■FISHING REPORT 1月29日 祝い鯛 基本タックル


1/24の早朝に三男が生まれ、ありがたいことに義母がお世話に来ることになり、解放された相模庵は1/29に釣り。
祝いの魚はマダイと相場が決まっている。いや、祝いの「魚を釣らなければ!」と無理やりこじつけて釣りに行く口実とする。生まれてきた新しい命のために父親がマダイを釣る、なんとすばらしいことか!。

お祝いの使者は思いのほか早くやってきた。釣り始めて30分足らず、いつものように竿先が突っ込み、いつものように巻き上げる。
マダイの模様はここのところ好調とはいえないので1枚がものを言う。
慎重すぎるくらいにやり取りして600gを出迎える。
一仕事終えた充実感が体にみなぎった。やはり何か目的を持つと釣りも違ってくるのだ。
とりあえずボウズでないことを感謝した。釣りに来た理由が理由だっただけに。

隣の初老氏が気を吐いて次々と釣り上げる。手持ち、置き竿と織り交ぜて。
隣といっても相模庵が胴の間、初老氏が大艫、お客が少ない。
なんとか続こうと悪あがきをするがピクリともしない。
初老氏は丁寧なコマセの振り方で5枚を釣り上げた。

大型狙いで90メートルラインをやることになり、船長から指示が飛ぶ。
右舷ミヨシで強烈なアタリがあったがラインブレイクで船中は落胆と怒号に包まれた。
いつも思うがマグレでもいいからそのアタリが自分に来て欲しい。
取れても取れなくてもいいから大きいのが来て欲しい。
自分ならどこまでできるか試してみたい。そんなチャンスも来ない。
大きいのが掛からないのは理由があると見える。
釣り運の無さだけで片付けるのは早計かもしれない。

マダイ釣りは良い。釣れても釣れなくてもお酒がよく飲める。
手持ちの釣りは酒を飲む暇が無い。次第に気分がよくなってくる。
冬の寒さがあっても凪で陽光が差せばそれだけでいいのだ。
だんだんジジイの釣りになってきた。それはそれもよし。
無性に釣りたくなるまで待つもよし。