■FISHING REPORT | 10月3日 | マダイシーズン開幕 | 基本タックル |
朝の下浦沖は思いの外べた凪だった。いつもほど波が無いのに気が緩み、缶ビールの蓋を早速開ける。松輪で久々の基本回帰である
朝一の3投くらいで誰かしらの竿が曲がると安心でき、気合も入るのだが。実をいうと船を回して2投目くらいが一番ワクワクする。
最初の1時間は上げ潮、それからは下げ潮。潮変わりに期待しながら懸命にやり返す。 「間違いない!」しかし、如何せん表層にソーダ、中層にサバ(結構型の良い)攻撃を受けて仕掛けが降りないこともしばしば。 「潮変わりがほんとチャンスだから頑張って」 口火を切ったのはちょろ松さんだった。この時期よく釣れる300〜400グラムサイズをゲット。なんとなく安堵する。
またサバか・・・・・、電動で全速で巻き上げたビシの先の糸に張りが無い。スパイラルして上がってきたのはマダイ。400グラムサイズ。釣れちゃった。 1投おいて同サイズを追加、いつぞやあれだけうるさかったサバがいなくなっていた。マダイはやはり王者の魚なのか、食事時間は独占なのか?。
スコーン!といいアタリがあって700グラムくらいの引きかな?、小さいからと杜撰なやり取りをしていたらバレてしまった。 下浦の潮変わりの潮が剣崎沖まで行くのに小1時間の時間差があると船長はいう。マダイの食いも一段落したので移動して2回目の潮変わりに勝負を賭けることに。
かなり時間をおいてズコッと竿先がお辞儀、「よし!」今度はキロ級と確信した。しかし残り20メートルというところで突っ込みをかわせずハリス切れとなる。ハリスが傷ついていたのを結び変えなかったのが原因。潮が早いんで抵抗が結構あって辛いんだな。 悔しいけど短期決戦、めげずにコマセを振るとキーパーに竿を置いた瞬間当たる。ちょっとビックリして竿をつかむ。潮が早いんでアタリも早いんだなあ。こいつもなかなかいい。 いつの間にかあれほど凪だった海が風と雨で荒れてきた。潮がかっとんで釣りにくいので早めの沖上がりとする。
この日は潮の変わり目とタイの食いのすごさを肌で実感できた日であった。変化と結果が結びついて、潮が流れなくても釣れる相模湾とはちょっと違った体験。
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