■FISHING REPORT 9月2日 東京ベイ・ナイトシーバスドリーミング!


たかのさんの計らいで東京湾でシーバス、午後4時半に穴守稲荷海老取川へ集合。渋滞を避けて早めに家を出る。現地到着は1時半、ハゼ釣りをして暇を潰すも良型3尾のみ。

今回は東京湾シーバスの草分け的存在、徳永謙三プロの経営するお店バスメイトのガイドフィッシングでなんとJBトッププロの反町さんのガイドで私もいささか興奮気味。たかのさんのお客様のHさんもわくわくしているようだったが、たかのさんは『反町さん?知りません〜。』、ビデオやテレビでご活躍の反町さん少し遅れて登場、軽く挨拶をすると私の事を覚えていてくれたようで嬉しかった。実はバスプロ時代に良く声をかけていただいたのである。

薄暗くなるのを待ちながらタックルを準備、16ポンドのフロロカーボンラインをリーダーにするように反町さんから指示される。ルアーのチョイスやポイントの説明などとても丁寧に教えてくれた。いよいよスタート、225馬力エンジン搭載のロバロは多摩川を下る。が、しかし、エンジンの調子が良くないのかプレーニングしなーい。ピーンチ!とあいなったが携帯で連絡を取りながら何とかクリアー、万が一を考え近場の羽田空港周りを攻める事に。ところが災い転じて福と為すとはこのこと。ドラマは用意されていたのだ。

ポイントは空港の埋め立て護岸からブレイクラインになっている水深1〜2Mのシャロー。私はバイブレーションプラグを投げた。しかし水深が浅いので根掛かり。反町さんからミノーへ変えるよう指示。たかのさんはラパラCD7、ルアーというもので魚を釣った事のないたかのさんは今日は1尾釣ればいいとビールなんぞ飲んでいたが開始早々ズドンッ!『来た!!!』の声とともにロッドがしなった!無理矢理巻くたかのさんに反町さんが魚を弱らせるよう的確に指示、ドラグもジージー唸る唸る。闇夜にバシャバシャッとエラ洗いするシーバスに反町さんも『デカイデカイ!』を連呼。何度かの引き込みを見せ力尽きたシーバスは反町さんの出すネットになんとか納まったのである。たかのさん『心臓バクバク足元ガクガク』していますと興奮最高潮。70upの太ったスズキだ。興奮覚めやらぬまま続けてすぐ、今度もたかのさん、さっきより大きい72センチをゲット。経験者のHさんと私は呆然唖然、ビギナーズラックはまた一人のルアー狂を誕生させるのか?ここで反町さん、ビッグフィッシュ狙いを決断されたのだろうか『小さいの数釣ってもつまらない。今日はここで粘りましょう。』ランカーハンターの感性が言葉となった。わずか200Mほどのポイントを1流ししただけでアタリが何度もある。シーバスは本来、餌を食うのが下手な魚なのでスローリトリーブで攻めるよう指示される。 魚がルアーにじゃれ付くようなアタリは頻繁にあるもののなかなかフックアップしない。しばらくしてHさんが60upを取り込み、私だけ釣れていないので焦り焦り・・・・。しかし私にも待望の55up、たかのさんも、Hさんも50up。

私のラパラCD9レッドヘッドにヒット!たいしたことないと強引に巻いていたら重量感が変わった。ドラグをものすごく引き出し、ゆっくりと動き出す。この時点で70upを確信、がエラ洗い一発、無情にもルアーが手元に跳ね返ってきた。その後すぐに反町さんからトリプルフックを替えるように言われ、フックのシャープさの重要性、必ずゲットするというプロ根性を知る。Hさんにも大きい引き込み空港の角のポイント、上がってきたのは70にわずかに足らないビック。私にも60up。

潮の流れが止まってアタリが遠くなると護岸ギリギリにキャストしないとヒットの確率が極端に落ちはじめた。暗闇の中でのキャストは感覚と水面に落ちるルアーの音でしか判断できずロスとも多い。ここでたかのさんはワームにチェンジ、するといきなりヒットするが、惜しくもバラシ。ワームでも釣れる事が証明され、ジグヘッドのシングルフックではフッキングが重要なようだ。

それからもポツポツとアタリがあるもののフッキングしない。こういう時の攻めかたなど秘密の部分も教えてもらった。しかし私は2〜3割のランディング率であった。夜も更け、ウネリに踏ん張る体も疲れてきたので終了。 最高の夜は終わった。3人の釣果は1尾を除きすべてが50upという戦果。帰航後、反町さんに『11月にまた来てください。最高の釣りをお約束します。』といわれ、再会を誓いお別れの挨拶を交わした。 東京近郊のビッグフィッシュゲーム、手軽に出来るのはタックルはバスロッド(反町さんもこれです)です。オフショア用のシーバスロッドとかは使いづらい。8ポンドのラインを巻いて投げて巻くだけ。みなさんもいかがですか?自分の釣った魚の自己記録更新には良いかもしれませんね。

いやー船に乗っているだけで涼しくて気持ち良いですねえ。と ビールを飲むたかのさん。このあと釣り人生最大のドラマが待っている事など知る由もない。

たかのさん、70upをゲット。結構太っていた。足がおぼつかず。

相模庵もなんとか。俺が釣れないとカッコ悪いもんね。それより漁師スタイルのねじりはちまき、見てくれ〜。

Hさんと反町さんのツーショット!良型にかをもほころぶ。

この日のHさんのビッグワン。撮影隊も大忙しである。

この日の漁獲のうちルアーを飲み込んで生存不可能なものは持ち帰った。その魚たち。