本当は5月2日から釣りに行くはずだった。
三男が入院して予定が狂った。その日の夕方、伊豆東方沖で震度4の地震があった。
地震があると魚は釣れなくなる。アオリイカだってそうだ。
「今日は行かなくて良かったんだ・・・・」見舞いの病院でそう納得するしかなかった。
しかし、ひどい父親だ。きっと皆そう思うよな。
おもむろに5月6日からの釣行予定に変更してもらった。
退院は5月5日の予定だった。ところが1日ずれて6日になった、
6日の午前10時に退院、午後2時に出発という強行軍になった。
そんな日に釣りに行くなよな。
目指すは沼津、ゴールデンウィークなので海岸線は危険と厚木インターから東名高速で快適に走行する。
沼津インター降りてからも結構渋滞するのだが、おもむろが裏道を覚えてくれていてこれまた結構なことである。
三津の栄昌丸でアジを24尾買って2000円なり。500円6尾で売ってくれるオススメしたいお店だ。アジの活きもすこぶる良い。自分は大きめのアジをリクエスト、おまけにケミホタルをいただいた。
昼だろうが夜だろうがケミホタルをアジバケツに入れること。そうすることによってアジがケミホタルに向いてバケツの中で暴れない。
体力消耗せず、酸素を多量に要さない、これは活き活きとしたアジを海に入れる、好釣果の必須条件である。
ポイントに着くと連休で混雑している。ファミリーフィッシングの人は夕方に帰るとみて横でビールを飲みながら(これ大事)待っていると案の定お帰りになった。さて釣り開始。
ちょうど夕暮れ時になってこれからが本番だ。
薄暮の中、おもむろに早速イカが乗る。型はかなり小さそうだ。ヤエン投入するが掛からない。そのうちイカはどこかへ行ってしまった。
イカの食い跡を見る限りアオリではないイカのようだ。アジの口や頭の後ろから延髄に向かって食い進んでいない。
また、おもむろ。今度はアオリっぽい、だが小さそうである。ヤエンを入れる、掛からない。ヤエンのサイズが合わないのか?。バラシの連続。
相模庵も同様、バラシ、バラシ、バラシ……。5〜6回のアタリで1杯も獲れず。考え込む。第1波終了。
アタリが無くなったので19時半頃から食事とする。ダイワのアルポットで湯を沸かし、インスタントの焼きうどんを食べる。あまり美味しくない・・・・。このころには酒の缶は4〜5本空になっていた。
ひねり揚げ、チーカマ、柿の種。アウトドアチェアーにもたれながら春の夕涼み。缶ビールを入れるポケットが肘掛に着いているのが嬉しい。
第2波は22時〜24時にやってきた。
おもむろにイカが乗る。お約束のバラシ、しかし少し待ってるとすぐ抱きついてくるイカ。
ヤエンを入れて苦労しながらも今度は掛かったらしい。全然引かないが手繰り寄せてゲット。
200gの小さいアオリイカ。ヤエンを入れても掛からない理由がこの1杯でわかった。
こんなサイズが群れている。いったいこの時期に、この大きさ、どういうことかとなる。
この小さいイカはイカに食われかけた死にアジが効果的ということがわかった。
少しくらいイカに齧られたってそのまま投げて時折竿を煽り動かす。死にアジエギングである。
この時間は本当に良く当たった。おもむろが荷物を取りに車に戻ろうとするのを「乗ってるぞ!」と携帯電話で2度呼び戻したくらいだ。(すべてバラシ)、私も一回やったがヤエンを入れてからのドラグの締め忘れであおりの掛かりが浅くなってバラシ。気をつけたいものだ。
3度目の正直でおもむろが車に行って私一人のときに竿先から消えたアジの生体反応を確認、竿先で聞いてみるとジィーーーーと逆噴射でドラグが鳴る。
ヤエンを入れるタイミングを見計らうのと、アオリのアジの掴み方向を矯正するために少し引っ張ってみる。
「ぐいぐいぐい」っと引っ張られアオリイカはアジを離した。まだ早いからだ。しかしそのままにしておくと竿先が曲がり再度乗る。
それまでのやり取りでイカの大きさが小さくないことを確信した。
イカがアジを離すのを怖がってはいけない。よほどの事が無い限りイカは再度乗る。
アジの尻尾が釣り人に向いている状態でヤエンを入れないとヤエンが掛かる確率が下
がるから。横笛ピーヒャラでくわえてもらってはダメ、尺八を吹くようにである(笑。
一人なのでヤエンを入れる前にギャフとライトを傍に置き、ヤエンをラインに掛け、滑らせる。
スルスルポチャンっと海中に没したとみるや、竿を高い位置で保持してラインに角度をつける。
ヤエンが早く到達するようにである。
ラインは張りっぱなしは良くなく、イカに違和感を与えないくらいに張ったり緩めたりすると ヤエンがイカの下部から忍び寄ってくれる。
イカに到達できたなと判断できたら、イカの逆噴射を待つか、自ら掛けに行くのも良い。
静かだった竿先が突然引き絞られて5.4メートルの竿が満月になる。
「よし!」
アオリイカを浮かせるまでが勝負、逆噴射を2回ほどドラグと竿さばきでいなし、右前方20メートルの海面にアオリが浮いた。
足元まで持ってくるのにイカの口を海面下に入れないように引きずってくれば逆噴射の心配もない。
一応、自分でギャフを掛けても良かったのだが、念のためお隣さんにお願いして取り込んでもらった。
1キロのアオリイカ、ゲットである。なんか久々〜(笑。
第3波は深夜3時ごろから空が白むまで続いた。
3本の竿に同時に乗ったり、群れで回遊してくるのがわかる。
右の竿に取り掛かっているとおもむろが「こっちのほうが大きそう」と左の竿。
右の竿にヤエンを入れたらアオリが逃げてた。おもむろ、ラインを引っ張ったな?(笑。
左の竿に手を掛けたらこれが走る走る止まらない。70メートル近く出た?。
少し押さえに掛かると切れてしまった。巨大アオリか?はたまた巨大魚か?。
この地合のアタリをなんとか1チャンスものにして500gゲット。
バラシ、バラシの連続をくぐってやっと。疲れる。
第4波は朝の7時くらいから。こちらも頻繁に当たったが、潮の流れで浮遊物が多く、イカが乗ってもラインに藻が絡みついてヤエンが降ろせない。
強引に寄せてなんとかしようかと思ったら切れてしまった。凄く重量感のあるやつ。
一晩で20回以上のアタリが2人であり、3ハイしか取れなかったのは反省。
しかし、眠る暇もなく楽しめた。このぐらいアタリがあると飽きが来なくてよい。
アタリが多いので雑にやってしまった点も反省。
バラしたのは情けないがアタリの数が多かったおかげで、急速に学ぶことができた。
1割5分では情けない。せめて5割くらいにしたいものである。
|