■FISHING REPORT 3月18日 また怒られちゃった。


「だめだよ!アタリがあったら竿先を海面に突っ込むくらいに下げなくちゃ。そうすれば全部の針に食いつくんだ!」うわぁー去年に続いてまた同じ事で怒鳴られた。だってさーアタリがあったら体が反応してフッキングしちゃうんだもの。それがルアーマンの悲しい性というもの。わかっています、わかっていますとも、そんなに大きな声で怒鳴らなくても。新安浦は村上釣船店千代吉丸の午前メバルでの光景。

NARIが前日珍しく自分から誘ってきた。何やら仕事で精神的に参っているらしくガス抜きがしたいらしい。雨でも行きますからの声にこちらも気合十分、しかし翌朝寝坊したNARIは直接新安浦へ。

ポイントは猿島北岸の27M、新安浦のメバルはサビキメバルという4本針の釣り方。厳しい根に添って仕掛けを上下させてメバルを誘う。クククッっとアタリが来たら合わせるのをじっと我慢して竿先を下へ下げると群れているメバルは最初のメバルがかかってサビキが踊るのでパタパタと食いつくという算段。しかし最初はチビメバルばかり、そこで米軍基地から伸びる堤防の脇で釣りはじめたとき沈黙の中にもバタバタっと群れが回りはじめた。私が2匹掛けで良型を上げると、NARIはじっと我慢してからこれは重い!と巻き上げれば良型メバルの4匹掛けパーフェクト。思わずメバルの煮付けが4皿、頭に浮かぶ。

船長が小便をしに来たとき私が仕掛けを新しいのに取り替えたのを目ざとく見ていた。その後、私は連釣したのだが、 「新しい仕掛けに敵うものはないよ。俺がこんなこと言うと250円の高い仕掛けを商売してるように見えるから嫌だが、よれよれのハリスじゃ釣れねえんだよ。」と船長。船長のトークに負けたか仕掛けを購入したNARIは一投目で根掛かり・・・・・。確かに船長の言う事は正しいのだが根掛かり必至の釣りではねえ。

二人で怒られながら相模庵23匹、NARI17匹でワンツーフィニッシュ。なぜか我々しか釣れない不思議さよ。6人乗船で2人の客が船長に文句を言う。他のポイント行かないの?の問いに 「俺はゼッテー動かない!。」とキッパリ。小さいのしか釣れないよと言う客には、我々の事を指して「後ろじゃ良い型釣れてるよ!潮が動かねえから大きく誘わなくちゃだめだよ。」とこれまたズバリ返答の老船長。そうか!我々ルアーマンは大きく誘う癖がある。それが功を奏したのか?見れば我々だけスタンディングで釣りをしている。そうすれば誘いも大きくなるというもの。それに船長に怒られて身に染み付かされたからね。メバルは群れでいる魚、アタリが少なければアタリがあったときこそ多点掛けにするということ。なんだかんだいっても昨年から3回サビキメバルやってすべて竿頭。俺ってこの釣りが合ってるのか?なんて有頂天になるといけない、100匹釣る猛者がいると老船長は笑って見せた。

NARIのパーフェクト掛けには正直言って驚いた。魚が上がってきたときはミニ版アコウダイのようにプカプカと浮いてきた。根がまじめで我慢強いので船長の言う事も良く聞く。が、待ち過ぎてかかった魚がいなくなったり、魚が暴れて根掛かりしたり、試行錯誤。

相模庵の釣果、カサゴ混じりで。大きいのがもう少し欲しかったというやや不満足の釣果。。