■FISHING REPORT 6月24日 ルマン耐久フィッシング!


今回はT野さん、あーぱんさん、あーぱんさんの職場のKOBAさん、おもむろの5人で西伊豆は宇久須港へ釣行、昨年秋爆釣し、今年2月に叩きのめされた宇久須の初夏は如何に?。私が家を出たのが深夜1時、おもむろの家に寄って東名横浜インターより沼津インターへ車を走らせ、沼津から1時間強の行程、朝4時半に現地到着となる。すると既にあーぱんさんらが2時より釣り開始という事でバケツの中には、アジ、サバ、ネンブツダイ(現地の人はスミヤキと呼ぶ)名も知らぬ魚でいっぱいとなっていた。

早速支度をしてキス用の投げ、サビキなど準備する。ダボハゼが釣れると、チョンがけにしてぶっこむ。マゴチ、ヒラメ狙いの竿である。これを2本セット。支度が済んだ頃に強烈な雨と風が襲ってきた。たまらずレインウェアーに着替え続行。朝に出港した漁師さんや釣り船も次々に帰航してくる。あまりにも強い風雨だったのでこりゃすぐ止むなと思っていたところ正解であった。

6時くらいになると地元の人たちが次々と集まってきた。話を聞くと前の日に小学生がアジを200尾ほど釣ったらしく子供、老人が噂を聞きつけてかワイワイやっている。ところがポツポツと釣れるだけで芳しくない。釣れてくるのはオキヒイラギ、イワシ、メバル、ネンブツなどいずれも5センチ程度のミクロサイズに10センチ位のメジナが混じる。お昼過ぎに潮が動き出したのかあーぱんさん、KOBAさんが5点掛け、7点掛けと調子に乗ってきた。私もおもむろにわかさぎ山川仕掛けを渡して釣らせると良い感じだ。しばらくは入れ食いを堪能して釣れなくなるとビールを飲んでの繰り返しであった。

遅れてやって来た投釣師のT野さんは少し離れたところの浜辺で遠投を効かしてキスを釣っている。合計で20尾ほど釣って納得の釣果を得たらしい。本人曰く50メートル近辺の近場でアタリが集中し、それがわかってから数が伸びたという。おもむろもT野さんに付いて10尾の釣果。T野さんはワタリガニも釣り上げ味噌汁の具にすると嬉しげであった。

それにしても宇久須の人たちは皆親切だ。磯で釣って来たメジナをくれた釣り具屋の主人は釣りについてもいろいろ教えてくれる。昨年良く釣れたピンポイントが今年釣れないと私がぼやくと冬のうちに浚渫してしまって魚がまだ付かないと教えてくれた。夕飯のおかずを釣りに来たおばちゃんは自分の口を釣ってしまい、T野さんが外してあげた。宇久須キャンプ場の主人という娘連れのおじさんは、私たちの出したゴミをキャンプ場で焼くからとゴミ袋2つ持ってかえってくれた。ゴミを帰る途中で捨てていったりしては駄目だよと言いながら自分のゴミは持ちかえらずビール缶は海に捨てる不思議なおじさんだった。

最終釣果の方はマゴチは1度アタリがあったもの食い込みならずズタズタのハゼが上がって来た。全体で200尾近く釣ったのではないかと思うが食えぬ魚が多かったのが残念だ。ツバメコノシロ、マアジ、シマアジ、シロギス、ダボハゼ、サバ、イワシ、ボラ、メジナ、オキヒイラギ、カマス、ネンブツダイ(これはルアーでも釣れた。)名も知らぬ魚(キントキのような魚とドンコメバルのような魚)。あいかわらず魚種が豊富で自然環境が良いと感じた。

ところで酒量がすごかった。持っていった缶ビール13本は空。おもむろの持っていった6本、あーぱんさんが18本くらいか?実は後半天気が良くなって暑くて暑くて酔いが回らなかったのである。午後7時に撤収、毎度のうぐすの湯で疲れを癒して家路に就いた。今回は耐久レースの様相、雨、眠気、胃袋、暑さ、を乗り越えての釣行であった。秋の釣行を誓いたい。

5本針にパーフェクトに掛かったキンメダイ。何もしなくても釣れてくる魚影の濃さは抜群だ。釣り新聞に良くこういう写真あるなあ。(本当はネンブツダイ・とほほ)

幻の魚、良型シマアジも釣れた。伊豆地方はシマアジの事をオオカミと呼び釣り師の夢のターゲットだ。死闘5秒間、遂に力尽きた。
(本当は12センチしかない)

今回の釣りの主役はマアジ!
群れが周ると簡単に釣れる。スキンサビキでもよいがトリックサビキでコマセカゴを使わない方が釣果が伸びるようだ。カゴを使うと地元のじいさんが文句を言う。

やきうどん&ステーキで豪華な昼食。美味しい空気、きれいな景色も手伝って缶ビールが水のように空いてゆく。すべての欲求が満たされると眠くなるのも自然というものである。

オキヒイラギ、マアジのネックレスでハイポーズ。追い食いを待って釣るのは基本。地元の人は水面付近で釣っていたが私たちは底付近で群れる小アジを多点掛けで釣り上げた。

地元の釣り具屋主人が釣ったメジナを頂き、あーぱんさんが活作りにした。夏のメジナは臭いというが全くそういう事はなかった。ワサビと醤油は必需持参品である。おじさんがくれたメゴチも醤油を付けてちょちょいと口の中に放り込んだ。


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