■FISHING REPORT 3月25日 暴風!釣りへの飽くなき欲望!


3月24日、何回も天気予報に電話した。『南西の風強く波、うねりの高さは3M…』午後7時、外房片貝港の船宿から無情の出船中止宣告。う〜んどうしても釣りに行きたい。鹿嶋もだめ。明日を逃すと4月第2週まで行けぬ。相模湾はどうか?なぬ?うねり4M?明日は2.5Mか…。行けば確実に吐くな……。東京湾は?おお!波の高さ1M!救いの神!さて何を釣りに行くか?マダイ、イカ?。湾口部は相模湾と同じくうねりが高そうだ。ならばなるべく浅場の方が良い。メバル?スズキ?それともマコガレイ?。気温が上がれば更に風が強くなり海は悪くなりそうな気配、それなら半日釣りか?メバルが良いかもなどと思い巡らす。翌朝海岸線を東へ車を走らせるとうねりが目視できるくらいひどい。江ノ島アオリイカ作戦がまず没。この際、釣りが出来れば良いと横須賀・新安浦港へメバル釣りの午前船へ行く事にする。

道に迷った挙げ句無事到着、船宿は4件あった。船が大きい方が風が強くても安心と、まず船を吟味した。大きくて一番客が少なそうな西山丸に決め、案の定一番乗りで人が少なく3人乗りの大名釣りだった。初めての釣りなので仕掛けを購入して船に乗り込む。なんとサビキメバルという釣り方でサビキのくせに一切コマセを使わない。2Mほどのハリスに枝スが4本、胴つき仕掛けである。要は誘いの釣りである事が容易に推測できた。サバ皮のサビキはルアーそのものといえる。

ポイントは猿島周辺の根回り航程5分で楽々、波もあまりない。水深は25M前後である。タックルは専用のものがないのでバスタックルだ。BELLSスペシャリスト66MHにアブのロイヤルエキスプレスを装着、感度だけは良好だ。船長の合図で第1投、いきなり当たる。高速で巻き上げると危ない危ないメバルではなくアジだった。口切れに注意である。船首の年配の方は一荷でメバルを釣った。第2投もアジ。第3投は一荷でまたまたアジ。しかしメバルちゃんはいずこへ?。次第にアタリが遠のき、潮の流れが速く海底の起伏が激しいのでまめに棚を取り直す事を心がける。同船者は置き竿にしたりしてるので根掛かりが多いようだ。釣れないと集中力が無くなるのか私も少し気持ち悪くなってきた。風による波の影響は小さいものの船舶の航行で引き波が不規則に起こるのだ。イカの薫製を噛んで脳を刺激してその場をしのいだ。後半、風は強くなるが魚の活性が上がってきたのか同船者が釣れないなか私は入れ食いモードに突入した。慣れてきて竿先に神経を集中すると魚が仕掛けにじゃれ付くような前アタリを感じる事が出来た。そこでスッと誘いあげるとメバルはたまらず食いついてきたのだ。『来るぞ!』という予感が何度かあり、予感が確信に変わっていく。その証拠にスレガカリしてくるメバルがかなりいる。メバルは確実にいるのだ。食い込みが悪いだけだったのだ。高感度バスロッドの独壇場となった一幕であった。入れ食いモードを堪能しながら12時に納竿コール。釣果はメバル16、アジ11、カサゴ1。やや満足の釣果となった。船長には食いが悪い時にそれだけ釣れば頑張ったと誉められた。3人乗りだが一応竿頭である。代金5000円で4時間半の勝負、こんな手軽で安い釣りがあったのかと改めて思う。釣りしたい虫をなんとか抑えるには充分なひとときであった。春の海は荒れる。無理してゲロ吐いて苦しむより楽しい釣りの方が良いに決まっている。メバルは引き込みが強いのでライトタックルなら十分に楽しめると思う。最後に西山丸は面白い。FM横浜が船中に流れて流行りの歌も聴けるぞ。翌朝の新聞の釣果にメバル+アジの釣果を載せて水増し報告する茶目っ気もあるが・・・・。

一番下にエコギアグラスミノーを付けるも完全沈黙

猿島遠景。

メバルちゃん、大きそうなやつ集合写真。

小アジ部隊。テンプラ、刺身に。


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