■FISHING REPORT 4月10日 下痢とメバルと軍艦と。


平日に釣りに行くという気分はどういうものか?会社の創立記念日で新安浦にメバルを釣りに行く。同行者はおもむろくん。先日の西山丸を訪れると『今メバルやってない』と冷たい声。隣の村上釣具店・千代吉丸に乗船することにする。うわ〜千代吉丸、ちょっと古くてスピードが遅いぞ〜。やっとポイントに着くが潮まわりを繰り返しなかなか仕掛けを下ろさせてくれない。老船長でちょっと心配。一回下ろすとすぐ移動、先が思いやられる。ふと今朝の地震が影響しているかと不安になる。根魚は地震に弱いのだ。

あまりに釣れないので遠くを見ていると軍艦が3隻航行している。自衛隊にはリストラなんかないのかな?なんて考えたりするくらい釣れない。すると左ミヨシの人の竿を大きく引き込む魚がいる。来たかと思い振り向けば25センチくらいのナイスなアジ。俄然やる気が出てきた。まずおもむろくんに小さなメバル。すぐもう1尾。私の竿にもアタリが!でもなんだか引きが鈍いぞ。あ〜やっぱりこいつだ、カサゴである。こいつは歓迎すべき外道、から揚げが最高だ。また来た、またカサゴ。ん?今度は?メバルだ。しかし小さい。く〜・・・。おもむろくんに良いアタリ、今度はキュキューンという引き込みに良型のメバルちゃん、煮付けサイズグット!グット!。『なぜわしに釣れんのじゃ〜!!!!』出遅れに呆然となる相模庵。うわ〜なんだありゃ〜初めて見たぜ!なんと潜水艦。!!!恐ろしきや横須賀沖、終いには空母まで出会ってしまった。

船長は朝から潮が全然流れないと嘆く始末、遂に猿島周り漁礁を攻めることに。水深20mに複雑な漁礁があり、根掛かりに注意が必要だ。漁礁(おそらく中空ブロック?)の奥、頭を丹念に探っていく。オモリが底を小突く鈍い感覚は奥、コンコンという固い感覚は漁礁の頭。ツツッっと小刻みな竿先に反射的に動いたらキューンといい感じ。漁礁に潜られぬように強引に巻いて取り込んだのはやっと出会えた良型メバル。居着きの魚体は黒く堂々としたものだ。バスでもそうだが回遊系の魚は白く、ストラクチャーに居着く魚は体色もハッキリとしている。仕掛けのロスも多いがカサゴ交じりながら良い型のメバルをこの漁礁で4尾追加する。ところが船長我々の釣り方にちょっと不満げ、ルアーマンの宿命かアタリがあるとつい合わせてしまう癖に『向こうあわせでいいんだよう!それと1尾掛かったら仕掛けを送りこんでみんな釣っちまうんだよう!』う〜ん叱られてしまった。だって漁礁に引っかかっちまうじゃん、ブツブツ・・・・・。終了間近、別の漁礁を攻める。ここは前回でも良かった場所で気合いも入る。ククッっというアタリにぐっと気持ちを押さえて間を置いて巻く。おおっ!これはちょっと重たいぞ!よしよし一荷だ〜!!!しかも良型、よっしゃ〜と叫ぶ直前、大きい方がポチャッとオートリリース。く〜やっぱり向こうあわせじゃいかんじゃないの〜食いが悪いときゃ合わせなきゃ駄目じゃんか〜。うぇ〜ん(T_T)。おもむろくんもじっと待つ。巻き上げるとスレで掛かった丸々太ったきれいなメバル。こいつは良かったね。終了間際12時まで追釣して沖上がりとなった。前日の深酒と睡眠不足が祟り下痢地獄(東京湾を汚すな〜)のおもむろくんであったがメバル10(うち良型2)カサゴ2、私、相模庵はメバル12(うち良型6)カサゴ5、アジ1であった。釣果には毎度お馴染みのやや不満ながら船酔いに弱いおもむろくんがなんとか釣りをできる状態でいてくれたのは収穫であった。乗船者は今回も3人だったので竿頭(情けね〜)。参考までにメバルが吐き出した3cmほどの小魚(多分メバルの稚魚)カサゴの口からはマメガニ、彼らは明らかに雑喰。新安浦のサビキメバル、天候と釣り物が不安定な春にはうってつけの釣り。多少風が出ても近場なので大丈夫だし、半日なので5000円と安い(駐車場500円)。休日でも人が少ないのでオススメしますよ。

強風の中、下痢と船酔いに
耐えつつスタンディングで
釣るおもむろ。
今回の根性は見上げたものだ。
今後の彼に期待したい。

海中から何と潜水艦が!。
こんなもん初めて見た。
たいしたたまげた〜
(画像悪くてごめんなさい。)

おもむろくんの釣果。
手前に良型カサゴ。

相模庵の釣果。

下痢と船酔いで壊れた
おもむろくんと釣果。


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