■FISHING REPORT 1月15日 発見!真冬の激釣ポイント・ハゼ


1月9日の日に近所を散歩していたところ、引地川河口で10人くらいの人が何やら釣っているのに気付いた。様子を見ているとハゼを釣っていたのだった。引地川というのは湘南鵠沼プールガーデンの横に流れている川幅にして20mくらい、水深1m前後の小さな川である。かつてはシーバスの穴中の穴ポイントとして地元アングラーの間で重宝され80cm前後の魚もよく釣れた様だが、昨今のルアーブームで雑誌などで紹介されたためその爆発力はフィッシングプレッシャーで身を潜めている。そんなこんなで引地川には用は無いわいなどと思いながら近寄りもしなかったのだが、思いのほか良型のハゼが釣れているようなので釣行を決め込んでその場を後にした。

釣行日の1月15日の前日、仕事の帰りに釣具店でジャリメ500円を1パック買い求め期待に胸膨らませながら家路に着いた。翌朝は8時に釣り場に到着。車で5分、自転車で15分の至近距離だが寒いので車で行った。ポイントは鵠沼橋の橋脚の横に陣取りバスロッド3本に仕掛けをセットし川の中心部めがけて次々と投げ込みアタリを待つ。対岸のおじいさんはポンポンと釣っているが、なかなか釣れてくれない。30分くらいたった頃に待望の1匹目が釣れた。『でかい!』思わず心の中でつぶやいた。

その後は飽きない程度にポツリポツリと釣れ続いた。潮の干満とともに橋脚の際をハゼが移動しているような感じがしたのでそこにキャストすると高確率でヒットした。橋の下に潜り込んでいて天井が低いので橋脚の際へのキャストはバスロッドでのピッチングでないと難しく、私も何度か橋にオモリがゴン!という金属音を響かせながらも仕掛けを送り込むことができた。

最終的な釣果は12〜17cm(平均14cm)の良型を2時までの6時間で計18匹であった。両隣の釣り人が5匹前後の釣果であったので、やはりバスロッドでのポイントへの的確なキャスティングが物を言ったのだろう。もうひとつのカギは餌はジャリメ、ジャリメは動きを殺さぬようハリを口から刺すというよりは通すようにセットすること。周りの人は今日は不調と言っていたので、好調時には50匹近い釣果も得られることだろう。当日、誰もやってなかったが東京方面でよくやられているミャク釣りでの探り釣りが有効のようにも思えたので今度挑戦してみたい。
それにしてもこんな家から近くに大きいハゼの釣れるポイントがあったとは驚きだった。隠れた好ポイントといえよう。それもそのはず、何と両隣の釣り師は東京から来たという。知ってる人は知ってるんだな。というより私が無知だったのか???。ともあれ真冬の休日の過ごし方にまたひとつ楽しみが増えました。


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