■FISHING REPORT 7月8日 サーフキャストはストレス解消。


午後1時半、花鳥からメール、二宮でいつものように投げ釣りを楽しんでいるという。ピンギスとヒトデを釣っているらしい。酒でも飲んで暑さをしのぎながら悠悠自適なのだろう。

長男を連れて2時出発、思い立ったら吉日である。夏の国道134号は渋滞がひどい。果たしていつ着くのやらと思いながら西へ走れば拍子抜けで25分で二宮に着いたのだった。海を見下ろせば花鳥がいるかと眺むれど強度の近眼ではそれもかなわず、携帯すれば大きく手を振って合図をくれる。

先日のイシモチ用胴付き仕掛けを二宮でも試したくなったのでジャリメを付けて投げてみる。波打ち際直後からの急激な水深の落ち込み、ラインの張りを見ていると良くわかる。また海の色が70メートルくらい先から紺色になっていてさらに深くなっている様子だ。コツコツというアタリはヒイラギからの打診、こいつじゃなあと海へ返す。波打ち際でばたつくヒイラギに長男が近寄るが波が来ると怖くて近寄れない。そんな姿を見ていると子どもはカワイイものである。

思うところあって車に道具を取りに戻った。タックルボックスの隅に確か弓ツノがあったような??、しかし4本あったはずの弓ツノが1本も無い!。相模庵、はてと考えた。使えそうな仕掛けをルアーボックスからチョイスし砂浜まで舞い戻る。どうせ一度も見たことが無い仕掛けだろうから何でも食うはず、エイ、ヤーの精神である。

とにかくジェット天秤25号に3号のハリスを2ヒロ、出来る限りの遠投をして巻いて行く。リールのギヤ比が低かったので心持早く、水面直下をトレースするように・・・・・。何投めかのキャストのそれも波打ち際であった。コンとアタリがきてすぐ白波にもまれて、それでも何か違和感があり巻き上げるとそれは小さなワカシ、いやワカシとも呼べないようなベイビーイエローフィンであった。秋のカッタクリのターゲットでお馴染みであるが、それはなんとも心細く小さくて痩せた魚体だが、子どもに見せ、喜ぶ姿を見るのが楽しい。

ひと潮3センチと出世魚のワカシは今後もターゲットとしては面白くなるだろう。周りでもポツポツ釣っていたようである。まあ気晴らしの相模庵には1匹で十分だが、数が釣れれば味醂干しがうまいのではないか。今年も良型のイナダに会える予感を噛み締めながら二宮を後にした。

子どもはぬれたらフルチンである。

手のひらの中で、こいつがブリになるのかと思うほど情けないワカシ。さて問題の疑似餌はTR SOURGERでした。まあメタルジグのミニサイズで、こういう使い方はしないのですが急場しのぎということで。