■FISHING REPORT 4月8日 YAEN DE AORI 22 基本タックル 活きアジ販売所


風が凄かったよ。いつもは湖のように静かな沼津の海が荒れ狂ってた。
そんな中でアオリイカを釣ろうだなんてやめときゃいいのに・・・・・。

この日の主役はコイツ、アルポッ ト。ダイワ精工から発売で8190円と安くはない価格、しかしアルコールランプで 湯を沸かしたり御飯が炊けちゃう優れ物。風の影響を全く受けず、小窓から燃焼の様 子も確認できる。
160ccのエタノールで90分間の燃焼が可能、薬局で1リットル買ったら700円だっ た。1 リットルあれば9時間も使える。
メタノールはアルコールだから酒がなくなったら飲んでもいいかも知れぬ。大ウ ソ!。

なぜこいつを買ったの??

夜釣りは寒い、焼酎のお湯割で体を温めたい、お腹がすいたらカップ麺のひとつも口 にしたい。明け方には爽やかにコーヒーやスープでも飲んでみたい。そんな念願がか なった。

そしてもうひとつ、横浜にいるという船上 酩酊釣師に是非ともこのアルポットを自慢 したい。寒い時にホットウィスキーや焼酎お湯割、カップ麺を見せつけて、真の船上 酩酊釣師が私であることを証明し、優越感に浸りたい。

さて、釣りのほうだが風が一番おとなしそうな内浦三津港で開始、それでもかな りウ ネリ、風が強い。風波が強くて投げたアジが舞い戻る。波によれてアジが堤防添いに 泳いでしまう。とても釣れそうな状況ではな い。
波静かな港内のほうも探ってみる。イカが入ってるかわからないがまだましであ る。
期待薄なので早速アルポットでカップ麺を作る。日清から出たカップラーメンの チゲ風味、こいつ で体を温める。
焼酎のお湯割は100円ショップで買ったステンレスのカップでおいしくいただ く。

ほろ酔い加減で野良猫と遊んだり、時間をやり過ごすとおもむろのアジの背中が かじられた。ヤリイカかメトイカの感じ。
風が強くてイカが乗ったのがまったくわからずじまい。少しだけ膨らんだ期待感 は全然おさまることのない風と波に掻き消され21時撤収。
予報では夜中の2時ごろからおさまるとのことで木負堤防に移動して車中仮眠と する。

2時、周りの騒がしさに目が覚めると、西伊豆に行って大波のひどさに竿を出せず に北上して来たかっちゃんといしかぁ〜君と合流。4人で1列に並んで釣りを開始す る。
2時〜3時の満潮〜朝までが勝負の時間、釣りたい!。

4人並んで、別の釣師の方の2本の竿を合計すると6本の竿が並んでタダの一度もイ カが乗らなかったのである。風で海がもまれて濁りもきつかった。水温も下がったの だろう。それが敗因である。

10時納竿、沼津の獲物は沼津の干物だった。アジの干物5枚500円、家族への気遣 いである。
夜釣りで獲物が無く、何も持って帰らないと浮気をしていると妻に勘違いされる とたまらん。
優しい私はおもむろにも一包み進呈したのであった。これを逆手に取り、男性釣 師諸君は夜釣りと称し、沼津で不倫しないことを切に願う。

かっちゃん一向は海の落ち着いた西伊豆に戻り、その日の夕刻に1キロ級メスを含 む3ハイのアオリイカを釣ったとメール。さすがに腕は良いな。