■FISHING REPORT 6月10日 YAEN DE AORI 33 基本タックル 活きアジ販売所





1年ぶりの烏帽子岩、去年はモンスター級アオリイカが出なかったものの、暖冬の影響でエサを獲りやすかったのでしょう、今年は6月に入り3.2キロが2杯、3.0キロが一杯釣れており爆発ムード。お尻がむずがゆくなって行く事にしました。
2時に目覚めてみると外は大雨、雨の中での釣りは嫌いではありません。釣りはやりにくいけど魚の食いは良いし、なんたって釣り人が少ないのが良い。

茅ヶ崎港に着いてみると案の定釣り人まばら、しかも雨もまばらでやんだり降ったり、絶好です。自分で興奮してるのがわかりました。
5時出船、いつもの磯に降ろしてもらい貸切状態で始めます。活きアジの状態をチェック、水替えをすると今日は少しアジが小さい様子、潜ってくれるか心配だったのでカミツブシオモリを抱かせてキャスト、続いてもう1本キャスト。

朝飯を食べてなかったので助六寿司をつまみに缶ビールプシュー、磯に乗ってのビールはうまいです。
座って眺めていると右の竿にアタリ、ガクガクッとこれは明らかにウツボです。プツっと切られておしまい。左の竿はキャストしなおしたらアジだけ飛んでいくこと2回、あっという間に4尾のアジを消費してしまいました。

1時間経った6時過ぎごろ、右の竿がジージーとドラグ音をさせながらラインが出て行きます。違和感を与えないように竿を持ち、構えたところアオリイカがアジを離してしまい、そのまま置いておいたんですが二度と乗らず。型は小さかったのですが最初のアタリは取りたかった。
2度目のアタリは左の竿、ラインが緩んでいたんで変だなあと感じ、リールを巻いたところ右の竿を越して右手の離れ島のほうへ行ってました。藻に巻かれてたと思い、巻き上げるとアオリの食み痕です。きっとアジを抱いたまま右に走ったのでしょう。しまったと思いましたが磯際7メートルくらいに食われたアジをアンダーキャスト、しばらく待つと乗ってきました。アオリイカは自分の食ったエサに執着心があるといいます。
おそらくイカには私が見えちゃうこと、イカとの距離が近すぎる、ので背をかがめて角度を抑え、しゃがんでヤエン投入、ぐっと竿先が入ってほんの4メートルくらい先で墨吐いて浮上しました。小さかったのでゴボウ抜き上げ、とりあえずゲットです。300グラムくらい。


続いて右の竿にもアタリ、今度は良い型のようです。ドラグフリーにして手でスプールを押さえ、寄せにかかり、走られれば押さえた手を瞬間離して違和感なく走らせる。繰り返しているうちにアオリイカは走らなくなって結構乱暴なことをしてもアジを離さなくなります。そこがヤエンを入れるタイミングと考えています。アジを抱いて何分とかではなく、そういう感じでやっています。
ヤエン投入、ヤエンがアオリイカに到達してるかちょっと不安だったのですが大きく突っ込むので合わせたらスポッと抜けてしまいました。急いで巻き上げてヤエンを外して食われたアジをバラした地点に再キャスト、運よくまた乗りました。今度こそとヤエン投入、しかし同じことの繰り返しでまたスポッと抜けたのでした。
2度の失敗で意気消沈、一人で「何やってんだ俺は〜」とつぶやいていました。しかしこの失敗は続くのです。

9時ごろから雨が降り始め、遠くの空からドンドンいうのが近づいてきました。雷です。
これは大変かな?、と思いきやアオリイカは雷鳴諸共せずバンバン当たってきます。入れ替わりアタリ、入れ替わりバラシ、頭が瞬間湯沸し機みたいになってきます。すべて合わせ損ないの類。途中400グラム(ゴボウ抜き)をなんとか上げて8打数2安打。愕然の数字です。

最後のバラシでわかったことがありました。アオリとの距離、近距離でヤエンを入れて竿を立ててやると、、、なんと沈んでたヤエンがラインの途中で海上に浮上しました。ヤエンが全然すべって行ってなかったのです。
これではアオリイカにヤエンが到達してないわけで掛かるわけありません。手元にとって原因を調べるとヤエンの糸を掛ける部分に塗装があって(自作ですので自分でスプレーした)それがすべりを阻害していたのでした。全部自分の責任です。そこでヤエンを交換することにしました。

今度は取るぞとの気合がアオリイカに伝わったのかアタリです。走りをなるべく抑制しながらアジを食わせていきます。止まれば寄せて状態を確認します。しかしこんなときに限ってラインと竿先からはアオリが藻を巻いているのが感じられます。こんな状態でヤエンを入れても掛かる可能性は低く、逆に根掛かりの危険があるのですがヤエン投入。
だけどまたどうにも藻に絡んで寄って来ないので強引に引き抜くと出てきました、というかアオリイカがアジを離したんでしょう。通常ですとここで終わりです。ヤエンが海底に沈んでアジも沈んでしまう、最悪、波にもまれてヤエンも根掛かり、巻き上げ回収しなければです。
ヤエンのついたアジは抱かない?、ですがアオリイカの追撃能力を信じて巻き上げず、少し放置してみました。そのあとラインを張った瞬間にドスンと入ってあっという間に浮上してきました。今回はギャフで御用、700グラムです。

不思議なこともあるというか、執念で取ったって感じです。海の中は何があるかわからないんだからあきらめちゃダメですね。
あとは道具、タックルは万全で釣りをすること、身に凍みました。
10時半、最後のアジをつけて投げ込み、アタリ無くて12時の早上がりとしました。アタリが多かったのとアジを3尾飛ばしちゃったんで20尾のアジでは足りなかった感じです。
9打数6安打は獲れたんじゃないかと思いますよ。ホント情けないです。
ですが、釣り意欲が復活してきました。言わせてください!やっぱりヤエンは面白い!。