快刀乱麻を断つ!

 

日時:平成21年1月3日金曜日
船宿:浦安吉野屋 船代:9千5百円
出船:7時 沖揚がり:14時(お正月のため1時間早揚がり) 天候:晴れ。北東風やや強しのち弱風。波高1メートルのち凪。
小潮:満潮9:00頃・干潮15:00頃
タックル:(竿)Aiプラス製ローリングビシ竿(リール)ダイワシーボーグ400BDe(道糸)PE5号(おもり)100号(仕掛け)天秤+市販2本針 餌:鯖短冊(宿支給)マルキュー食わせきびなご(持参)

「一年の計は元旦にあり」と言われますが、われわれ釣り師にとっても初釣りは一年を占う重要な意味合いがあります。そのためできることならですが、外したくはないもの。ここのところ「福」にあやかりたしとショウサイフグを選んでいましたが、思ったほど福を拾えていなかったことも事実。結構好きな釣りものなのですが、以前は比較的空いていた常宿のフグ船がここ何年かはいつ行っても非常に混んでいることから敬遠してしまい、初釣りのときだけになってしまっていたのでさすがにそれではうまくいこうはずもありませぬ。

で、これを外すとなると次なる候補は...常宿の釣りものの中から選ぶとなると...浮かび上がったのは暗い世相をバッサリ断つ願いも込めて太刀魚。ところがところが、クリスマスあたりには非常に好調だった太刀魚が年末突然いなくなってしまいました。12月30日の釣り納めには船中3本!まさか総出でハワイにでも行っちゃったなんてことはないのでしょうが...


 で、どうすべと前夜まで悩みましたが、初出の釣果は0〜17本。復調気配にままよと出掛けることに。駐車場でさっそく太刀魚担当で仲良しの岩淵船長に会ったので「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。」「おめでとうございます。今日は何?」「太刀魚」「ギャンブラーだねえ。」次々に各船長に挨拶しながら船に行きますれば、左舷のミヨシが空いています。とりあえず陽が当たる右舷(冬場の釣りは釣れる席より暖かい席w)と思っていたのですが、ミヨシならば日照の問題はなし。ちょっと後ろ目に席を取られていた方々に「前入ってもよろしいですか?」「どうぞどうぞ。」で釣り座確保。

 

受付で若船長に新年のご挨拶。札は13番。僕のラッキーナンバーです!幸先良いかも(てか、もう13人いるの!)。朝食と買い物にいったん浦安駅近辺まで行って、戻ってみると大盛況。どちらかと言えば手堅い客層(釣れている釣りものに集中しがち)の吉野屋ですが、意外とギャンブラーも多いですね。前の張り出しにルアーマンも3人。結局2艘出しになって本船は左舷10人右舷8人+張り出しのルアーメン。エアコン入りのキャビンでぬくぬくと眠っている間に釣り場の久里浜沖着。外に出てみると、予想外の強風。あれま。これでミヨシはきついかなあ。それと、すごい密集船団。だめなときは船は少ないしばらけていますから、これは期待できるかも。

「はい、やってください。タナは上から取ってください。60メートルから80メートルくらい探って。水深はまず糸の色でしっかり計ってください。昨日もタナ惚けで一人だけ坊主でしたからね。」投入前に海にお神酒を献上して年初のお願いを「釣行安全・釣果はほどほど」と例年通り。皆さんに遅れて投入しますが、強風に煽られて3メートルほどの仕掛けでも扱いに苦労します。85メートルまで落としてしばし仕掛けを馴染ませ、しゃくり開始。まずは50センチ幅で大きめのしゃくりから。太刀魚の誘いには、このやり方を基本にしゃくり幅を小さくしたり大きくしたり。しゃかしゃか誘って長めポーズやずるずる巻きなどいろいろやって当日のパターンを掴むことが肝心。

 

するとお隣が合わせを入れて巻き上げ開始。おっ、早いですね。そちらのお魚を見たところで、僕の竿にもアタリ。頭上に誘い上げたところでククッと。太刀魚ではもたれや極小の前アタリが出ます(気づかない人も多いですが)が、ここで誘いをやめないで(ゆっくり&小さめにはしますが)食い気を誘って食い込みを促します。するとぐぐぐーっと強い引き込みが来ますので、ゆっくり大きく合わせます。竿先がぐわーっと曲がって針掛かり成功。今年最初のお魚ですから、電動は使わずに手巻きで上げます。途中食い上げに一瞬「バレたっ!?」と勘違いしますが、無事上がってきたのは90センチ級指4本の良型。夏・秋にはぺんぺんしか見ていませんでしたから、「うんうん、太刀魚はやはりせめてこのサイズでないと。」しかも厚みもあってお腹のメタボ感もなかなか。食卓を思うとたまりまへんな〜。

その後も投入の都度アタリはあり、5本はすんなり達成。ここでお魚の下処理を。釣れた太刀魚はそのまま桶に入れると飛び出してきて噛まれたりして危険なので、首の後ろで延髄を断ち、鰓にもはさみを入れて血抜きをします。その後いつまでもバケツに入れておくと、冬でも海水温は結構ありますからよろしくない。で、クーラーにそのまま入れても良いのですが、それだとどうしても曲がってしまいますから、それならいっそ半分に切ってしまいましょう。頭を落として尻尾も切って、腸を出し、半分に切ってちょうど10リットルクーラーに入る長さになります。前のルアーメンはそのまままっすぐ入れるためか70リットルサイズのクーラーを持ってきていましたが、まあそれもねえ(持っていないし)。
その後さらに食いは立ったものの、今度は別の問題が。いきなりガツンと食ってくるようになって、3回に1回は丸呑み〜ハリス切れになってしまうのです。

なので、ガツンのガのところで強引に合わせを入れますが、これまた5回に1回くらいしか成功しません。それでも、11時にはツ抜け達成。このころから少し食いは落ちてきてアタリが出るまでの時間が長くなってきたこともあり、初釣りであまり欲張ってもと、あとはアタリダナで置き竿に。それでも12時30分に席札と同じ13本達成で自主納竿としました。

 凪ぎてきてぽかぽかとは言わないまでも温かい日差しを浴びながらカップラーメンをすすり、ウイスキーお湯割りなど飲みながら周りを見渡します。早々に船酔いでダウンしていたルアーメン(一人はずうっと健闘)たちも凪ぎてきた様子に復活。反対側右舷ミヨシの方は電動シャクリ機能を使ってアタリを出しています。それと意外に各船タナ指示が微妙に違うのですね。まあそれだけ広範囲に反応が出ているのでしょう。一番面白かったのは千住入船。「反応は広く出ていますよ。(ルアーは)120メートルから70メートルまで探って。エサ(釣り)の人は80から85メートルね。」ルアーも濃いタナを狙えばと思うのですが。

いち早くキャビンに潜り込んでいると船長が覗いて「満足いくだけ釣った?」と尋ねるので「十分でしょう。」頭は対角線右舷大ドモにいた名人が47本だって。お隣も終始順調に釣っていたので30はいっているでしょう。僕も魚の処理とかしないで釣り続けていれば30近くはいったかも。でも、型が良いので30もあったら持てませんな。13でもずっしりですもの。
好釣に始まった2009年、一番の願いは濱生丸復活ですが、それと同じくらいみなさまと楽しく釣りをしていければと願っておりますので、今年もよろしくお願いいたします。