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一目惚れ本と出会うのは、ここらへんMon, Aug 16, 1999

 大体において、本好きは本屋好きでもあるのだろうと思う。別段これといって差し迫った用事がなくても、ちょっと大きい本屋とか、佇まいがナイスな本屋とか、あるいは単に通りすがっただけでも、本屋を見つけると何となく入ってみたりしませんか?本好きのアナタ。そうでなくても、通勤・通学路にある本屋に(たとえ品揃えが悪いとわかっていても)しょっ中寄ってみたりとか。そんで期せずして散財しちゃうというオチがつく (笑) 。
 たとえ実店舗よりもカタログ通販とかオンライン書店の方が主流の世の中になったとしても、本好きは多分、用もないのに何となくカタログ眺めちゃったり検索かけちゃったりしそうに思う。つーか自分がすでにそうだし。でやっぱり、期せずして散財。はぁぁ。
 で、しょっ中本屋ばっかいりびたってると、次第に自分なりの「好きな本屋」「使える本屋」が幾つか見つかることでせう。私のバアイは、好きなジャンルに強いとか在庫数が多くて且つ探しやすいとかが、ナイス本屋選定基準である。あと、遅くまでやってるってのもわりと重要。てなワケで私にとってのナイス本屋は、だいたい以下の通り。でも結果的には今更言うまでもないメジャー本屋ばっかりのような気もするが。

・三省堂神田本店
 いや、これこそほんとに今更言うなの極みなんだが、でもやっぱり落せません。学生の時は、趣味・実益問わず、どこ探しても見つけられない本はここ頼りだった。具体的にはミステリー関係のあんまし売れ筋でない本やちょっと昔に出た本、美術関係のムズカシイ本、ややマイナーな雑誌とかをよく探しに行った。
 まぁ、総体的に結構な在庫があるので、探し物はここから始めれば、多分あとが楽なんじゃなかろか。でも春〜秋は火曜定休なのと、営業時間が19:30迄なのがちとイタイ。
#三省堂の前にバイクを止めといて、まず向かいの文房堂で画材や面白い文具を物色、それから三省堂で買物して、ロッテリアかファーストキッチンでアイスコーヒーをすするのが、大学時代のルーチンワーク (笑) 。

・青山ブックセンター(本店・六本木・新宿)
 学生時代にお世話になりまくったのが三省堂なら、就職してからはすっかりABCのお世話になりっぱなしだ。アート・デザイン系に強いのもさることながら、やはり夜遅く(六本木店に至っては、朝早く)までやってるのがポイントと言えよう。あと、何となくふらっと寄って面白そうなものを探そうって時にもうってつけ。
 六本木店はCD-ROMやパソコン雑誌/ハウツー本、画集・写真集やサブカル関係が充実してる。尤も、小説系はちょっと弱いかも。
 青山本店は洋雑誌の宝庫。品数自体も多いし、探しやすい配置も秀逸。あと通路が広くて、わりとすいてるので快適な本探し(本漁り?)ができる。
 新宿店はわりと六本木店に近い構成で、あとはデザイン・インテリア雑誌のバックナンバーとタウン誌・ミニコミ系の品揃えが結構強力。加えてルミネ新宿内にあるので、ルミネカード所持者は5%引きで買物できるのが重要。でも品揃え自体は、もう半歩ってとこかなぁと個人的には思う。

・TOWERBOOKS渋谷
 若向けの洋書店なら、今はここが一番面白い品揃えだと思う。あんまりアカデミックなものは少ないけど、趣味・生活関連は強い。最後に行った時はスターウォーズが盛り上がってた時期だったので、その辺りの関連グッズ/ムックとか、あとNBA関係がリコメンドコーナーにあったような記憶が。TOWER RECORDSであるからして当然、音楽・映画系は力が入ってる。
 個人的にはインテリア・料理関係、ペーパーバックを「ジャケ買い」することが多い。あと一部の雑誌がお買得価格(Wallpaper*買うなら絶対ここだよ〜)だったり、世界各地の新聞があるのもポイント。営業時間が22:00迄なのも大変アリガタい。

・洋書ロゴス(PARCOブックセンター内)
 渋谷での巡回ポイントは、上記TOWERBOOKSと、ココ。尤もこっちは20:30迄の営業時間なので、優先順位には注意が必要。
 ここはデザイン・建築系の参考書や、ライフスタイル系の本に見るべきもの多数。バーゲン棚に思わぬ掘出し物が埋まってたりもする。あと、エンキ・ビラルとかB.D.系が好きな人は、ここは聖地でしょう。雑誌も結構充実している(運が良ければVisioneerが手に取って見られるぞー)。そして何と言っても画集・写真集コーナーがツボに入りまくるので、そっち系の皆さまは散財と手荷物重量増加を覚悟して臨むべし。ポイントカード制も嬉しい。

・あおい書店六本木店
 今まで紹介してきた書店とはちと毛色が違って、ここはごくフツーの(まぁ、ちょっと大きめではあるかな)書店なんだが、何が重要かと言えばその立地である。日比谷線六本木駅の真上にあるので、ABCに行くつもりで六本木駅に降り立つと、ついついここにも寄ってしまうのだった。
 でも結構使えるっす。フツーの文芸書とか文庫本、ビジネス系のパソコン書籍・雑誌といった、ちょうどABCが弱いあたりを、ここがフォローしてるような感じになるかな。営業時間も、平日で夜中の1:00迄と(そりゃABCには及ばないものの)なかなかのもの。ここをさんざんうろついたあとは地下に降りてウェンディーズで喫茶・軽食し、気合入れ直してWAVEやABCに行くというのが我が六本木逍遥パターン。

Pix & Words by A.Arai, nee Saitoh
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