■FISHING REPORT 8月17日 ジャッカルの日


ジャッカル。それは湘南イカチームの船長さんが使う言葉。マルイカの反応探索で良 い群れにあたった船に近づいて反応のおこぼれを貰う作戦、それがジャッカル作戦。
ジャッカルという動物はハゲタカ(失礼!)やハイエナのようにライオンなどが食べ た残り物に群がる習性があるので命名された?。
イカという生き物は魚探に反応があっても釣れるとは限らない。やる気のある群れ と、やる気のない群れがあるので難しいといえる。
良い反応に恵まれない船長はジャッカル作戦に出てお客になんとか釣らせようとする のである。
「ただいまジャッカル募集中〜」「ジャッカラせて〜!!」など無線が飛び交うので 操舵室に近い人は聞いてみると面白いだろう。 お互い様の感覚でイカの乗りが出たら「ありがとー」のひとことも。

イカヅノ大佐、あんじゅりさんと腰越港は飯岡丸へ乗船、胴の間に3人並んで席を取 る。
6時出船でポイントは近場、航程5分。前日江ノ島裏で爆釣した各船であったが、先 発の江ノ島D丸を遠くに見れば探索に苦労している様子。 第1投、みんなスッテに触られているのがわかるけど乗りは無くといった状態、いわ ゆる弱弱(ヨワヨワ)のイカ。

反応は見つかるものの降ろしても巻き上げる人がいない。船長も迷っている様子。釣 れないと何するって飲むだけ。1本目のビールが空いて、2本目のビールが空いて。
ジャッカル作戦に出ても反応の出る根は小さくこちらまでおこぼれがない。
「人に頼らず自分で切り開くのじゃぁ〜!!」

誰もいない江ノ島裏で船長のバックにシフトする勢いが違った。好反応か?。投入、 乗った!、よ〜し。下 から2〜3本目の自作スッテにダブル、続くか?、よし乗った。これも下から2本 目。船中で初めて釣れたのが8時半、ビールも空くわけだ。
次に見つけた反応は5回続けてやらしてくれて単発ながら5ハイ追加。周囲には ジャッカル船団が集結。萬司郎丸を見れば赤頭巾ちゃん、朋ちゃんが手を振ってくれます。 船長も「エースなんでしょ?」と朋ちゃんをマーク。すげえです。
でもジャッカルするよりされる方が釣れるのはあたりまえ。今日 は主役で行こうよ船長!。

その後は機嫌のいい反応が見つかったり、見つかってもやる気が無い群れだったり、 ポツポツ。しかしさらにジャッカルされるような場面も2〜3回。じっくり追加して いくしかない。
叩き釣りとシャクリの併用、そしてやる気の薄いイカに対してはスッテをじっくり見 せるための動かさない時間を長く取るよう心掛ける。動きの速さについてこれないイ カも釣ってしまえということ。
そんなイカはカンナを避けてスッテにまたがって動かない。じっとしている。頼りに なるのは竿先だけ。オモリの重さとは違う何かを感じた時、リールを巻きながらぐっ と合わせる。イメージ的にはイカがズルっとすべってカンナに掛かる、そんな感じだ から多少力強く。

イカがカンナに掛かったら最初のひとのしはじっと耐えないといけない。ここで巻き 始めるとブツッと切れてしまう。この日もゲソの生き作りを2本食べました(苦笑
今年の釣行の前2回の反省から、今回は少し胴から入る長めのフライロッドを選択、 これを使うことで巻き上げ途中のバラシは2割弱に軽減されたように思う。もちろん 巻き上げスピードはリールのギヤ比を考えて慎重に。

「触ってる!触ってる!」
「お触りタ〜イム!、3000円だよ!」

なんとイカヅノ大佐はマルイカが初めてとのことで苦戦。マルイカに関してはイカヅ ノ一等兵に降格!。あんじゅりさんも初めて。前半はどうなるかと思った釣行も中盤 やや盛り上がりを見せる。しかし昼過ぎからは反応も見つけるのが困難。そのまま打 ちひしがれて終了。
結果は船中4〜40ハイ、相模庵22、大佐9、あんじゅり7で終了。相模庵の右隣の 方が頭。胴の間優勢といったところ。まだまだ今年は長く続きそうですね、マルイカ。

天候はご覧の通り曇天、あんじゅりさんです。

江ノ島の南に虹が出たころ釣れ始めました。何でオレ七三なん?。

何で七三?

あんじゅりさんも苦悩してます。

飲酒する上乗りを私は今まで知りませんでした(笑

イカメシ作りました。もち米を使わないで普通の米でやるのが島根流。みりん、酒、醤油を均等に合計で1カップ。カツオだし汁を4カップで30分煮込みます。