 月 17 日現在同文書は Candidate Recommendation である事にも注意してください) 。

UAAG 1.0 では、条件付きの内容 C (本解説の場合 img 要素の alt 属性の値) が内容 D (本解説の場合 img 要素の scr 属性によって指定された画像) の代理である場合 (c = alt 属性の値は D = 画像 の代理文字である為、この条件を満たします)、以下の少なくとも一つ以上の機能を備えている必要があるとしています。

  • (1a) render C in place of D;

  • (2a) render C in addition to D;

  • (3a) provide access to C by querying D. In this case, the user agent must also alert the user, on a per-element basis, to the existence of C (so that the user knows to query D);

  • (4a) allow the user to follow a link to C from the context of D.

つまり、画像の代わりに代用テキストを表示する (1a) か、画像に加えて代理テキストを表示する (2a) か、画像に問合せ (?) を行う事により代理テキストを表示するか (3a)、画像から代理テキストへリンクを張るか、です。

img 要素の場合、alt 属性は画像が表示されない場合に使用されるとありますので多く場合 UAAG 1.0 優先度 1 に従った UA は最低でも本来画像の挿入される位置に alt 属性の代理テキストを表示する (1a) と考えられます。

また、多くの UA が画像にポインタを合わせると alt 属性の値をポップアップで表示するのは (3a) の実装と考えられます。

CSS による HTML の img 要素の画像の natural size でのレイアウト指示方法

HTML 4.01 の img 要素によって表示される画像を Cascading Style Sheets level 1 若しくは level 2 によって画像本来の大きさ (幅及び高さ) で表示するよう指示する方法を以下に解説します。

なお、使用するプロパティは Cascading Style Sheets level 1、2 共に width 及び height を用いるが、本件において両プロパティの働きは level 1、2 で違いが無く、また、width と height も幅と高さを表す以外、使用されるキィワードなどは同一である為、ここでは CSS 2 の Width プロパティの設定法に関する説明で他の説明をも兼ねるものとします。

This property specifies the content width of boxes generated by block-level and replaced elements.

CSS 2 において img 要素を含む置換要素の内容の幅 (content width) は width プロパティによって指定されます。

img 要素は通常 inline-level の要素ですが、あわせて display プロパティによる指定があった場合や、img 要素に aling 属性が設定され浮動オブジェクトになっている可能性があります。しかし、CSS 2 の仕様では、全ての場合で値が auto の場合、本来の (intrinsic) 値をとる様に定義されています。

10.3.2 Inline, replaced elements

A specified value of 'auto' for 'width' gives the element's intrinsic width as the computed value.

10.3.4 Block-level, replaced elements in normal flow

If 'width' is specified as 'auto', its value is the element's intrinsic width.

10.3.6 Floating, replaced elements

If 'width' is 'auto', its value is the element's intrinsic width.

10.3.8 Absolutely positioned, replaced elements

If 'width' is 'auto', substitute the element's intrinsic width.

この時、CSS 2 では intrinsic は以下の様に定義されています。

The width and height as defined by the element itself, not imposed by the surroundings. In CSS2 it is assumed that all replaced elements -- and only replaced elements -- come with intrinsic dimensions.

要するに置換要素に対して、auto を与えた場合、要素 (img 要素の場合 img 要素と置換される画像) 本来の幅や高さになります。

以上の事から CSS 2 によって img 要素に、表示される画像本来の幅と高さを与えたい場合、img {width:auto;height:auto;}となります。

0618

蹴球世界杯

職場に日本が負けた途端 (今まで日本を応援していた癖に) 所詮日本は〜みたいな事を言い出す奴が居て、端からどうでも良いと言う態度のろばQも五十歩百歩 (この場合寧ろろばQが百歩か) なのですが、一寸腹を立ててみたり。

ろばQ自身、興味が無いなりに自国のチームは応援しており、やはり負けてしまった事に落胆しているのですが、自国のチームが姿を消した後も主催国の国民としてワールドカップそのものを盛り上げて行かねばな、と思ったり。

少なくとも、ワールドカップ開催中に自国のチームが負けたからと言って、前後で温度差のある態度は執りたくない。

0619

無趣味

最近どんどん無趣味になってきた、と思っていたら、そうじゃなくて、刹那的な事が楽しめなくなっている自分を自覚。と言う事は自分が今まで趣味だと思っていたのは趣味ではなくて暇潰しの類だったと言う事になるのであろうか。

別に仕事をしている訳でも人生の目標に向かって何やらする訳でもないので、刹那的なものが悪いとか、そういう話ではなくて、life work として趣味を持ってないとろばQの人生が楽しくないから困ったなと言う話。

とりあえず、当面やる事が無いなら仕事でもして蓄えを増やしておくのが正解なのでしょうがそういう地道な事をする気は全くなし。先ずこう言う刹那的なだけの価値観を直さんと駄目だな > 俺。

0620

コンビニで PHS の料金やら買い物やらして 6000円強の支払い。1万円札と千円札 1 枚と百円以下単位が丁度合うように硬貨を出したら丁度頂きますと店員の兄ちゃん (多分年下だが)。

おいおい、五千円もぼったくる気か? と、半ば呆れてこれ 1万円ですけどと言うと、謝りながら千円札 5 枚をおつりとしてくれた。文句を言う気も起こらず思わず笑ってしまう。多分あの店員は何故俺が笑っているか理解できていなかったと思う。

……出来心で時々日記を書いてみるも、その度に激しい違和感に襲われてみたり。

本当にどうでも良い紙幣の呼び方

気が付いたら自分は万円単位の紙幣は一万円札しかないのにいちまんえんさつと言い、千円単位の紙幣は千円札と五千円札があるのに、千円札をいっせんえんさつと言わない。

別段珍しいパターンだとは思わないのだが、効率を考えたら普通逆じゃないか?

今年度のお茶目さん

RBO ネタ。

; 登録:○正常 内容:○○○ 使用ポイント: 200 * 1.0 行動ポイント余り: 1

うわぁ……。

0621

ドラフトン

おおっ、毎日RBO の話を書いてみると、まるでオーナみたいだ、とか言うと冗談解った上で那珂川さんに怒られるんだろうなぁ…… < と結局書く。

尾張

日本人取りましょう(笑)。(以下略)

取らなかったんじゃなくて、指名したけど取れなかったんだよぉ! ほら、あの、指名権第 2 位が長かったもんで、いつもの癖で、つい < どういう言い訳だよ。

いや、じゃすさんの指摘が指名しましょうじゃなくて、取りましょうなのを解った上で、なんですけどね。

  石田 敦盛      34   RP  ・・・・・C C .---    4    0    0  0  0  0    0    0    0    0    0    0   .--- 石田

ちなみに、枠は開いています。ガラガラです。石田君なんか年間 4 試合しか出ていません。成長: 普通の 34 歳、健才努は C D D なので未来もありません。来年度から小学 3年生の息子さん (今設定) が僕のパパはプロ野球選手から一転、リストラ呑んだ暮れ親父にジョブチェンジ (チェンジと言うかロスト) して過去にすがるとか要らない技能にポイント注ぎ込む父親の姿を見ながら育つ様とかを想像するととても面白いのですが、弱小オーナがこんな所で楽しんでいる事が那珂川さんにばれると凄く叱られそうな気がするので、勿論内緒です。

0623

最近の土日は寝て過ごしています。

ろばQのセレトニン不足の主な原因は副交感神経の失調で、副交感神経の復調には睡眠が良い、と言う話。

誰がそんな話をしろと言った > 俺。

0624

中 2 日で会社に行くと仕事をする気に成れません。んー、どうなんでしょうねぇ……。どうって駄目に決まっているんですが。

政治かスポーツか。……両方か?

イチローや中田が外国で活躍して日本人が嬉しいのは同じ日本人と言う意識があるからで、普段から韓国を良き隣国同じアジア人同じ黄色人種と思ってない人が韓国が活躍しても嬉しくないのは当たり前の事。と言うか近くて遠い国とか普段言っておいて相手が活躍したら急に同じ何々と言うのは自尊心が無さ過ぎる、と思う人の方が寧ろ多い筈。しかも、その活躍が (サッカーにおいては明らかに格上で、憧れの対象の) 欧州社会の批判付きとくれば、謂れ有無はさて置きなおの事。

日韓共催になった瞬間から、開催国として日韓とも危なげなく予選を突破するも、その後欧州との対戦で両国とも奮闘するが惜しくも敗れる、と言うシナリオしか日、韓、欧州全ての国々がそれなりに満足する大会にならなかったのでは、と今になって後付で思ったり (と言うか FIFA はそうなると思って日韓共催にしたんだろうなぁ)。

それとは別に日本の報道の必死の韓国贔屓は、下手に韓国の勝利にけちを付けて「それなら共催なんかするなよ」と言われない為に必要だし、そもそも主催国が今回の大会は問題だったといえる筈がない、とは思うのですが、それもそろそろ限界でしょうか。

で、ここまでして日韓は今まで以上に親密になれるか、と言うと、かなり疑問。スポーツを政治的に利用するのであれば、全員合意の上での出来レースを予めちゃんと用意しないと駄目だな、と思った。

愛と勇気の無駄使い

知人が 17 日から 19 日まで韓国に行って韓国、イタリア戦を観戦してきていました。ちなみに、本当はポルトガルが一位通過する予定でフィーゴを観る為に組んだ旅行らしいので最初からケチが付いた旅行と言えなくもありません。

で、韓国から帰ってきたその知人は旅行前より韓国が嫌いになって帰ってきました。詳しく何があったかは聞いてませんが、例えば白人と知人と韓国人が並んでタクシーに手を挙げていると、タクシーは白人を無視して知人の前に停まり、知人が英語で話しかけ日本人と知れると乗車拒否して韓国人の方に走っていったとか、そんな事が幾度かあった模様。……その話だけだったら、そのタクシーの運ちゃん、単に英語が全く話せなかっただけじゃねぇの? とか思わないでもないですが。色々話を聞いていると、要するに韓国人には和の心が無いと言う話になる様で (そりゃ無いだろうさ)、それだと韓国が駄目ってより、日本 (と観光立国の自覚が有り、観光客を大事にする国) 以外全部駄目って事になりはしないかと思ったり (でもまぁ当然、それが全てではないらしい。微妙)。

所で、その知人、韓国イタリア戦を観戦中、余りに腹が立って初めは合わせて赤いシャツを着ていたが、途中から日本の青いシャツに着替えてイタリアを応援していたとか。韓国逆転負けしてたら袋叩きに会ってたかも知れんぞ、お前。勇気あるなぁ