■FISHING REPORT 5月4日 GOOD LUCK!


「親父、俺、もう一回飛んでみるわ。」

船着場でGOOD LUCKのキムタクを気取り、渋くセリフを吐いてみても、どうしようもないこの出っ腹と容姿。ドラマで話題になったつり幸に、やまやさんのコーディネートで15人の釣り人が集まった。
やまやさんの会社の方、ネットのお友達、釣りバカ亭主軍団の陣容で船宿の好意で一船貸しきれることに。目指すは木更津のアナゴ。

5時半の出船なのに3時には到着しているという準備の良さ。
おかみさんと話をすれば
「今日も、大阪から女の子6人組が見学に来たのよ。」
「鹿児島からつり幸ステッカーを送ってくれと頼んできたよ。」

とかドラマの人気度の高さをうかがわせた。あんじゅりさん、ミーハーカメラマンになって座敷のセット(?)や魚拓もドラマそのままに、記念写真なども見せていただく。

出船時間まで何をやるってそりゃもう宴会。一人頭6本のビールやチューハイを用意してあったので、船着場でガンガン飲む。仕掛けがあ〜だの、釣り方がこ〜だの、嘘、誠、言いたい放題で相手を牽制するのが釣り師の常。それがまた楽しくもあり、闘志を掻き立てるものでもあり。

船に乗りこんで仕掛けの準備中にもルービーは片時も離せぬ釣りバカ亭主軍団、周囲の目はばからず、30〜40代の飲兵衛絶好調。

「みなさん、飲んでますか〜。」
「イェ〜イ!」
「なんだ、その仕掛けは!隠すなよ〜、そんなにまでして俺に勝ちたいのかい?」

出航すれば思いのほか風はあるが凪ぎ、周りの景色を見て司祭様、「やまちゃん、この京浜工業地帯が俺たちを育ててくれたんだよなあ」と社会科の先生みたいなことを言っている。皆大方4〜5本のビールを飲んでいるので走行中も大騒ぎである。つくづく仕立で良かったと今になって思う。(左舷のやまやさんグループには迷惑かけますた)

到着すればまだ陽は落ちていない、暗くなりかける頃から食いが立つのだろうけどアナゴ初心者ばかりなので皆いちおう竿は下ろしている。だが釣れないと釣れるまで「1本行っとく?」っとなってしまう。左舷の集団。

船中1号は自分の置き竿に来た。25号のアナゴ両天秤に緑のケミホタル37と赤の点滅ランプが付けてある。餌のチェックをしようと巻き上げたところ釣れていたが実に小さい。
続いて司祭様にも、艫のNIGHT'Sさんも好調に釣れているようだ。しかし如何せんアタリがない、アタリが出ないといったほうが良いのか?、左舷ではアタリ頻繁で針掛かりしないというし、艫でもアタリはあるようだ。潮の流れがアタリの出にくい流れなのか、自分に釣れてくるのは置き竿で勝手に釣れてきたヤツ。水温がやや低めなので魚の活性・成長が遅れているということもある。去年良かったケミホタルシェイキング誘いも音無し。

そのうち置き竿のほうがいいかと好調の左舷のほうに仕掛けが伸びるようやや道糸を出して待つ作戦に出た。竿には鈴をつけて微妙なアタリに備えることに。
8時半を過ぎて6本だったが時合いの到来とともに一時入れ食い状態となって左右の竿が忙しい。なんで早くこうならなかったと思えるほどの猛チャージである。
アナゴのアタリと重みを感じたら合わせずにゆっくりと聞き合わせて巻きながら針をアナゴに刺すという方法で釣っていった。聞き合わせでアナゴが餌を離せば再度落としこめば食ってくる。

結果は12本で終了、おもむろが1本でスソ、やまやさんがトップの17本、イカヅノ大佐、NIGHT'Sさんが11本。全体でも30センチを越えるアナゴは少なく、まだまだ本格シーズンには遠いと感じた。人それぞれに不満もあったろうが夕涼み会へ参加したと考えれば気も晴れるものである。

左:長さん、中:キムタク、下:柴咲コウ。

キムタクのポスターをバックに茶利さんと相模庵。完全ミーハーおじさん。

「ヒロシ、どうしてくれるの?」、夜光虫にかぶれるやまやさんはゴム手袋持参で、スチュワーデス物語の片平なぎさ状態。

まだ明るいうちからスタート、みな立って釣ってますが、釣れないと腰掛けてビールで酔っぱらいます。

茶利殿、釣りでは苦戦しましたが楽しんでいただけましたか?。後ろの大佐はアナゴ初めてなれどやはりそれなりの対応してきます。