■FISHING REPORT 6月24日 YAEN DE AORI 34 基本タックル 活きアジ販売所





今回の烏帽子岩アオリイカ釣行は渡船屋で活アジの手配がつかず、根府川まで車でひとっ走りしてアジを調達、とんぼ返りしてきた。
根府川まで行くならそっち方面でやれば良いのにと思われるかもしれないがそれはそれで。

港内渡船乗り場はたくさんの釣り人で異様だった。
なぜかエギンガーの方々が多い。20人近くいるであろうか?。
最近、テレビや新聞で烏帽子岩のアオリイカが取り上げられているせいかも。
釣り客は1便で乗り切れず私は2便に乗ることになる。しかも自分が乗りたい磯には乗れず初めて乗る磯へ上陸。アジが手配できなかったこと、希望の磯に上がれなかったこと、不安がよぎる。
エギンガーの皆さんは一人で釣行する方はあまりいない、だいたい3〜4人団体、私もバスをやっていたころはそうだった。 これはこれでしかたない。与えられた環境で精一杯釣るのみである。

釣り開始、準備を始めると汗が吹き出る。曇天だが湿度が凄く高い。
アジを2本投げてビールのフタに指がかかる。とにかく暑い。
朝食のおいなりさんが腐るからと早めに3つ口に放り込み、ツマミをほおばるもアタリなし。
ツマミはイカの揚げた100円の(笑。

初めての磯で戸惑ったのだが、深さがいつもの磯近辺より結構深い、本当にアオリイカが回ってくるのだろうか?、不安を抱えた1時間後、ドラグからラインが勢い良く飛び出した。
70メートルくらい出て止まり、50メートルまで寄せてヤエンを入れた。勢い良く出た割にはすんなり寄ってくるなあと思ったのだが。
ヤエンが掛かると今度は結構重い。しかもなかなか浮上せず、右へ右へと流れていく。
足元まで浮上せず、ギラッと光って「あっ!」、60センチ級のマルスズキ、磯にずり上げたところをギャフで掛けようとしたがうまくかからず1.5号のラインブレイク。
どっと疲れが・・・・・。

しばらくしてアタリ、これは本物、いつもの手順でヤエンを入れて、ヤエンの到達を怠らず、逆噴射と共に合わせる。よし!、乗った!、あっ!、ばれた!。

気を取り直す、すぐアタリ。。。。ありゃ?、アジを放した?。軽くて全然だめ。
ところがである、イカは私のほうへ向かって泳いでいたのだ。磯際まで巻いたところクイーン、クイーンと引き出した。
今度こそと願いをこめてヤエンを滑らす。またバレタ。。。。
フッキングして巻いてる最中にどうもバレる。気が滅入ってくる。ここ最近のバラシの傾向である。

そのうちに潮が変わったのか流れ藻が来て釣りの邪魔をする。
不運の時はこんなもの、こんな時に限ってまたアオリイカがアジに乗った。
竿を高く上げて藻に絡まってるか確認、案の定30メートル先で流れ藻がラインに絡んでいる。
そのさらに10メートルくらい先にアジが海面に浮いているのだが、そのアジの辺りでプシュプシュとアオリイカが水を吐いていらっしゃる。
仕方がないのでヤエンを入れずにゆっくりと寄せてくる。
流れ藻とアジ、イカがごっちゃになったのが岸から10メートルくらいまで寄せたところ、そこで一か八かヤエンを入れて掛けようという決心をする。

エイヤーと入れたヤエン、当然流れ藻に阻まれてイカに掛かり辛いのだが、岸から1メートルくらいまで寄せたけどまだイカはアジを離さない。 目視では300グラムくらいの小さなメス。ヤエン掛からぬまま抜き上げる手段をこれまたエイヤーっとやったらブチっとラインが切れちゃった。 藻が重かったのかも、ラインも根ずれで傷ついてたし。ま、小さいからいいか。もしかしたら墨を吐いていたのでヤエンが掛かってたかもしれない。

9時を回ってまたアタリ、結果、今日最後のアタリとなった。
これはミスできぬと慎重に作業、なんとか取り込んだのは740グラムのメス。小さいけど嬉しかった。
獲ると獲らないでは大違い、ほっと一安心。
安心したあとはなにもなく、ウツボの猛攻を受けたり潮が早まったり、12時早上がりとした。