■FISHING REPORT 4月21日 自己新記録更新!福浦大アナゴ!


この日の天気予報は良くなかった。天気は西から崩れ大雨が降るとの予報、夜8時から釣りをしたら10時にはひどい雨になる感じ。しかし釣りをやっている人間が誰でも経験する天気予報が外れたときの好釣果、誰もが足踏みする時に行ってこそ・・・・・。

現地に到着するなりすぐ準備にかかるとあーぱんさんが到着合流、お互いに手際良く竿を投げ込む。3本づつ投げ込んでメバル釣り仕掛けも忘れない。準備できたところで早速プシューと缶ビールを開ける。暗い海は予行中が多いせいか美しいばかりに瞬く。釣り始めはちょうど満潮、これから引き潮に変わり絶好のタイミングと思えた。風はかなり強く時折ポツポツと雨が落ちるが気にするほどではない。あーぱんさんが一回目の竿上げで小さいながら1本あげる。ならば私もとあげてみれば同サイズが付いていた。これは幸先が良いと気合いも入る。があとが続かない。気が落ち込むと同時に雨が強くなりこりゃイカン。しかし雨はあっさりと止んでしまった。

気を引き締めて頑張ると酔っ払いの人がやってきて我々にビールやつまみをごちそうしてくれた。私が中央の竿をあげると重たい。何やらかかっているようだ。しかし無情にもラインブレイクしてしまい残念。悔しさあれど隣の竿を巻いてみるとアナゴ特有の引きが!しかもなかなかの大きさのようだ。暗くてよくわからないが思い切ってぬきあげた。思わず口から出た言葉、でっデカイ!!重量感がものすごくクネクネと曲がるその魚体は大アナゴ、後検量62センチの丸々太ったやつだった。酔っ払いギャラリーにも溜飲を下げさせて気分は最高潮。酔っ払いが帰った後はメバルが入れ食いとなった。はじめ電気ウキでやっていたのだが釣れなく、あーぱんさんが胴付き仕掛けを試してみろというのでこれに切り替えたらアタリが頻繁に竿先に出るようになった。メバルの食いの立つ引き潮で凪加減であった事もあり面白いように釣れた。

メバルが釣れている間アナゴの方はパッタリだったのだが深夜二時くらいであろうか、あーぱんさんが連続で2本あげた。私もと巻いてみると生体反応がかすかに竿先に伝わる。暗闇の中から上がってきたのはアナゴの一荷!!!これは初体験であった。その外にもゴミかヒトデかと思ってあげたらタコだった。福浦のタコは専門に狙う人も多く面白いターゲットだ。

酒を飲みながらあーぱんさんとしばし談笑、目の前にある竿には鈴が付けてないがあーぱんさんが『引いてます!』ホントかやと思い見ればガクガク!!。引きもものすごいぞ。よりによって一番竿先の弱い竿に食らうとはマイッタ。それでもなんとか半分くらいまで巻いてくると、なんだありゃ〜!それはそれは30尾はいようかというシーバスの群れ、暗闇だが夜光虫が彼らが泳ぐたびに光るので丸見え、何と勇壮な群泳だろうか。私の魚、手前まで持ってくると先に釣り上げた大アナゴを上回るかもしれぬ魚体。この柔らかい竿では到底6mの岸壁を抜きあげる事は叶わぬ。あーぱんさんにバケツを下まで降ろしてもらい取り込む作戦に出たが悪夢はそれから起こった。先ほど泳ぎ去ったシーバスの群れから単独行動に出た70センチはあろうかという魚が私のアナゴに襲い掛かったのである。逃げ惑う私のアナゴに竿はグイグイ引き込まれ、私があわてて抜きあげようとするアナゴにシーバスが噛み付いた瞬間、アナゴはばれてしまった。あ〜あ。そしてあーぱんさんとしばし放心状態となりながら黙りこくっていた。福浦では何が起こるかわからない。その後は釣りに打ち込める精神状態ではなかった。結果あーぱんさん3本、私4本、メバル多数、タコ1の釣果で普通なら満足のいく釣果なのだがすべてはあの1匹が・・・。また福浦に通わなければならなくなったようだ。(一回休んで玉網買えってか???)

一投めであがったやや小ぶりなアナゴ。
小さくても気分的には楽だ。

あーぱん流4連仕掛け
中オモリと下オモリの間に
4本の針と2つの蛍光。
光で誘うのがあーぱん流。
餌は青イソメを使用。

知らない酔っ払いの人たち。
ビールをくれたりやさしい人たちだった。
どうもありがとう!

入れ食いのメバルちゃん。
今回は底近くでないと食ってこなかった。
ちなみに水深は4メートル。
餌は青イソメ。

珍客到来タコさん。

この太さを見よ!完全に負けた。(なにが〜???)


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