■FISHING REPORT 4月20日 なにをやってもだめ 基本タックル


なにをやってもダメというものはあるものである。ダメな中にも光明を見出し、ここぞと思うことあれど竿先は動かず。集中力を切らさずに続けていてもダメなときはダメ。

マダイの活性と産卵行動へのパターンがちぐはぐなためか期待通りの展開にならない。釣れてくるのはマアジ、イサキ、サバなどばかり・・・・・・。船中釣れないばかりか、周囲に展開する他船も沈黙と時折訪れる外道攻撃。荒波をかき分けて沖の瀬に行ったチームは5〜7キロ級の大型を上げていると無線で入って来ている。しかし我々は落胆の色が隠せない。

この日は結構波が嫌だった、らしい。ヨコタを食らって船は前後左右にグーラグラ。おもむろ、司祭様即死。こういうとき最初に死亡するのは相模庵なのだが。前日の9時半にアネロンニスキャップを服用、当日も乗船1時間前にもうひと粒、これで不思議なくらいになんでも無かったのだ。当然お酒もすすんじゃうわけで、まさか船上で飲めると思ってなかったので手持ちが無くイカヅノ大佐に分けてもらった、アリガトー。今回の収穫は船酔対策の実験成功ですな。

外道が多いので本人認識して釣ったのか?イカヅノ大佐が小さいタイを1枚釣った。諦めムードで酒ばっかり飲んで、船尾で放尿を繰り返すイカヅノ大佐に1枚来たのは、やはり殺気を消したせいか?。火がついたのはちょろ松さんだった。なんかブツブツ言いながら鬼神迫る姿で仕掛をやりかえてる。殺気はダメなのに・・・・・。船長の沖上がりの合図があっても釣りをやめようとしないちょろ松さん、よほど悔しかったらしい。

釣ったもん勝ちのホルモン教徒軍団、日々顔を合わすだけあってその週は釣ったもの天下となる。釣れなかった人間は、毎日の自慢話をじっと耐えて聞かなければらないのだ。
今週のイカヅノ大佐は凄かった。船中1枚を釣ったということもあるが自慢話が同行者の心にデイジーカッター爆弾のようにグサリと突き刺さり、さらに繰り返す自慢は波状攻撃へと・・・・・・・。