■FISHING REPORT 10月13日 秋晴れのもと、いつもの酒と釣り。


妻の実家に孫を見てもらいに行くときは印旛沼か鹿島港で釣りをするのが基本である。義父、義弟と共に鹿島港を目指した。
釣具店で餌を買い求めるとレジのカウンターに堂々と置かれたエビ仕掛け。5セットで480円とある。家内制手工業で造ったような仕掛けは単純な梱包に入っている。針は相模庵が作るのよりふたまわりほど大きい。
ポートラジオと呼ばれるポイントの周囲のテトラでは何人もの人がテトラの隙間に潜りこんで短い竿に鈴をつけてイセエビを釣っている。鹿島はイセエビのメッカ、昼間だというのに防波堤に置かれたバケツの中には小さいながらもイセエビが入っていた。鹿島では公然公認ということ。

鹿島魚つり園は有料釣り場である。200円払って安全な足場、トイレが確保できるなら利用しない手は無い。この日は風も無し、天気もいい、こういう日は気負ってはいけない。まずビールから始めるのが正統派である。つまみは明太たらチーズ、カシューナッツ。
で、とりあえず投げサビキ2.3投、釣れないねえ。で、投げ釣り・・・・・。いま干潮なんだから急いじゃいけない。ビールが大事。
そろそろかなとフルキャストすればつんつんと小気味良いアタリ。よーし、シロギスとマダイ(チャリコ)の一荷だ。続いてメゴチの良い型も。マダイの子供は非常によく釣れる。放流がされているのだろうか?。大きくなって釣りたいので海に帰ってもらう。置き竿にしていたサビキにはコマセも無いのにボラが掛かる。逃がそうとすると義弟が食べるからくれと言う。この時期のボラはと言いかけてやめた。
周りの人はカゴ釣りでワカシやメジナが釣れている。んじゃ相模庵もフカセでやってみるとアタリも無いでないかい?。 魚はいるんだから釣れるだろうと弓角でも引いてみる。ヤマシタのピンクの弓角、ジェット天秤、ハリスは5号2ヒロで長めに。
義弟は弓角を初めて見るらしく怪訝そうな顔、その目の前で2投目、ワカシちゃんがしっかり釣れて来た。30センチちょいかな?。ちぃーせいなあ。湘南のとは明らかに10センチ以上型が小さい。引きも弱いしさあ。ジェット天秤を持つ手が冷たいわけで、こちらは水温がずいぶん低いのよねえ。それで成長も遅くなるということかな。まあ義弟のびっくりした顔、皆さんにも見て欲しかったくらい。

ワカシの気配がなくなると投げ釣り、フルキャストすると船道に届くのか20センチ級の良型のキスが釣れる。相模庵のキャスト能力でうまく投げれたときだけ釣れてくる。もちろんさびいて常に餌を動かすことが重要。今度本格的なサーフキャストのセットを買おうかななんて!。
ところが後ろに見知らぬオヤジが釣りを始めた。鹿島魚釣り公園は5メートル幅の堤防状の釣り場、安全志向の相模庵、オヤジがじゃまでフルキャストできない。それ以降釣れなくなってしまった。

朝夕には20センチくらいのアジが回遊してくるので釣り人が続々と集まってくる。釣り方は電気ウキ+サビキでコマセ釣り。郷に入らば郷に従わない相模庵、投げサビキを始める。この釣り方も鹿島ではメジャーでなく相模庵が釣ると義弟も2度びっくり。
しかし鹿島の夜のアジ釣り人気は凄まじい。100人くらいが老若男女入り乱れて釣っている。数は釣れないのだが型は良いので10も釣ればいいお土産だ。我々は日が暮れて早々と退散とした。

釣果はシロギス、メゴチ、マダイ、タコ、ヒイラギ、ボラ、ワカシ、ヒトデなど、他にはサビキ用網カゴ2つ、プラカゴ1つ、ナス型錘3個など魚以外のものも海底から釣り上げた。
お酒のほうはビールオンリーで通した。まあ、相模庵にとってのこうした気分転換のミニゲーム、こういうのも非常に大事なひとときだ。