■FISHING REPORT 12月24日 仕立マダイ&ワラサ


クリスマスイブ、世のお父さんたちはこの日を普通どのように過ごすのであろうか?。相模庵一家は前日にクリスマスを済ませたので問題無いが。くじ引きで席を決めて右舷大艫に決定、6人を乗せて船は松輪瀬に向かう。今回は真ちゃんの店の常連サンで仕立と相成った。その末席に相模庵も・・・・・。

まず水深50メートル、朝一はマダイ勝負で2.5号ハリス7メートル、チヌ3号で攻めてみる。反応が高いらしく船長の指示棚は底から10メートルまで誘えという。相模庵もハリスプラス2〜3メートルを集中的に探ってみる。コマセが効き出す頃にケンちゃんが700g程度のマダイを連発、さすが上乗りをやっているだけある。竿さばきもすばらしい。相模庵もと懸命に手返しを良くして頑張るがアタリは来ない。集中力が途切れると缶ビールになってしまうのはいつものことである。

ヨシダさんがワラサを掛けると船中のボルテージは急激に上がり燃えてきた。周りの船でも大きく竿を曲げているのが目に見える。ほとんどが4〜5キロクラスのでっぷり太ったワラサだ。
真ちゃんが仕掛け作りをして下を向いていると相模庵の目に真ちゃんの竿が水中に刺さりガクガクしなっているのが見えた。「真ちゃん!!」、慌てて戦闘体制に入る真ちゃん、時間を掛けて獲るようにと再三指示する船長。そのとき相模庵の竿にもアタリが!、ヨシ!、最初の突っ込みで道糸を送るとファーと軽くなってしまった。針掛かりが浅かったのか道糸を送りすぎてテンションが緩んだか?。無念・・・・・。 真ちゃんが連発でワラサを掛けて、相模庵の竿に再度、しかし4号ハリスのほうからブチッ・・・・。(T T)この時、ケンちゃんも同時ヒットで難なくゲット。ワラサはかなり回っているようだった。

おいおい、まずいぞ、気を取り直して釣りながらビールを飲んでいるとまたアタリ。今度は本命のマダイのようである。最近マダイにもやっと慣れてきたので引きとかでサイズもわかるようになった。たいしたこと無いサイズ。でも引きは充分堪能したし、500gくらいだけど美味しそう。そうそうこの時はワラサに備えてハリス3号6メートルにして針も大きくしてたのだ。釣り人の意にかなわないのは、やはり釣りは難しいということか。

しかし、再度相模庵に!、今度は失敗しないように。慎重に底から引き剥がし、手裏剣糸送りで引き込みをかわす。竿を支える左腕と腰が猛烈に痛い。体力トレーニングをしていないことを後悔。残り25メートルになると敵も少し疲れてきたか忍耐勝負の様相となった。左舷ではシンゴさんにもワラサ。シンゴさんはハリス2.5号でワラサに挑む。同時ヒットだ。相模庵もワラサが上に上がってくると少しあせり始めた。残り15メートル、ワラサが引いたわけでもないのにフッと軽くなってしまった。痛恨のハリス切れである。ワラサが針を飲み込んでいたのか、プッツリと・・・・・。
「あ〜あぁ」、出るのはため息ばかりなり。アタリから死闘8分30秒、勝負はワラサに軍配が上がった。なぜ時間がわかるって?、このシーンは一部始終ビデオ撮影していたのである。シンゴさんはなんとかワラサを手中にし歓声の渦の中。

真ちゃんがマダイが欲しいというのでワラサと交換しようと。マダイは家にあるので渡りに船とばかりに交換してもらった。これをワラサベ長者という。なんちゃって!つまらない??。今回のビデオ撮影は延べ30分の大作となりダビングし配布した。結構絵になるし釣り番組のようだ。みんなの釣りを撮影していたということは良い地合いに釣りをしていなかったということ(釣れなかった言い訳?)。撮影プロのおもむろがいれば最高だったんだけどなあとしみじみ後で思った。釣果は船中マダイ3枚、ワラサ6本、外道イサキ、アジなど。相模庵はマダイ1。これでは納竿しづらいなあ。

ケンちゃんがマダイを連発させると、船上のライバル心に火がついた。

ヨシダさんがワラサ第1号。

真ちゃんはワラサを慎重に寄せて3本手にした。

相模庵の竿はきれいに曲がるが・・・・・・。