■FISHING REPORT 6月26日 やったぜ!本命!


先のアナゴ釣り挑戦に敗れた私であったが同じ轍は踏まない決意で臨んだ。餌となるサンマは会社の近くのスーパーで仕入れ、あとメバル釣り用の青イソメを釣具店で購入し家路へ急ぐ。愛弟子のNARIはすでに現地へ着いており若干の遅刻をするも9時には釣りを開始する。

アナゴ用の竿は2本準備しぶっこむと早くも1投目の竿にあたり、鈴が鳴る。リールを巻く感触に何ともいえぬ引きが伝わりアナゴを確信した。アナゴの引きはわからないがウナギなら良く分かる。まあ似たようなものだ。高い岸壁の上まで上げてくるのは苦労したが何とか取り込んだ。50cmのナイスサイズだ。幸先良いぞとまたぶっこむ。

待っている間は延べ竿でメバル釣りを楽しむ。でも今日はこの前と違い釣れない。周囲ではレゲエの集会で若者達が集い、にぎやかである。『釣り人のみなさんごめんなさい』なんてDJしている。しばらくするとまたアタリ。夜釣りの鈴の音は本当に研ぎ澄まされた感覚となる。今度は結構引きが強いぞ!激しい突っ込みをかわし釣り上げたのは60cmオーバーだ。大物を釣った充実感が体を包む。太い!大きい。やはり餌は魚の切り身だ。この前、地元の人に教わったとおりである。

NARIが帰った後も釣り続ける。夜の2時ごろ、鈴の音はならぬものの竿先が妙に曲がっている竿があった。変だなと思いつつ聞き合わせをしてみると食っている。引きはあまり強くない。ところがである。岸壁の下まで寄せてきたとき驚いた。大物だ!ゆっくりと巻き上げラインブレイクしないようにと祈りながら、アナゴが目の前に来たときブツッと切れてしまった。65cmはあったろう巨大アナゴ。残念無念。3号のラインが切れてしまう。

気落ちしたせいもあって前回の釣り場所へ移動。メバルを専門に狙うこととする。同時にアナゴの仕掛けも忘れない。しかし釣れてくるのはチンタメバルばかりで前回とは勝手が違う。アナゴの仕掛けに小さな鈴の音がする。巻き上げてくるとアナゴではなさそうだ。釣れてきたのは22cmのカサゴであった。これには喜びを隠し切れなかった。

結局朝5時まで釣りをした。朝になると海は赤い事が分かった。夜光虫は赤いのだ。カサゴはから揚げ、アナゴはテンプラにして食べたがとても美味であった。しかしもう少しうまくアナゴがさばけないものかと思う。夏の夜に私の新しい釣りの世界が加わった。


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