■FISHING REPORT 4月10日 天罰にも立ち向かう相模庵。


天罰じゃ〜、会社の創立記念日に正月から約束していた湘南台のホルモン丸美のしんちゃんとのマダイ釣行、たまたましんちゃんの休みと重なったため、酔いも手伝い速攻で仕立てを予約。ところがじゃー相模庵の息子の登校拒否で幼稚園を変えたためこの日が入園式に!。しかーし、3ヶ月も前に約束した釣りの方が大切、前日に妻にビデオの回し方を教え、絶対に祝い鯛を釣ってくると約束し家を出たのであった。それが地獄への招待状だった。

カーナビというのはあてにならぬもの、思いっきり遅刻しそうになる。相模庵はいまだに松輪の場所が良く分からぬ。やっとこさ着いて急いで船に乗り込んだらアネロンニスキャップを車の中に忘れてきてしもうた。おもむろに飲めば大丈夫だからとずっと話していたのに飲めなかった。メンバーのしんちゃんのお客さん二人を含め我々5人はとりあえず出港。ポイントに着くまでに仕掛けを作らないといけなくて、それも忙しく、港を出ると松輪特有の変則的な波が・・・。ポイントに着いたときにはもう気持ち悪い。おまけに電動リールの水深カウンターがいかれておる。とにかく釣り開始。朝は大物一発狙い、船長の指示棚は底から12M、何じゃこの棚は?。後でおもむろに聞いたら水深は120Mあったらしい。また海溝の肩を攻めるのか?。しかし小一時間やってもアタリが無いので早速移動となる。

水深50Mほどのポイントで再開。船長はコマセを5Mから振れというが相模庵はそんな事はやったことがない。遠慮がちに底から3、5、7Mと3回振ってロッドキーパーにセット。竿先を見てるとあぁ気持ち悪い。心の中で葛藤する。吐いた方が楽になるよナ。出も格好悪いぞ。しかしおもむろに師匠としてのお手本を見せねばと決意してまずは吐き方を見せてやる。うげげえ。初回のゲロは朝のおにぎりの梅干しがほろ苦い。しばらくすると右舷大艫のしんちゃんが立て続けに2枚小型ながらマダイを上げた。誘いを掛けてながら針も小さくして獲った価値あるマダイ。早くもリードされてしまった。しんちゃんの店では名人と呼ばれる相模庵、マダイなんて始めたばかりなのに、でも他のお客さんはそんな事知らない。頑張らないといけない。ここは意地。3分くらい待ってからキーパーに竿を置いたまま一回あおるとククッっと竿先が入った。スッとあわせて巻いてみれば明らかにマダイの引き。簡単にあがったのは300gの小型。とりあえず2対1。上層は潮が流れていたが、あまり底潮が行ってないのでハリスプラス1Mとなんまるさんのアドバイス通りで獲った一枚。

時間がたつにつれて潮が更に動いてないように感じたのでもう50センチ棚をあげて待つ。しかし船酔いは限界を超えている。コマセを振りながら吐く相模庵を見て船長はどう思っていたのか?。天気も良くなって心身、海ともに弛みモード、自然と睡魔も襲ってくる訳で船を漕ぎながらアタリを待っていると船酔いも多少楽になる。気が遠くなってふっと目が覚めると、竿が下に突っ込んでいた。今度の引きは多少良い感じ。でも軽々上がってきてしまうのは魔法の竿のせい?。400gをゲットしてやっとしんちゃんに追いついた。逆転をかけようとしたんだけど気持ち悪いししんちゃんに脅されたので断念。一回マダイのアタリがあったんだけど合わせられなくて残念、して1時に沖上がりとする。

おもむろは10時半まで頑張ったんだけどダウン、2回吐いたかな。相模庵は4回吐いても頑張って釣った。何度もいうが意地である。4回目は黄色いゲロできつかった。沖上がり後のおそばも喉を通らない。好物の茹で卵も食べず仕舞。すぐには家に帰れなくて道端でしばしおもむろと休憩してから車に乗り込んだ。釣果はしんちゃんと相模庵の4枚だけ。平日でも意外に厳しいって事か。それにしても松輪から3回出て3回ともひどい船酔い。やはり湾口部はいろんな波が集まってうねりとなりやすいんだな。もう行かないぞ。

奥がしんちゃん、真ん中のカタマリがおもむろがダウンした様子。結構10時過ぎくらいからはウネリも入ってきてきつかったー。

大きな体の相模庵と小さなマダイ。もう少し良いサイズが釣れないかなあといつも思います。3月から相模庵のお道具箱となったマイカーをバックに写真を撮ってもらいました。まだ魚臭くないですよ。