■FISHING REPORT 10月27日 タイ誤目


葉山から秀吉丸のタイ五目、やまやさんとお弟子さんの玉ちゃんと3人での釣行。当日はイナダがメインになるということでまずは亀城の42メートルライン。ウィリーをしゃくって30分もアタリがないと飽きてくる。で、長竿でのんびりやっちゃう羽目に。

餌のチェックと電動リールを巻き上げ水深20メートルに来たとき竿がガクン!ガクン!、慌てて手に持ち、イナダを取り込んだけど、こんなの釣りじゃない。まともに早くタイを釣りたい、願いが通じるか?、イナダは要らんとばかりに棚を更に底ギリギリまで下げる。コンと竿先がお辞儀して合わせるとイナダの引きだ。引きだけは良いのだが・・・・、続いてもう一尾。 やまやさんはメリハリのあるしゃくりでイナダを連発、イナダにはこういうしゃくりが有効である。玉ちゃんもイナダの一荷に竿を振り回されながら頑張って喜びのポーズ。

やまやさんがウルメイワシを分けてくれたので早速泳がせで大きいのを一丁狙うことにする。投入後すぐアタリがあるも食い込まずイワシを奪われてしまった。2匹目のイワシは傑作だった。道糸がふけたので後ろの人にお祭りですかと尋ねると違うと言う。おかしいなと20メートルも糸ふけを巻いたであろうか?、どうやら魚がついているらしい。80号のオモリを背負って20メートルも浮き上がったのか!?。そこでとんでもない状況に陥ろうとは!。水面下5メートルまで浮かしたイナダの大きいの、あえなくハリス切れでサヨナラ〜、10号がなぜ切れたのかいまだもってわからん。

お土産釣りはイサキ、水面からのタナ取りでうまくするとパーフェクトに釣れてくる。型は小さく20センチ前後だが塩焼きサイズで美味しそうなので食べる分だけキープしてビールでくつろぐ。まじめに釣ると後で困るのでゆったりと。

最後に行ったのがタイ場、タイ五目といえどイナダポイントばかり回って最後の一時間が勝負。なかば飽きていたのでここはと気合を入れる。もうちょっと早く移動して欲しかったんだよなあ。
船中ではぽつぽつとタイが釣れ始め、長竿としゃくり竿二本差しで頑張る相模庵。二兎を追うもの一兎も得ず?。しかし、とんでもないドラマが待ち受けていたのである!。
相模庵が竿先に違和感を覚え、巻き始めると相模庵の2本の竿と玉ちゃん、やまやさんの道糸がお祭り状態に。水中にプカプカ漂うは明らかにマダイ。
さあ誰のだ!、相模庵の長ハリスがマダイの方向へ一直線に伸びていた。これはやった!やまやさんの玉網取り、おめでとうございますの言葉が出て、しかし!な、なんと、マダイの口には玉ちゃんの蛍光玉付き針が刺さっていた!。事の起こりに事情を掴めず呆然とする玉ちゃん。出し抜けにビギナーズラック(玉ちゃんごめんね)を食らったおかげで言葉を失う相模庵とやまやさん。あーなんてことだ!。釣りの女神はまたしても釣り始めの人に微笑むのか!。そしてそれはまた一人の釣り師が誕生する瞬間であったのだ。

ダブルヒット!。やまやさんと玉ちゃん。玉ちゃんは一荷。

玉ちゃん満足。こんなに大きい魚は初めてかな?。

何も言えない・・・・。マダイがキチンと玉ちゃんの手の中に。