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平成15年4月6日(日)
船宿:横浜黒川本家 船代:8千5百円出船:7時25分 沖揚がり:15時 天気:晴れ。当初凪。時折北寄りの風強し
中潮:満潮6:50頃・干潮13:40頃
タックル:(竿)シマノ船島ビシS−180(リール)ダイワシーボーグ400BDe(道糸)PE5号(仕掛け)市販3本針仕掛け(おもり)ビシ120号+増しおもり20号
(つけ餌)船宿支給青イソメ、購入バイオベイト  

ホントは土曜日出撃の予定だったのですが、生憎の花散らしの風雨。さらには前夜金曜日は「わはは爆釣隊」のみんなとの飲み会。長老のKさんから召集が掛かっては(実は13日に予定されている深場釣り参加者への説明会に勝手に押しかけただけ)、釣りの前夜だろうと期初で仕事が忙しかろうと行かずばなりますまい。  

案の定18時前の段階で職場はまだまだ活気を帯び、隣の席の部下の仕事もまさに佳境。そんなところへボソッと「今日、18時30分でフケるから。」「えっ!そんなことしていいんですか?!じゃ、私も帰ってイイですか?」「おう、いいぞ。また来週がんばろう。」宣言通り18時30分に引き止められないように上司に背を向けささっと後片付けをし、有無を言わさず「お先に失礼しますっ!」と逃げ出しました(大丈夫かな?)  

飲み会には、翌日釣行を控えたメンバーもいますが、どうせ中止だろうとガンガン飲みます。しかしながら、外房組のTさん・Mちゃんは浮かぬ顔。釣行プロデューサーのDさん(飲み会不参加)がなかなか中止決定を出さないようです。「最終決定は明朝7時だってさ(午後釣りのため)。」しかしながら眼前の酒に堪え切れなくなったのかMちゃんは「もう、飲んでもいいですよね。Tさん明日、Dさんに引導渡してください。」その時点で僕の目にはMちゃん相当飲んでいるように見えたが、本調子ではなかったらしい...帰りがけ、青物横丁駅の天気予報掲示板は明日の天気を「晴れ時々曇り」と表示して我々を惑わしたが時既に遅し。帰ってみたらやっぱ天気は雨みたいなので安心して床に就く。  

土曜日はやはり大雨。しかし、日曜日も晴れはするが風が強いらしい。現在の鯵釣りの主戦場は剣崎方面に移っているみたいだけど、黒川本家では観音崎を狙うはず。観音鯵は西の関鯵にも匹敵する言わば鯵界のエルメスやブルガリのようなもの(変な例えだ)。「家の客はよー、観音の鯵じゃなきゃダメだって言うんだよ。」みなさんどうせ釣るなら美味しいお魚をってことで嬉しい拘りを持っていらっしゃいますね。そのブランド鯵が釣れる辺りは潮の流れが速く、強風下での釣りは難しいかもしれない。ということで、一応押さえとしてメバルの道具も持っていくことにします。

 当日朝、4時に起きてまずはインターネットで海上保安庁の気象情報を見る。それによると、3:45現在東京湾のどこでも5メートル以上の風は吹いていない。「また昨日の天気予報は嘘だったな。」ということで、いそいそと出掛けます。京急の早朝電車は家から釣り姿で出てきちゃう釣り親爺でいっぱいですが、渋谷と桜木町を結ぶ東横線には釣り人の姿はほとんどありません。朝帰りの人たちと一緒に電車に乗り込みます。  

店に着くと、既に両ドモは塞がっていました。北風の下げ潮なので、まあ後ろ有利ですね。それで右舷トモ2番目に。大ドモは常連のTさん。ミヨシはこれまた大常連のMさん。お二人とも名人級の腕前なので、年に2・3回しか鯵釣りをしない僕は店でいろいろお話を伺います。「そうだ、バイオベイトって持っていたほうが良いですか?」「あー持っていった方が良いって言うか、無きゃダメだね。あれにしか食わないときもあるから。」慌てて買います。太さ7ミリくらいの奴を3センチくらいに切ってつけるようです。  

さて、右舷は3人で出船かと思いきや、出船直前に2人連れが来ます。準備しながら電動リールの説明書見てるけど大丈夫かな?  
当日のポイントはまず猿島と観音崎の中間あたり。「39メートル。下から2メートルか3メートルでやってください。」合図とともに投入しますが、潮が速い。出船前、船長に「ビシ120号だけど大丈夫かな?」と尋ねると「おもり足した方が良いかも知れネエなア。観音でやるからな。剣崎行けば釣れるんだけれどみんな良い顔しないからなあ。」それで、メバル用の20号おもりを足しておきましたが、それでも糸はかなりナナメになります。サミングしながら落としてようやく45メートルで着底。それで、よいしょよいしょと下まで寄せて、1.5メートル巻いてコマセを振り、もう50センチ巻いてコマセを振り、50センチ巻いてアタリを待ちます。3回繰り返してダメなら巻き上げ。おもり140号だと、フルスピードの巻き上げはちょっと怖いですね。31段階の25くらいで巻き上げます。  

しばらくまったくアタリなく、黙々とコマセを撒くだけだったのですが、気になることが。ミヨシ寄りのお隣の親爺さん、着底がわからないらしく、そのまま糸を出すので、潮が速い状況下では糸が真横に飛びます。「すみませーん、糸巻いてくださーい。」反応無し。更に悪いことに耳が遠いようです。もっちゃんの指導が入りますが、連れの方ももう少し面倒見てくれれば良いのに。連れの方は遠征用のデカい竿掛けなんか持っているので、素人じゃないんでしょうが素人っぽい。ビシを竿先まで巻き上げちゃうし、なんか困った人たちが潮上に来ちゃったなあって感じ。  

そうこうしている内に、名人Tさんが鯵を上げます。「もっちゃん、出たよー。」さあ、チャンス到来。しかしながら、後に続けず。がっかりしているともっちゃんが「タナ下げてみろよー。潮が速いから(底から)1メートルでやってみて。」その通りにしてみると、「おー、食った。」ぷるぷるというアタリ!
最初の1尾なので追い食いも待たずに巻き上げ。25センチほどの程よい中鯵。しかしながらなかなか入れ食いとはいきません。単発でぽつりぽつりと釣れる状況。どちらかと言えば、コマセをどっと撒いた直後よりも、しばらくしてからの方が釣れるみたい。最初に撒いたコマセは速い潮であっという間に流れて行っちゃって、その後ぽろぽろこぼれるのでそれで寄って来たのをなんとか釣るという状況ですね。  
ガツンという良いアタリになかなかの引き味を楽しみながら巻いてくると、定番外道のムシガレイでした。定番といっても、僕自身は釣るの初めて。しかも32センチの良型で、肉厚の美味しそうな奴でした。  

テロリストの親爺は相変わらず、糸をふっ飛ばしてくれます。一度は新しい電動リールの具合が悪くなった(実はドラグゆるゆるで巻けなかっただけ)とか言って、仕掛けを放置。仕方なくTさんと僕は仕掛けを巻き上げて処理を待ちます。なんとかドラグを締めて巻き上げてみると、なんとなんとムシガレイの3点掛け。そりゃああれだけ長時間仕掛けを這わしとけばねえ。それでもまた、ビシを竿先まで巻き上げちゃって竿を竿掛けにも置かずに抱えてうろうろしているので、飛んでいって魚を船中に回収してあげました(1枚駄賃にくれ)。

おっさんに安定的に仕掛けを下ろされちゃうと、厳しいところでしたがうまくしたもので、おっさんは手前マツリ頻発で、しかもそれを解こうとするものだから、釣り時間の半分も仕掛けを下ろしていなかったんじゃないかな。連れの方も面倒を見ていなかったので、もっちゃんが見かねて「時間がもったいないから、仕掛けつけ替えて釣りしなよ。」って言ったところ「仕掛けが一つしかないんだよ。」だって。それでもっちゃんが「これやるから。」  
まあ人のことは言えず、風が強かったので僕も結構手前マツリしちゃいましたが。仕掛け替えて一発目でやっちゃうと泣きたくなりますよね。  

途中潮が緩んだところで、特大鯵一発狙いのポイントに移動。結構気合が入りましたが、アタリなし。船中左ミヨシ2番目の方(僕の席と正反対)が40センチ級を1本。「こんなのが釣れたぞ。」と件のおっさんの連れ親爺が広げた手は60センチ以上...ブリじゃないんだし...自分が釣ったら1メートルとか言うんじゃないかな......  

その後、再び最初の場所に戻って順調に数を伸ばします。29尾で目標の30まであと1尾というところで、Tさんに数を尋ねると「50くらいかな?」だって。有終で一荷を獲り31尾となったところで自主納竿。手早く腸出しをし、大家さんに進呈する分の鱗落としもやってしまい道具を片付け。「やめちゃうんだったら、俺の分を釣ってくれよー。」もっちゃんに言われましたが時既に遅し。「片付ける前に言ってくれなきゃ。」しばらく名人Mさんの釣りを観察します。コマセを振った後ゆっくりとした誘いを入れているのがポイントかなあ。  

皮肉にもそれからまた活発に食い始め、おっさんが相変わらず手前マツリしているので解いてやったり魚を取り込んでやったり(仲乗りだね、これじゃ。)。恩を着せるわけじゃないけど、その後手返しが良くなり(当然だよね)バケツが埋まっていきました。結局おっさんも29尾。ふえー、危なく抜かれるところだったじゃん。  

もっちゃん船長、いよいよ翌週からマゴチ開幕ですが、僕は部下筋の結婚式出席のため来られません。「船長、一応19日に来るからよろしくね。」「おう、待ってるから。」
鯵は速攻で帰って大家さんがご飯の仕度をする前に進呈。家では2尾を刺身に。夕食はそれとムシガレイの塩焼き。これが予想外の絶品!4尾実家で塩焼きできるように冷凍。残りはひたすら捌いて開いて塩水+日本酒に漬けて干物用。惜しむらくは日曜日に釣っちゃったので、干すのに天日干しができなかったこと。一夜干し&冷蔵庫干ししてやはり冷凍。しばらくは絶品観音鯵の干物が楽しめます。