■FISHING REPORT 1月1日 初釣りとは?


1月1日から釣りに行くという事は非常に家族に体が悪い訳で、ましてや実家に居るとなるとなおさらである。前日紅白歌合戦を見ていると花鳥から携帯にメール。「明日、東扇島で待ってます・・・・。」

とりあへず元日の朝は8時の上州屋の初売りにいかなければと親父と出かける。目についた安いものを仕入れて家に帰ってから日本酒を湯呑み茶碗に注いでテレビを見ていたらうつらうつらと眠りこけてしまった。

すると携帯からスパイ大作戦の着メロが。「30分後に迎えに行くから!」うわーどうしようか?とりあえず外で車を洗ってくると家族に言って家を出た。花鳥の車で行くと飛ばすので東扇島への道のりも半分に感じる。到着してみれば先日はいなかった検問がある。仕方ないので荷物を担いで堤防まで歩く事に。

堤防の先端は凄い事になっていた。突風が吹き荒れて立っているのもままならぬ。水を汲むのにもオシッコをするのにも一歩前に出るのが恐い。恐いというより危険な状態。仕掛けを投げると今まで経験したことがないような飛距離が追い風に乗って出る。しかしラインが風に流されて着底しているのかしていないのかもわからない始末。にっくき強風。こんな元日から釣りをする奴が悪い?。花鳥の持ってきた日本酒も体を温めるには程遠い寒さ。しばし退散と風裏にまわって釣るが音沙汰無し。初釣りからボウズはまずいぞと最後の1時間を強風にかける。風に乗せて遠投、ずるずると引いてくる投げ竿にこつんとアタリ、ククッと引き込んだのでやった魚だと心が躍る。上がってきたのは良型のイシモチだった。夕日に紫色に輝くうろこが印象的な一尾だ。この一尾で逃げるように退散。やっぱり正月は家で飲んでいるのがよろしいようで。

風が強いんで仕掛けが絡むんですよ。

やっとこさ絵になりました。