■FISHING REPORT 7/3日 イサキと恐怖とライフジャケット


人間が釣りで死ぬとなると磯釣りが一番可能性高いんじゃないか?。友人の父親、元上司の弟、磯で命を落とした人を知っています。
ライフジャケットを身につけていれば助かったかもしれない、つけていても死ぬかもしれない。

大司教様、イカヅノ大佐、たけちゃんと4人で下田沖根の横根へ渡る。8時出港の遅い船。南西の風が続いた後の強い北風、出港した途端ドンブラコ。
大司教様以外は横根に渡るのが初めての3人、横根に着いて驚いた!。テレビの磯釣りまんまじゃないの!。江ノ島や烏帽子岩みたいな平らな磯を想像していた私たちには断崖絶壁に感じる磯。磯渡りも波があるのでエレベーターで飛び降りる。サラシと風がさらに恐怖感を煽り立て足がすくむ。

相模庵はアオリイカ。他の3人はイサキ狙い。運転で疲れた相模庵は休憩。まずい先をかけたのはイカヅノ大佐、「へへっ〜んだ!」って言っても、取り込みのときに磯に仕掛けを引っ掛けて、付いてたイサキは海にお帰りなさ〜い(爆)。


大司教様御雄姿


3人の釣りを5メートルくらい上の崖上から眺めていた相模庵。あるときからスローモーションのように視界がゆっくりと流れた。
イカヅノ大佐がコマセを詰めようと潮だまりの横を通り過ぎたとき、ズルズルっと音がして大佐の下半身が沈んだ。潮だまりは思いのほか深く、推定3メートル以上はあったと思う。
下半身びしょぬれで済んでいたのは着用していたライフジャケットのおかげだった。

「なにやってんだよー」
「あははっははは」


ずぶぬれ大佐、左の潮だまりに落ちる。


早い昼飯を食って昼寝をしたら12時前になった。釣りをしなかった相模庵、うしろのイシダイ師がゾロゾロ帰るのを見て釣り場確保。実はヤエンをするための広さの場所がなくて竿を出さなかったのだ。 これを見てイサキ組も風裏に全員移動決定。

最初のアジでドラグが急速に鳴った。止まらない!青物?。上巻き150メートルと下巻き50メートルくらい出て離された。帰ってきたアジは出血して即死。
そのあとまたドラグが出た、これもすごいぞって思ってると道糸が上空へ向かって伸びていく。今度はカモメの仕業。このあと5回程度カモメが釣れる。私の釣りは終った。

「♪そのとき〜一羽の〜カモメ〜が〜釣れた〜」

イサキ組は大佐と大司教様の調子がすこぶるよく潮目にウキが達すると高確率でハラボテイサキを仕留めていたようだ。
たけちゃんは最初に釣り上げた一尾のあと調子付かず。
17時までの予定だったが渋滞と疲労を避けて15時に上がる。
他の人ではイシガキダイが釣れているようだった。


大佐、半ズボンに着替えたの?(藁


「横根まで来てアオリ釣ってちゃ駄目だよ」

まったくそのとおりだった。今度誘われたら横根に渡らないで地磯でやって皆の帰りを待ってるよ。