時期尚早?



日時:平成15年4月27日日曜日
船宿:浦安吉野屋 船代:8千5百円
出船:13時 沖揚がり:20時30分 天気:晴れ。南西微風。凪。
若潮:満潮15:00頃 干潮21:10頃
タックル:(竿)キス:シマノベイゲームキスタイプ150M・サクラ特注シャクリ竿130,アナゴ:ニッシンGRシャクリマダイ・アオリイカ110×2(リール)ダイワエンブレムS1500C・シマノバイオマスター2000・アルテグラ1000×2(道糸)PE1.5号(エンブレムだけ0.8号)(仕掛け)キス:市販2本針キス7号ハリス0.8号,アナゴ自作アナゴ針12号ハリス4号・イソメカレイ12号ハリス3号(おもり)キス:小田原型夜光ピンク20号,アナゴ:釣鐘型&自作投げ20号
餌:青イソメ

「あら、これからですか?」「はい、行ってきます。」出掛けに大家さんの奥様に出会ってしまいました。大家さんご一家は魚がお好きだそうで、これまでもしばしば釣果を進呈し、喜ばれています(ホントは迷惑ってことはないよね)。
<奥さんの頭の中:推測>今日も釣りに行くのね→きっと(これが誤解)たくさん釣ってまた持ってきてくれるかしら→明日の晩御飯のお買い物はいらないわね→何が来るのか楽しみだわ。
うーん、プレッシャーだなあ。実家の父からも「キスの天ぷらが食べたい。」というリクエストが来ていることでもありますし。あ、誤解なきように申し上げますが、大家さんの「奥様」であって、「若奥様」ではありませんからね。美人の若奥さんだったりしたら、「コチ、刺し身がうまいですよ。」「あら、でもこんなお魚捌けないし。」「それじゃ、ちょっと台所をお借りして。」(なんか、芸風が変わってきたな。)ちゃんと自分の台所で下処理してから進呈してますって。

さてさて、本当は昨晩アナゴに初出撃する予定だったのですが、週末お約束の大風で出船中止。それで、シロギスとのリレー釣りってことで浦安吉野屋へ。13時出船のところ11時に着いたのに、既に船上かなり竿が立っています。仕方なしに右舷真ん中に。厳しい釣りになりそうだな。
しかしながら、準備をしていると順風が。早々に2艘出しが決定したところ、右舷ミヨシ氏が別船の大ドモへ。すかさず空いたミヨシへ。それで安心して駅近くの中華料理屋へ。戻るとやはり大盛況。出船間際に5人でのこのこ来る人たちまでいて、本船の右舷は11人。船長は仲良し裕介くん。本来は夜アナゴ担当なのですが、日中船も盛況でリレー担当の一樹くんが鯵の2艘目で出てしまったためらしいです。

定刻の13時に出船。「1時間くらい走りますので。」行く先は中の瀬か小柴沖か?案の定船がスローダウンしたのは中の瀬。周りにはキス船がぽつんぽつん。できれば型の出る小柴沖が良かったのですが。
「はい、やってください。水深21メートル。」船長の合図で斜め前方にぶん投げます。一投目は空振り。二投、三投と空振りが続きます。船中盛り上がりに欠けることこの上なし。うーん、思えばシロギス釣りってあまり良い思いしてないよなあ。今度萬司朗丸の朋ちゃんに弟子入りしようかしらん。

船長はこまめにポイント移動しますがパッとしません。ぽつんぽつんと拾い釣りの様相。しかも、型が小さい。当日、僕の最大は19センチでした...竿先を叩く小気味の良い引き味や緩めてあるドラグがチリチリなることを楽しむことは皆無でした。それでも、極端なピンは混じらず15〜19センチが14尾でした。それでも船中では良い方のようですので、状況のシブさはわかってもらえるでしょうか。

釣り中、気になったのは隣のおっさんが外道のトラギスを乱暴に扱って、さらには足元にぽいっと捨てたこと。どうしてせめて海に帰さないのか不思議でなりません。そうすることに何の意味があるのか?わざわざ拾って海に帰すのも嫌味だし。トラちゃんが悶え苦しむのが気になって仕方ありませんでした。
それと、最初の僕の席付近右舷真ん中でお祭りを繰り返していたお兄ちゃん。人と祭っては「仕掛け切っちゃっても良いです。」を連発。やけに気前が良いなあ(笑)と思っていましたが、最後の最後で僕も被害に。普通はお祭りはお互い様ってところなのですが、敢えて被害と言ったのはお兄ちゃんのおもりが15号と規定の20号より軽かったため。やはり混んでいるときには特におもりは統一しなきゃ。それと、胴の間にかけて4人で祭っていたため、糸を張ったまま解いてくれるのを待っていたのですが、何を思ったのか兄ちゃんは下に降りている僕の道糸を手繰り始めたのです。しかも、手元にぐちゃぐちゃとしながら!慌てて竿を置いて飛んでいったのですが、時既に遅し。団子になってしまったPEを解く術はありませぬ。仕方なくそこで切って、まだ祭っている皆さんを置いてとぼとぼと自席へ。天秤などを回収して、道糸は諦め。0.8号のPEって比較的高いんですよね。25メートルほど失ってしまいました。それで船長に尋ねると、そろそろアナゴに行くとのことで、キスはおしまい。
「はい、それじゃあすいませんけどこの辺でアナゴへ移りますんで。木更津まで20分ほど走ります。」ってことで、アナゴへ切り替え。日中はTシャツにカッパでしたが、もう1枚長袖のトレーナーを着込みます。

現場に着くと、何艘かの船はいましたが、あちこちに散らばっています。シーズンが進むと、もう少し密集するのですが、まあ思い思いの場所を手探りと言うところでしょうか?
碇を下ろしにミヨシに来た船長に、「おもりはどっちが良い?」と尋ねると、「20号でいいよ。」ってことです。若潮だし、それほど潮は速くないのかなと、手持ち2本を20号にして置き竿は25号。手持ちには、集魚ランプにナショナルの点滅式赤と緑を使い分け。日によってどちらかが当たるので、まずは併用します。

船長の合図で投入。左手の仕掛けを前方へ、右手のはやや斜めへ。通常アナゴ釣りの2本竿というと、真下でリズムを取りながら小突くというスタイルですが、僕は広く探るという狙いで投げサビキなのです。三投したところで、それっぽいアタリが。「びっくりするほど魚は小さいからね。アタッてもすぐ合わせないで一呼吸・二呼吸・三呼吸くらい待って合わせてください。」って船長も言ってましたので、左手の竿を置き、タイミングを計って「うりゃっ!」っと合わせるも空振り。まだ早かったみたい。仕掛け点検のため巻き上げてみると、餌は齧られていたのでアタッたのは間違いありません。すると、置いていた左手の竿先がク、クンとアタッたので、本命ではなさそうですがちょっと聞き上げ。反応があったので合わせて巻き上げると20センチほどのカレイ。律儀にカレイ針に食っていました。一瞬「から揚げかな?」と思ったのですが、針の掛かりどころも良かったのでリリース。

船中パッとしなかったので移動。次の場所で移動直後にトラちゃん虐殺親爺に先を越されましたが、なんとか型を見ました。でも確かに小さい。2本追加したところでまた移動。
次の場所では緑の点滅ランプが活躍。そちらの仕掛けはとにかく入れればアタるのです。しかしながら、獲れるのはアタリの半分以下。しかも相変わらず小さいし。アタッてからじっくり食わせて合わせるので、一荷なんかもやってしまいました。1回は待ちすぎて、アナゴが仕掛けに絡んでぐるぐる状態になって上がって来ました(笑)しかもそいつは針には掛かってなかったし。
好調かなと思っていたのですが、僕だけだったみたいでまた移動。その時点で12本。アタリは30回以上あったなあ。次の場所ではアタリは遠のきましたが、今度は赤点滅にアタるようになりました。そこで4本追加。定刻の20:30間近になったので、もういいかと竿をたたみ追加アナゴを捌いてもらおうと船長のところへ。
「船長、そろそろ時間だよ。頭は何本?」
「何本追加したの?都合16本か。じゃあ頭は16本だよ。」
「えっ!大ドモのアナゴじじい(吉野屋きっての名人)さんは?」
「今日はダメみたい。」
「そんなこともあるんだあ。」

なにしろ、アナゴじじいさんは昨年の釣果では70本とか2日で100本とか、とにかくとんでもない名人なのです。まあ彼がとんでもない不調だったためとはいえ、勝てたというのは大殊勲です(釣りは勝ち負けじゃないけどね)。船中ツ抜けは3人。大半が5本以下。坊主も何人かいたようです。確かに針に掛けるの難しかったですからね。アタリは比較的はっきり出たとは思うのですが。それでも、夜アナゴの本船では別の名人Kちゃんが60本釣ったそうですから... 

帰ってから、アナゴのヌルを落とし、キスを捌いて天ぷら用に開きます。リレー船は夜アナゴ本船より30分早く揚がるとはいえ、キスも処理しなくてはいけないので結局寝る時間は一緒ですね。特に、今回は大家さんに進呈するようにキスもいつもより丁寧に拵えましたし。それで、翌日キスもアナゴも半分進呈しました。喜んでくださったのでまずまずでしょうか。
これからアナゴは育って型が良くなってきますので、それを楽しみにしばらく通ってしまうのですね。妹のところにも送らないといけないし。