春風駘蕩
平成18年3月4日土曜日
船宿:葉山芝崎港五エム丸 船代:8千5百円(通常9千円−ネット割引5百円)
駐車場代:500円
出船:7時 沖揚がり:14時 天気:晴れ。午前中北東風やや強し後微風。波高50センチ後凪。中潮:満潮7時ころ 干潮13時40分ころ
タックル:(竿)シマノ幻波メバル300・サクラ金剛イワシメバル330(リール)ダイワスーパーダイナミックZ105iL早技・シマノクイックファイヤー小船400XT(道糸)PE1.5号・先糸ナイロン3号2メートル(仕掛け)市販仕掛け:2本針胴突き;ヤマメ針10号ハリス1号60センチ,ヤマメ針9号ハリス0.8号60センチ(おもり)丸型15号(餌)活きイワシ
「いやあ、やっぱり二日酔いの朝には味噌汁ですね。」確かに二日酔いの重い朝に味噌汁を啜ったときには日本人に生まれて良かったと実感するわけでありますが、問題はここが出船を待つ朝の船宿だということ。釣りの前日に二日酔いになるほど飲むなっつーの、まったく。
冒頭のつぶやきをつい漏らしてしまったのは、先日釣り&HP再開を宣言し数多のファンが胸をなでおろした『わはは爆釣隊』隊長ことタカギー氏です。僕も彼の軽妙洒脱な文章に惹かれ知己を得てから早5年あまり。釣り&HP更新ストップ(飲み会には来ていたけどね)に心を痛めていたひとりなのです。再開の報にさっそくかつてご一緒したことのある春の風物詩イワシメバルにお誘いしたのです。そして、やはりタカギーファンのお一人で『はじめての船釣り』サイトマスターのまっぢさんとも誘い合わせて相模湾へと乗り込んできました。
当初は、『釣りバカ軍団』本拠地のひとつでもある片瀬萬司郎丸さんのお世話になる予定だったのですが、同宿では餌とするイワシが残量わずかということでモエビや鯖短冊などの併用となるらしいことから残念ながら船宿チェンジ。協議検討の結果葉山芝崎港の五エム丸さんにやってきたのでした。
実は前日、『わはは爆釣隊』オリジナルメンバーとも言える『チーム横浜』(従来の3○○トリオに加えて最近移住されたTAKE。さんを加えた豪華メンバー)での飲み会があったらしく、わはは掲示板には「起きられるか不安です」なんて懸念が示されていましたが、マンション下から定刻に電話してみると「数分お待ち下さい。」玄関から出てきたタカギーさんと「おはようございますぅ」「どもどもども」とご挨拶を交わしたものの、眼は虚ろでやはり二日酔い状態のようです。車に乗り込むなり「どうして今日は定刻通りなんですか、遅れても良かったのに(前は遅刻したじゃねえか、んナロー!)。」と言われのない非難。早くも爆釣隊名物の心理戦が始まったようです(笑)。それにしても、チーム横浜の面々もそんなに飲ませなくても良いのに。
その後、前回Yさんに誘われたホテルメトロ(変なこと言わんといておくれやす〜)の隣にお住まいのまっぢさんを加えて一路葉山へ。船宿に着いてみると、既にかなりの賑わいです。焦ってまっぢさんに席取りに走ってもらいましたが、メバルのお客はまだおらず。ほとんどの方がメダイのお客さんでした。
喫茶店風の待合室でコーヒーを頂きながらまったりして出船を待ちます。「今日の目標は良型のメバルとカサゴを3尾ずつにします。」「贅沢ですねえ。」でも、なかなかメバルのお客さんは増えません。「これならもっと遅くても良かったかもしれませんね。」「じゃあ、あと1時間は寝られたってことじゃないですかっ!」その後おかみさんがいらして冒頭の味噌汁を頂いたのでした。
船着き場まで荷物を軽トラで運んでくれるというので、荷台に積みこんでとことこついていきます。釣り座はじゃんけんの結果、やまやが左ミヨシ・タカギーさん右ミヨシ・まっぢさん右2番目。両舷ともほかにお二人ずつお客さんが来て7人で出港。港を出て船は一路南へ進路を取ります。イワシを積んでいるので、速く走ると生け簀の中が洗濯機になっちゃうのでゆっくりと走ります。二日酔いだと散々文句を言ったくせに、タカギーさんはギネスなんか飲んでいます。「まあ、迎え酒と言うことで...」でも、『釣行帰りより行きの方がクーラーが重い男』の異名を取るタカギーさんにしては寂しげなクーラーだったので、「ビール、たくさんありますから言って下さいね。」と言っておきました。
さて、ようやく実釣編に。佐島沖辺りで船はスローダウン。「はい、やってみてください。おもりは1メートルくらい底を切って。」なんとタカギーさんもまっぢさんも竿掛けをセットして置き竿にする気満々です。しかも、タカギーさんといえばチビラークだったのに、ダイワのCP90Sとかをセットしています。「あれ?こないだ買ったのは160じゃありませんでしたっけ。」「実は昨日横浜のサンスイでなにか買わなきゃと思っちゃって、これ買っちゃいました。」さすがは『釣具業界を支える男』です。そして、自動膨張式のライフジャケットまで!「釣り師の基本ですよ。」なんて言いながらも「実は竿とか買いたかったんですけど、それもなんなのでこれにしときました。」いやはや。「でも、自動膨張式って何に反応するんですかねえ?」「一応、水に浸かったらとかみたいですが。」「じゃあ、土砂降りだったり波被ったりしたらどうなるんでしょうか?お風呂に沈めて試してくださいよ。」「使えなくなっちゃうじゃないですか...」自動車のエアバッグみたいなもんですね。本当に作動するかどうか試すわけにもいかず、本番一発勝負です。
さて、水深は7〜8メートルといったところですが、結構起伏が激しい上に海草も生い茂っている様子。メバちゃんは海草の陰から狙っているでしょうから、海草のすぐ上をイワシちゃんが泳ぐようにおもりセンサーの感度を最大限に上げてタナを取ります。メバちゃんは上から降りてくる餌に反応するので、時折大きく誘い上げをしてゆっくりとまた仕掛けを下ろすのです。
何回か流し替えをした後でお隣の竿が激しく叩かれました。本命っぽいアタリです。上がってきたのは20センチほどですが金茶色のメバル。「やっと来たか。」と船長もホッとした様子でHP用の写真をパチリ。そして、程なく僕の竿にもガガッというアタリが。うーん、これはカサゴっぽいなあと思いつつ巻き上げますればやはりカサゴ。でもまあこの辺りの船宿では釣果はメバルカサゴ合算ですから、本命といえるかも(ちょっと強弁)。
その後、カサゴを2尾追加して断然リード。2尾目は後検26センチとまずまずの型。タカギーさんは「前の人、合わせが早すぎるんだよ。」と船長に指導されるほどタイミングを外していたらしいですが、なんとかカサゴをゲット。「ま、外道ですから。」と口ぶりはクールながらやはり嬉しそうです。そして、竿を竿掛けに掛けて横に座り込むという横着釣りに。まっぢさんも同様。まっぢさんなんて、「長竿だと置き竿にしちゃいそうで。」なんて言ってわざわざリーディングXA64というメバルにはやや短い竿を持ってきたのにやっぱり置き竿なんですね。
しかしながら、お二人とも本命メバルをゲット。せっかくリードしていたのに一発逆転されちゃいました。そして、次の流しのときにハプニングが。着底と同時にガツガツッというアタリがあり、竿先がぐーんっと引き込まれました。こ、これはもしやと大きく竿を持ち上げて合わせを入れ、グイグイ引く様子に針掛かりを確信。ゆっくり巻き上げますが、竿がバットから大きく撓ります。そして、2メートルほど巻き上げたところでブツンっと嫌な感触。軽くなってしまった仕掛けを回収するとハリス切れでした。0.8号だもんなあ。すかさずタカギーさんに「3キロのヒラメが食ったんですけど、ハリスが切れちゃいました。」と報告。「ふーん、なんでヒラメってわかんの。そんなにヒラメ釣りの経験あったっけ?」「いや、1回もない。」まあ3キロは冗談ですけど、キロオーバーのヒラメかハタだったんじゃないかなあ。尺メバル・カサゴの引きじゃなかったですよ。マゴチだったら50センチ台後半かな。いや、もったいないことをした。
一人本命のメバルを釣れない中、タカギーさんはなぜかメバルを追加していきます。「やまやまの目標だったメバル・カサゴ3尾ずつをクリアしちゃった。」とのたまうので、「あれ、良型でしたっけ?」と切り返しますが、内心はやばいやばいと焦りまくり。さらには、「小物釣りはやっぱり腕の差が出ますね。」なんてことまで言われちゃう始末。ところが、得てしてそんなものかってことなんですが、竿を置いて生け簀にイワシを取りに行き、戻ってみると竿先がくいんくいんと。あれまと竿を手に取ると本命っぽいアタリ。上げてみればやっぱりメバちゃんでした。「ようやく釣れました〜。」「やっぱり置き竿にしなきゃ。」
そして、本日のクライマックス。タナの取り直しをしたところでグーンッと重くなりました。ありゃま、根掛かりかいと竿をあおってみると重いながらも持ち上がります。なんか引っ掛かったかなと思ったときにぐいーんと引き込みが。うわっ、アオリだ。巻上げ途中に何回もぐいんっと引き込んでくれますが、所詮はイワシに抱きついているだけ。いつ放しちゃうかわかりません。救いは水深が浅いこと。祈りながら巻いていると船長も異変に気付き出てきてくれます。「そりゃあ、イカだろう。デカいヤリかな?」しかしながらタカギーさんに「掬ってやんなよ。」とタモを託します。「ああ、お願い。柄で突くのはやめてね。」上がってきたのはやはりアオリイカ。しかもまずまずの型(後検752グラム)。心配をよそにタカギーさんはしっかり一発で掬ってくれました。「ふん、バカなイカ。」との捨て台詞も爽やかに(笑)。しかし、タモの中でアオリちゃんが最後までしっかり抱いていたのはなぜかおもりでした(爆)。イワシを食いに来たのは確かなんでしょうけど。船長に写真まで撮られていい気になっていると、「まったく、狙ったら釣れないくせに。」だって。まあ、今季は1勝2敗ですからね(3回しか行かなかったなあ)。
午前中に吹いていた冷たい北風も止み、すっかり凪のポカポカ陽気になるのにつれて、どんどん釣りの方は盛り上がりを欠いていきました。そしてそのままタイムアップ。やまやの釣果は、メバル2(20・22センチ)カサゴ5(18〜26センチ)にアナハゼ・ベラ。そしてそしてアオリイカ様。まっぢさんやや奮わずメバカサで4尾。タカギーさんがメバル5カサゴ3で、頼まれちゃったんで書いとくけど、一応竿頭ってことです(ちゃんとフォント大きくしといたよ)。
普段は一人釣行が多く、その静けさを好んでいるやまやではありますが、気心の知れた仲間との釣行もまた楽しからずやですねえ。宿に戻って名物の葉山コロッケを頂いて、さらにはお土産に朝採りの若布まで貰っちゃって、気分良く帰途につきました。そうそう、今回初萬司郎を逃したタカギーさんとショートキスに行きましょうと約束しました。彼曰く「相模湾の○○キスと遊んでヤッかな。」ってことでしたよ(○○はご想像にお任せしますです)。