ブラッシング指導

歯科・口腔衛生の教科書には、各種のブラッシング法が記載されているが、ここでは、私が臨床で指導している方法を説明いたします。マッサージを目的としたブラッシングは、一般的な歯ブラシとは若干異なります。 「スイタイ君」が現れたら直ちに始める。(禁煙当初は頻繁となる。)

マッサージを目的としているので時間をかけること。
(1回3分以上 5分〜10分〜15分)
のんびりした時にする。(新聞読みながら・テレビ見ながらがよい。)
座ってすること。立つ洗面台でしないこと。唾液はお茶で飲む。
歯磨き材は付けない方が長時間しやすい。食塩を少し付ける位が理想的。
3本の指先で持ち(ペンホルダー)、力を入れないこと。
毛先はフラフラ状態にして持つ。
口中では振幅巾を1センチ以内にし、2歯ぐらいの巾で小さく動かす。
(電動半回転がよい。)
歯の生え際を中心に、歯軸に対し45〜90度、裏側も。
音をたてない程度。コチョ コチョ。
歯垢(プラーク)の除去と、歯肉のマッサージを目的とする。
たとえ出血があっても、構わず続ける。1月後に改善され出血は減少する。
10禁煙の代替行為として使う場合は、力を入れない。
やり過ぎないことに注意。唾液が出るまで。
11折角の貴重な自分の唾液(有効成分多数含有)だから飲み込むこと。
12歯ブラシのない時は、指先にティッシュを巻き「フキフキ マッサージ」が有効。

推奨 歯ブラシ・歯間ブラシ

◆歯ブラシサイズは小さめ、携帯可能が一番。複数本用意する。

◆携帯用に「歯間ブラシ」も有用です。

◆注意:毛先の曲がった歯ブラシの使用。鋸を引くような横ブラシ。力の入ったブラッシングは厳禁。

TOPへ