■FISHING REPORT 5月23日 YAEN DE AORI 12 基本タックル 活きアジ販売所


「1.5キロ級2ハイ含む3ハイ釣れますた。」

かっちゃんからの誘惑メールが届く。こりゃたまらんはと心躍る。ここのところ3キロクラスを最大に好調の伝えられる湯河原、 時間的余裕はあったが潮の具合を見て深夜12時くらいに到着するように家を出た。
釣り餌センタータカラでいしかぁ〜君に出会いともにポイント向かう。どうやら混 雑していて場所取にも苦労するとか。とりあえずどこでもいいやと隣に入れてもら う。

時間帯も良くないので(釣り場に着いても慌てないのがプロ?)小型テントを張って 荷物をまとめる。多少霧雨も降ってるのでは?と持参したのだ。
まずは道具を出すよりプシュっと缶ビールを開けた。前日珍しく禁酒したので発泡酒 でもうまい。腹も減っていたので助六寿司で腹ごしらえ。かっちゃんは2日連続で睡 眠不足、かなり辛そうというかトランス状態。

1尾目のアジの尾っぽに針を刺して投入、あまり遠投はせず手前から探ってい く、、、実は遠投が出来ない(苦。
仕掛けを投入すれば後はアジが変な方向に泳いで行ってないか、イカは乗ってるかを注 意するだけなので2本目のビールとなる。

話し変わるが、いしかぁ〜君は当ホームページを良く見てもらっているらしく「釣 りバカ亭主のひとりごと」の「江ノ電哀歌」が気になるというので特別大サービスで 歌ってあげた(笑。十分に堪能していただけたかしら?。

3本目の缶を空けた頃、時間は1時40分ごろ、かっちゃんのお友達が1キロ超級を 上げたらしい。釣り場が離れているので見に行けなかったが。
そんなおり相模庵の竿 が立てかけてて置いた手すりを横に滑った。あわててテントから飛び起きて(テント で寝ながら竿先のケミホタルを見つめるお大尽釣り)竿を手に取るとリールのドラグ がジィージィー!!。アオリイカがアジを抱いた。

私たちの釣り場の前方20メートルには消波テトラがあり、そこに潜られては元も子も ないのでドラグを出させないように指で押さえると「フッ」と軽くなった。イカがアジを 離したのだ。
イカがアジを離してもラインを緩めてやればすぐにまた乗ってくるのも原理。「もっ と強く抱いて!」すぐに抱いてまた走る、ジィ〜ジィ〜、今度も止める、なんせテト ラに入られたら終り。また離した。また緩めての繰り返し、そのうちアオリイカが居 食いしはじめた。

イカがアジの頭を落としてチューチューとおいしい内臓を吸い始めたらこちらのペー ス、竿の感触からそれほど大きなイカではないのがわかる。もしかしたらマルイカ? とも思うが頃合を見計らっていしかぁ〜君にヤエンを入れてもらう。
スルスルとラインを伝わりポチャンと海中に消える音がしたとき竿を天高く突き上げ てアオリイカへヤエンがスムースに届くよう角度をつけてあげる。ホバリングしてア ジを食べているアオリイカの下方からヤエンを持ち上げるような動作、つまり竿を寝 かせた状態から上に高く持ち上げるようにポンピングすると竿先が鋭くズンと入って フッキングできた。イカは後ろにしか逃げれないのでヤエンの針に触れた瞬間、向こ う掛りとなる。

フッキングしたは良いがあまり引かないので小さいようだ。すぐ海面に浮いて引き ずってくる。取り込み間際になってタモがないのに気付き、1分間ほど海面に宙吊り にし、かっちゃんを呼んでギャフで仕留めてもらった。700gのオスのアオリイカである。

その後は隣のおじさんに2回アタリがあるも取り込めず、短い間の地合いだったようだ。仮眠を取って朝1時間だけやってモーニングバイトを望んだが果たせず。しかし久々の再会に満足感は残った。ヤエンはやはりプロセスの釣り、取れると取れないのは段違いなのである。