8月15日 相模庵一族3歳にして竿握る。




今回は息子に必ずや初の魚を釣らそうとサビキアジで確実にという思いだった。なのでこの地方では新兵器?のトリックサビキを持参、アミコマセを入れる容器もきちっと港の車止めにフィット。10本の針をコマセの中にくぐらすときれいに針に餌が付く様子に地元の人もびっくり、熱い視線を感じる。

しかし釣らなくては意味がない。周りを見ると例年あれほど釣れるアジが釣れていない。釣れないので皆サヨリ釣りに興じている。さあ1投目!すぐ当たる。釣れてきたのはマダイというかチャリコ。ほとんど入れ食い状態。これは良い!息子の初の獲物はマダイだ。こんな幸せな息子がいるだろうか?早速竿を握らせ、魚のアタリを学習させる。ぴくぴくしてるの分かるか?とか、さあ上げて!など声をかけ興奮しているのは私の方。妻は車で寝ている。釣れたときには思いっきり誉めてやる。息子が釣り好きになれば将来大手を振って釣りに行ける。20尾ほど釣って遊んだ。

コマセが効きはじめるとボラ大軍に襲撃された。延べ竿だがやり取りしてやると浮いてくる。まあこれも遊び相手。しかし仕掛けをグチャグチャにされる。今度は浮子釣り、サヨリは口が小さいので小さい針ですかさず合わせる。しかしコマセを撒くとすぐボラでなかなか投入チャンスがない。2時間ほど粘ったがアジも回ってこないので納竿、100は釣るつもりで来たのに非常に残念。

釣ったサヨリは糸造り、お昼ご飯のビールの肴。サヨリには必ず鰓のところにワラジムシみたいな寄生虫がいるので注意したい。結んでお吸い物にしても善し。開いて一夜干しでも善し。

コマセを巻くと大挙してやってくる大ボラ。隣のおじさんが網ですくってくれた。

浜田港は美しい岸壁が続く湾に整備された山陰地方第二位の漁港だ。

一応、腹の中に収まった獲物。こんなに釣れなかったのは記憶がない。サヨリとマアジ。