■FISHING REPORT 12月28日 仕事キッチリ 基本タックル


竿納め、納竿(のうかん)、のうかんを変換すると納棺しか出てこないので造語 かも しれないな(謎。誰もが気持ちよく終わりたい、終わらなければお終わらさせるまで 次の日 も出かけちゃう、そんな大切な日。
28日、おもむろが無理に誘うのでこの大切な日をその日に定め・・・・。

実は先日、マダイをたくさん釣った時に友人達に分け与えてしまい自分の正月用 のタ イがない。松輪も2連続でボウズを食らって背水の陣の相模庵なのである。ホームグ ラウンドの相模湾に戻って一矢報いたい。

萬司郎丸21号船は亀城根へ向かう。定刻より前の出船はイナダの朝一の食いを 狙って のもの。マダイが不安定なのでまずはお土産を釣りに40メートルラインへ急行。中 船団が形成されるがあまり竿が曲がっている様子はない。
船中1尾目はおもむろに来た。続いて相模庵!、左舷胴の間に位置する我々で気 を吐 く。しばらくしておもむろに2尾目。うりゃ、相模庵も、これは引いた引いた、イナ ダというにはかわいそうなでっぷりイナダワラサ。船中で13〜15本くらいあがっただ ろうか。

マダイのポイントは70メートルライン、船長の指示タナはハリスマイナス1 メート ル、潮はトロトロと流れチャンスと思われるが船中沈黙。潮がかなり澄んでマダイが 餌を見切っているのだろうか?。
「反応はあるけどな〜食わね えな、困ったな」船長の ボヤキ節、さらには陽も高く上り潮が止まる。

マダイ釣りのいいところ、相模庵は置き竿なんで、ちびちび酒を飲む。おもむろ が焼 酎を持ってきてくれたんでお湯で割っていい気分。オマケに波も静かで陽気も良い、 眠 たくもなってくる。
ついうとうとと舟をこぎ、また仕掛けをやり返す。しかしあることはしっかり やって いた。

船長の指示タナは参考すべきとしても状況の変化、観察は怠らず、臨機応変に対 応す ることが大切である。ただの船上酔っ払いと思っていたらヒドイ目に逢うぞ(笑
潮止まりからハリスプラス1メートルにひそかに変えていた相模庵、うとうとし なが らスコッと竿先が入る。「よっしゃ!」、酔睡釣法の真骨頂でもある。引きでマダイ を 確信するも方は小さいのでガンガン巻く。このクラスのマダイは途中でひるがえった りするんで一瞬バラシたかと思うような軽さになる。まず400グラムを1枚。

続いての1投、同じタナ同じコマセの振り方で「ズボッ!」、連荘で来た!、今 度は良 さそうだからやり取りも慎重に。揚がっておもむろがすくって1キロサイズ。正月用 にはグッド!。マダイって魚は型にはまると連荘で釣れることも良くある魚である。
3投目は?と思ったけど駄目でそのあと船長が移動を告げてしまった。

その後は100メートルラインを狙って大タイチャンスとばかりに反応を見つけ るもバ〜サ〜の逆襲で道具をやれず、鎌倉沖などをめぐって納竿となった。
船中13人で5枚、相模庵2枚ながらも竿頭、納竿で竿頭、う〜んいい響きだぁ (笑
おもむろは初マダイを来年へ持ち越し、宿題で砂。