いつもつい出かけてしまう江ノ島萬司郎丸よりマルイカを狙いで出船した。今回はしばらく釣りに行けなかった鬱憤を晴らしたく、荒天の天気予報を承知でかねてから挑戦してみたかったイカ釣りに出かけた。出船が危ぶまれるのかなと思いきや、お母さん大丈夫との一声。おまけにアジ釣りで貯めたスタンプをイカでも押してくれる。あと３個で１０個溜まり釣りに行けるぞとほくそえむ。

河岸ばらいをすると早速大きなうねり出船が思うように進まない。ゆっくりと船長が操船するもポイントの三戸浜沖には行けないので近場で探索をはじめる。反応が薄いのかなかなか投入もままならない。おまけに船酔いが襲ってきて第一投目が遅れてできずじまい。今日もげろげろかー。第二投目からやっと仕掛けを降ろす。潮の流れが速く仕掛けがどんどん前方の方へ流れていくも糸ふけありて着底。すっと巻くともうアタリがきた。これがアタリかと巻き始めると、『ゆっくり巻いて！』と船長の檄が飛ぶ。小さいながらも何とか初めてのイカを手にした。その瞬間今日はこれで満足だと感じた。何しろイカを釣ることが今日の目的だからだ。

続いて二杯目もすぐ上げる。釣りかたは着底後、糸をゆるめてシェイクシェイクシェイク。誘い上げたり降ろしたり。そのうち波も納まってきたので三戸浜沖へ直行。ここでは頻繁にアタリが出るもイカの粘膜や足、墨が付いたスッテばかりあがってくる状態でこの頃には気分の悪さと機嫌の悪さでパニック！イカ釣りの難しさを痛感させられる。仕掛けを押さえ込むようなアタリがなかなかわからない。悔しい気持ちがだんだんと募ってくる。イカ釣りはイカ忍者との戦いというがまさにそれデアル。結局６杯しか釣れず途中強風が吹き帰港となった。

帰港後、またまたいつものように釣れないのでおみやげをもらう。今回はワカメと昆布のセットでとてもありがたかった。釣れないときはおみやげありで良いサービスをしてくれるが最近いつももらっているような気がする。いかんいかん。それと三戸浜沖に行ったとき別の釣り舟が近づいてきて船長にこの辺で釣りをするなと怒鳴ってた。釣り宿にも縄張りがあるらしい。なんか漁協で規定してるらしいが。当日船中４〜９杯の成績。初めてやって６杯の成績に自分では満足だ。なに？それで満足ではいかん？いいんです。とても嬉しかったのだから。ちなみに１０回以上コマセを撒きました。イカ釣りにコマセしてもしょうがない？？？刺身とげその竜田揚げは最高！