■FISHING REPORT 7月13日 異種格闘技


先週の検証ができればと再び船上へ。先週と同じ左大艫に席をとる。両舷ミヨシ には鉄人・朋ちゃん夫婦、張り出しには森師匠が乗れば果たしてイカが後ろまで回っ てくるのやら?。
今回はスッテを自分で巻いてみたり試行錯誤、7つのスッテを結び準備、しか〜 し森師匠がやってきて2個残して全部付け替えろと、ガ〜ン。でも位置や配色も細か く実地指導、ありがとうございます。

前日好調だったのに、晴れ→雨、南西風→北東風と天候が変わったってことは? ? ??。船長の探索時間も長いということは不安的中、朝2時間くらいで3ハイは確保 したものの、長者が崎沖では乗りは少し活発、しかし巻き上げ途中で全部ばれちゃ う。攻撃的に角にアタックしてくるような群れではなく、型も小さいのでスッテに 跨って様子を見ている的なノイローゼの釣り。

最後は烏帽子沖を探索するも反応なく投入もままならないようでギブアップ。私 は5ハイの惨敗で終了しました。

釣りしている最中に3度も長男から電話、涙ながらに訴えている。どうやら酔っ た拍子に釣りにいく約束をしたらしい。朝、目が覚めたらパパがいないと大わめきし たらしい(笑
そんなことが心に引っ掛かってマルイカの釣果が悪かったのかもしれない(笑
15時に家に戻り、湘南台の境川へ直行するはめに。境川は護岸工事や川底の整備 が 行われているために妙に綺麗に生まれ変わった。鮎も遡上し相模庵父が釣って遊ぶく らいである。

早速河原に下りて釣り開始。雨の増水でやや水が濁り、鯉が確認で き ない。水流も速いのでできるだけトロ場を中心に攻めることに。
「大ゴイ」を水で練ってピンポン球大にして吸い込み針を針先が外側を向くよう に丁寧に中に仕込む。
川幅が狭いので遠投は必要ない、投げ込んだら川の流れに任せて流すだけ。あと はゴロタ石で止まる。

1個目の餌ではポイントが悪かったのかアタリが無かった。2個目の餌でアタリ を確認、合わせたらバレてしまった。3個目もバラシ。やばい!、餌が足りなくなる (笑
残り2個の餌は1個を半分に割って投げた。コツコツっとアタリがあり、ググッ と来るか、鯉が上流に泳いで糸がふけるか。ググッと来て竿先を曲げる。鯉の抵抗と あいまって流れがきついので普通にやっては鯉の口が切れる。鮎を引き上げるときの ように鯉が弱るまで下流に足を進め流れの緩いところに導いていく。そうするとやっ と鯉は空気を吸って寄せ上がるのだった。35センチの鯉、まずまず。

今度は長男にやらせる。 「竿先は動かすな、ピクピクッて来 るのがわかるか?、今食べてるぞ、まだあわせちゃ駄目だ、ぐーっときたら・・・・ それ!」
長男は自分の3倍の長さはあろうかという竿に翻弄されつつも巻いてい る。「無理しちゃ駄目だ!魚が引いたら巻くな!」
「だめだ!巻けない、パパ替わって」,ときお り弱音を吐く長男に「だめだ!自分でやれ」と叱咤。手前まで引き寄せ後ずさりしな がら河原に上げた。大きな鯉がビトンビトンと跳ねる姿に長男の顔もやっとほころん だ。55センチ、生涯最大の魚。

そのあとも息子は1尾釣り上げ、餌切れ終了。「たー(長男) の釣り竿買ってくれる?」「また釣りやりたいね〜、おもしろいよね」 という長男の言葉にマルイカの不調はどこか飛んでしまった相模庵です。

寂しい樽。

鯉と格闘する長男。

釣り上げてご満悦。

口に1、鰭に3、針掛りが勝因。

感激は作ってやりたいもの