■FISHING REPORT 1月12日 2004年初マダイ 基本タックル


3投目だった、鎌倉沖95メートルで竿が海面に吸い込まれたのは。
当たれば小さいのはいない水深とか、「慎重に!」と船長の檄が飛ぶ。
底へ底へと突っ込むマダイの引きに、如何にもたやすく対応できる余裕がまだある。しかし、95メートルは長い。そういえばこの水深でマダイを釣ったことが無い。

だいたい水深の半分まで上げれば、マダイは抵抗無く上がってくると少ない経験でもわかっている。逆に上のほうで抵抗すればそれは型がいい証拠か別の魚である。
魚の引きは経験から得れるものだが、ときに間違えるもの。間違える相手がサメであったり、ウスバハギであったり・・・・・・。

ずいぶん長く感じた巻上げ時間、紛れも無くマダイが玉網に収められた。1.2キロ、このくらいのサイズだと釣るのも楽しいし、嬉しさもちょうどいい感じである。しかも釣りっぱなから結果が出れば、気分が悪かろうはずが無い。
船中でも3.8キロを筆頭に5枚のマダイが同時間に釣り上げられた。今日は数釣りが望めるか?、頭の中をよぎる。

4投目、連続できれいに決まった。今度はサイズが良さそうだ。
「サメじゃねえのか?」船長の声。がくっときて電動で巻く。
「そっちはサメじゃねえ、右舷だ!」の声にまた慎重に。しかし結局上がってきたのはサメ。時にマダイがサメに化ける引きを示す。
「サメがいるところにはマダイもいるぞ」上乗りH氏談。

8時過ぎると潮が止まる、風がやむ、潮が澄むの三拍子、そろった・・・・・・。それから2時半までなにをやってもだめだった。サバ、アマダイを釣ってお土産とする。

相模湾のマダイ、少し判りかける。東京湾と違って席じゃない。
潮はそれほど流れないし。船長が見つけた反応を、つまりマダイをいかに自分の仕掛けのそばに寄せるかがキモ。 人より早く仕掛けをおろすのも然り、ただそれだけではとおもう。
13人5枚、0〜1、あぶれなかっただけ良かったのである。0と1は天と地でなのである。