■FISHING REPORT 2月24日 高級外道が心の支え。


シロギスを釣りに片瀬の萬司朗丸へNARIと行く。車が無いので迎えに来てもらい、いつも通りの左舷のミヨシを取る。右舷ミヨシが空いていて、鉄人は来るかと大船長に聞けば今日はアジとのこと、神業を見れないのは残念だが結局NARIが右舷ミヨシに。洋平船長が 「この前のスズキ旨かった?」などと聞いてくる。「今日も好き勝手やらせてもらいます。」と相模庵。ポイントは江ノ島裏水深18Mで、とりあえずキスを釣らねば何も出来ないので最初は真剣。島があるせいなのかやけに潮が速い。NARIはメゴチ、キスをポツポツ。しかしアタリがわからないというかすべて針を飲まれてしまってハモノの餌にはならない始末。対して相模庵にはキスが釣れない。どうしたことか???。巻き上げ途中で食ったホウボウは嬉しい外道。しかしキスが食わないのだ。辻堂団地沖、烏帽子岩内側、相模川河口と11時まで探って船中3人で4〜5匹の釣果、相模庵は泳がせでホウボウの良型をまた一尾追加したのが意地。

船長が「東へ行ってみる」と決断して船は一路鎌倉沖へ走る。11時で早めの食事としてカップヌードルを作って寒さを凌いだ。これもまた冬の釣りの定番であろう。鎌倉沖では水深がやや深いせいか当たれば大きいキスが釣れた。しかしポツリポツリという感じで1時過ぎくらいからはナント雪が降り始めた。ジャリメをつける指先が凍え出してきて集中力も失せてくる。その時船長が「ハモノ入れてるの?なんか当たってるよ!」見れば確かに竿が揺れているではないか。潮が速いので食い込ませるのに違和感を与えてはいけないと道糸を引き出してやると違和感があったのかアタリが無くなってしまった。船長が上げてみろというのでゆっくり上げたらなんか重い。褐色の固まりが浮いたとおもったらマダコであった。350gくらいか?美味しそうなマダコだ。転んでもただでは起きぬ。ハモノ釣りは必ず相模庵に応えてくれる。

釣果はNARIと相模庵仲良くキス14尾。だいたい20尾もさばいていると嫌になってくるのに釣れないと不満が残るのはなぜ?。今回新しい食べ方をしてみた。カマスのように頭をつけて開きにして塩水に30分、酒に20分漬けてから一夜干しする。焼いて食べたら日本酒に良く合う。これがなんとも表現出来ないくらい旨かった。さばくのも背骨を取らなくていいので楽チン。ホウボウは刺身で頂いたが大型のホウボウが釣れたとき是非お試し願いたいのがしゃぶしゃぶである。ここで説明するのも何なので釣った方はこれまたやってみてください。

下船後、洋平船長平謝り、最初から鎌倉に行けばなんとかなったとのこと。でもみんな茅ヶ崎方面へ行くからねえ。一隻で遠く離れてポツッと釣るのは勇気が要るもの。これに懲りずにまたお願いしますと言われればまた来ますと言うしかない。それにしても本命のヒラメはいつ釣れるのか?葉山方面では大きいのが上がっているというのに。

ホウボウという魚、メタルジグのターゲットとして十分な対象魚。真鶴福浦のまるせ丸は専門のルアー船を出すくらい草分け的存在。これもキス船で試したら良いかもしれない。なんせ空いてるからなんでも出来るのだ。そうそう忘れてた!NARIがまた掛けた。竿では上がってこない得体の知れないもの。大きなエイか?はたまたヒラメか?

最後にとっておきの情報を萬司郎丸ではキスは7:30出船で14:30までで7500円餌・仕掛け1つ付きなのだが萬司郎丸ホームページをコピーしていくと6500円になっちゃうぞ。これは断然お得だ。ということは春のマルイカも6500円か??おっと口が滑った!。

何事にも基本というのは大切である。そういう意味でNARIは基本を重んじる釣り師である。やはり寒い船上ではポットを持ち込んで焼酎のお湯割りというのが正統派のたしなみとして重んじられよう。見習いたい姿勢だ。

潮が船の下に向かって流れるので非常に釣りにくい。キスという魚は仕掛けがちゃんと張ってないとアタリが非常に取り難い魚である。今回はその点非常に苦労した。

ホウボウという魚は見かけの美しさだけでなく味の方も絶品だ。