■FISHING REPORT 4月16日 乗っこんだのは人間のほう 基本タックル


ノッコミマダイの便りもチラホラ聞く季節になり、関東のマダイファンの気もそぞ ろ。
松輪の美喜丸に成さん、Sさん、Kさん、イカヅノ大佐、たけちゃん(松輪で10kg)と6人で集合。
6時半の出船に気合十分の釣り支度、そして赤ワインの乾杯。
風はやや強く、雨の予報もあるが心はマダイのほうへ傾いているのである。

6時半からのスタートダッシュは競艇ソックリ、協定時間のスタート?。
遅い船は早めにいい位置取り、時間とともに船長のお気に入りのポイントに向かうのである。
エンジンの大きい船は割と余裕にスタート。見慣れた松輪の風景。


第1投、第2投、魚からの便りなし。
第3投、第4投、頼むぜオイ!。
第5投、第6投、今日はだめか・・・・。

左大艫のSさんの竿が弓なりに曲がったがすぐ外れてしまったとの報。
かなりの大物であったことは否定できない。

「一応、魚はいるんだ・・・・。」

萎えそうになりかけてた釣り魂に再び火がつく。

ノッコミ、それはマダイが産卵による愛の交換・・・つまりSEXしたいがために浅場に集う儀式。
産卵するためには体力も必要、御飯もたくさん食べてのぞみたい。
それがマダイの素直な気持ちではないか。
しかし、目の前にあるオキアミにパクついても、針の付いているオキアミは頭しか食い千切らない。そんな教育どこで受けたのか。


第20投、第21投、寒いなあ。雨も降ってきたよ。
第22投、第23投、誰か「帰ろうよ」って言ってくれないかな。
第24投、第25投、俺からは絶対言い出さないぞ。

なんせ、まったく気配がないのである。腕も悪いが状況も悪い。

「早上がりしようよ」とどこからか天の声。
否定する理由は何もないのだ。五月雨式に、雪崩に巻き込まれるように・・・・・。

沖上がり後の毎度のうどん、きょうはとても暖かく感じる。
ゆで卵の皮をむく指先が冷たく震える。
みな悔しさは一緒だ。予約のカレンダーの5月18日(木)、平日にもかかわらずリベンジの予約を入れる。
乗っこんだのは人間のほう。