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へとへと 船宿:浦安吉野屋 (昼の部:ショウサイフグ) 船代:8千4百円(餌別500円×1・船で1パック追加したので都合千円) 出船:7時 沖揚がり:15時 天気:晴れ。南西強風。波高2メートル。 若潮:満潮12:50頃 干潮7:20頃 タックル:(竿)サクラ特注シャクリ竿130(リール)シマノバイオマスター2500(道糸)PE1.5号(仕掛け)食わせ針1本+カットウ(おもり)8号・6号 餌:冷凍アルゼンチンアマエビ(剥いて使う) 前回、アタリはそれこそ山のようにあれど獲ったのは最後の流しでようやく1尾という体たらくであったフグ釣り。このまま捨て置くわけにもいかぬとカットウにも工夫を凝らし、地獄針なんかも忍ばせて復讐戦に挑みました。 前夜と出発前に確認したWNIの釣り場天気予報によれば、15時だけ風力の矢印が緑色(やや強し)になっていましたが、後は水色(弱し)。まったく心配せずに宿に着いてみると、旧江戸川の川面を吹く風は意外と強め。南西風で前半上げ潮なので右舷トモ寄り(3番目)に席を取りお隣にご挨拶。携帯電話を見ていたお隣は「風強いですね~。観音崎で12メートル吹いているみたいですよ。」ありゃま。 店に戻って朝ご飯を食べていると裕介船長がやってきました。「おはよ。絶好調じゃない(実は、ここのところ0〜4とか0〜5とかなのです。)。」「やんなっちゃうよ。でも、今日はオレリレーの仕立てで出るから。でも、ひょっとすると夜は出られないかもよ。」「そんなに吹く?」 ここのところまずまず好調なフグ船は17人で出船。右舷は8人。向かい風なので、キャビンにもぐり込みます。かなりどったんばったんしながらたどり着きました大貫沖。海上はウサギどころか羊の行進です。 とりあえず手早く餌を剥いて準備します。前回は餌取り放題で蹂躙されまくりでしたので、そうはさせじと餌の中に地獄針を忍ばせる必殺仕掛けを用意してきました。まずは金色おもり8号に、掛け針まで8センチの88カットウで挑みます。 錨が下ろされて釣りスタート。いきなり一投目から右トモの名人が掛けます。このお方はほぼ毎週乗っている方で、先月は5キロオーバーのトラフグを1日に2尾も仕留めた凄腕の持ち主なのです。「はい、型でましたからね。あっ、右前でも掛けてますねえ。」と船中良いスタート。僕も3投目でククッと微かなアタリがあり、さっと手首を返すも掛からず。上げてみると食わせ針の餌がなくなっているだけでした。 お魚はいるぞと前向きに考えて、集中集中。それからほどなく、なーんか違和感があるなと軽く合わせてみるとガシッと掛かった感覚。「やった」と巻き上げに入った途端にふっと重みが消えました。「あーっ、バレた。」とがっかりした次の瞬間たーっと道糸が横に走ります。「やっ、いるいる。」この時期お魚は元気なので、掛かったあとに走りまわるんですね。食い上げ気味に走られたためにバラしたと勘違い。でも、糸が緩んでも運良く外れなかったのは運ですね。すかさずテンションがかかるまで素早く巻いて、海面に現れたのは30センチUPの良型。竿の弾力を利用して抜き上げ。掛け針はばっちり口元に掛かっていました。ちょうど餌を食べているときに合わせが決まると掛かるのは口元なんですね。なので、口元に掛けるのが一番とされておりますのです。幸先良いスタートです。 ところが、それから風は強まる一方でうねりも襲ってきて、フグちゃんの微妙なアタリを感知する術もなし。というよりも、底荒れ気味なのかアタリ自体がほとんどないようで、餌もあまり取られません。まあ餌代がかからなくて良いんだけど...って違うやん、バシーッ! 船中もまったく活気を帯びずたまーに誰かが上げるくらい。連釣するのは名人くらい。ポイントに錨を下ろしてもすぐに風のせいでズレちゃうので、かかり釣りを諦めて流し釣りにせざるを得ない状況ですから。それにね、前から3番目の人が空前絶後なテロリスト振りを見せてくれました。ふっと気付くと、目の前を真横に道糸が大ドモのはるか後方まで流れていっているのです。船長が何回か注意したのですが、まったく改善しません。見たところ3号くらいの太糸を使っています。それで強風という状況を顧ずに割と遠目に投げて糸出しはフリーでやっているものだからそりゃ糸はどんどん出ていくわけです。こちとらこの状況下では投げてアタリを取る自信がなかったので船下狙いに徹していたので、まあ実害はありませんでしたが非常にイライラさせられましたよ。テロリストのお隣の方なんかすっごく迷惑そうな顔していたんですが、本人は至って涼しい顔。○○丸でやったら出入り禁止ですぜ、旦那。 早揚がりなんじゃないかなーって思っていましたが、しっかり時間までやりましたですよ。それで結局はスミ1。前回は最後の最後でようやく1尾だったので正反対ながら釣果は同じくオンリーワ〜ン♪。でも、サイズアップ&白子入りだからちょびっとだけ前進かな???まあ見事に返り討ちってところで、次回鉄人鉄女を迎えての釣行を前に自信をなくしてしまったりしたのでした。 スパンカを畳んでいる船長に「夜は出るのかなあ?」と尋ねると「確認したところ、出る予定とのことです。」フグの敵をアナゴでとばかりに、帰路は後部デッキに上ってアナゴの準備をします。いつもは朝のうちにしちゃうんですが、中止になるかもってことだったので。 桟橋近くなってショッキングなことが。お隣の親爺さんが釣り中スパスパ煙草を吸っていたんですが、吸殻を海に捨てていたんですね。それで、船長が吉野屋の船に常備されている灰皿をその人のところに持って来ていたんですが、そこに入れていた吸殻を全部川に捨てたんですよ!それじゃ意味ねーだろっ!モラル云々っていうよりも、もう感覚がおかしくなっちゃっているとしか考えられませんよね。 (夜の部:アナゴ) 船代:4千円(通常7千円。昼から連荘で割引) 出船:17時30分 沖揚がり:21時 天気:晴れ。南西風やや強し。波高1メートル。 小潮:満潮12:50頃 干潮19:00頃 タックル:(竿)Aiプラス特注アナゴ竿×2・サクラ特注シャクリ竿130(リール)シマノバイオマスター2000×2・同2500(道糸)PE1.5号(仕掛け)アナゴ針11号・ハリス3号で自作(おもり)25号 餌:青イソメ(船宿支給)・イワシの切り身塩漬け(持参) さーて、夜の部です。レギュラーの岩淵船長がリレー仕立てで出てしまっているため、誰が行くのかなあと思っていたら桟橋近くで公大船長が「アナゴは一番後ろの船で行くそうです。」見やると第28吉野屋丸。烏賊担当の尚ちゃん船長ですね。28号は吉野屋最新最大の船なので快適そのもの。それほど船には拘らない僕ではありますが、やはり快適なのにこしたことはありませんからね。初めての人を、それも女性を連れて行く場合にはやはり船はロケーションと共に最重要ポイントとなります。清潔さ・トイレ・キャビンなど。以前にそういう話をしていたら、「でも、そんなに船に差があるのに乗船料は同じなんですか?」という疑問を呈されてしまいました。そう言われてみればそうですね。 朝のうちに札を買っておいて、左トモをキープしてもらっておいたのですが、すぐ横に続いてお二人入っています。道具を置いて「よろしくお願いしマース。」19時が下げ潮の止まりなのですが、若潮だし上げ潮はそれほど効かないだろう。むしろ下げ潮がしばらく残るのではと考え、昼間に続いて南西風の予報に左舷をチョイスしたわけですね。 出船前に尚ちゃんと「ツライピンチヒッターだね。」「うーん、でも釣れなくて元々だと思えば。」「それじゃ、ダメじゃん。」「まあ昨日が0〜5だから、今日は0〜10を目指そうかな。」逆にプレッシャー掛けられちゃいました。「じゃあ、1〜10ってことで。」「そうだね、坊主無しで行こう。」「うまくいけばデカイ顔できるね。」「この前代打で行った時に結構釣れたんだよ。そしたら、『尚ちゃんが釣ってきたのはみんな小さいでしょ。俺は型狙いで行ってるんだから!』とか言ってムキになってるんだよ。」「ははは、裕介君らしいね。」 結局左舷は3人。もう少し前にズレてくれないかなー。右舷は5人でした。大型船なのでキャビンも広々。みんな余裕で横になってグーグー。でもね、こういう状況なら良いけど、結構人数乗っているときに時化でキャビンが一杯になるのはわかっているのにいち早く入り込んで横になっちゃってる人っていますよね。気付いて起きてくれれば良いんだけど、狸寝入りのままだったりして。ちょっと考えろよなって思っちゃいますよね。 途中で外を見やると結構内側を走っています。こりゃあ木更津だなあとちょっとがっかり。アナゴ業界では「型の長浦・数の木更津・いちかばちかの羽田・大師沖」って言われてまして、まあ羽田・大師はほとんど伝説で僕は行ったことないんですが、木更津は数は出るけど型が細かいって定評なのです。 木更津沖に着くと、船はまばらにあっちに1艘こっちに1艘という配置。これも、どこでも釣れるというポジティブなものじゃなくてあちこち分かれて探らざるを得ないってことなのです。模様が良ければぎっしり密集した船団になりますからね。 錨を下ろして釣り開始。「餌はね、たっぷり団子状につけてくださいね。それとケミホタルはちゃんと折って光らせなきゃダメですよ。足元水出しますけど、バケツにはちょっぴりだけ1センチくらいだけ入れてくださいね。たくさん入れるとアナゴが逃げちゃいますよ。」 ほどなく、「はい、型出ましたよ。前の手バネの人ですね。」ありゃ、第1号を取られちゃった。それに手バネ...強敵かも? ちょっとして置き竿に違和感を感じたので手にとって軽く効き上げてみると穴子ちゃんの反応。一呼吸おいてやっと合わせて1本目ゲット。長さはそれほどでもないですけど、太い!尚ちゃんも見にきて「型いいよね。木更津とは思えないよ。」「これなら良いね。」「はい、がんばって最低でも後5本ね(計6本で昨日を超えるから)。」 そのうち、ふと気付くと潮が右舷トモ方向へ流れています。やられたー。のっけから上げ潮効きまくりです。見事に読み間違えました。やむなく、極力後ろに向かって投げます。 たまーに思い出したようにアタリがあります。何回かは取り損ないましたが、まずまずの拾い釣り。ただ、船中はまったく盛り上がりません。「釣れない人もね、入れっぱなしじゃダメですよ。餌はまめに見てね。取られていたら付け足してくださいね。」と尚ちゃんの親切なアドバイス。一般的にはアナゴのアタリは気付きづらいと言われていますが、僕としてはフグちゃんの1,000倍もはっきりしていると思うんですけど。でも、気付かない人は気付かないんですよね。極端な例では手持ち竿の先がはっきりとアタッているのに気付かずに「アタってますよ。」と言ったら「え、ホントに?!」なんて人もいましたです。お隣も気付かなかったみたいで、移動の際に巻き上げてきたらアナゴちゃんがついていました。結構良い型だったので、少なくとも巻き上げてくるときには気付くんじゃないかと... うどんタイムまでになんとか6本。「やったー、昨日より釣れた。」と尚ちゃんは喜びますが低レベルな...いつもならうどんタイムくらいが一番食いが立つ時間帯で、活性が高ければうどんを食べる暇もないくらいひっきりなしにアタるもんですが、当日はのんびりとうどんを味わえてしまいました(涙)。 それでも20時までに1本追加して7本。ツ抜けが射程距離内に入ってきました。「慣れてないので捌くの遅いからもう集めちゃうね。」と尚ちゃんがアナゴを取りに来たところでちょうど置き竿にアタリ。「もう1本追加だから。」これはなかなかの手応えで、「大きいみたい。」上がって来たのはやはりウナギのような野太い奴でした。「あと2本がんばってねえ。坊主もあと一人なんだけどなあ。」 アタリは遠いので、捌いてもらったアナゴを丁寧に洗います。ふといたずら心でアナゴのキモを餌にしてみましたが、これは空振りでした。いくらなんでもそれはあんまりだったかもしれません。食わなくて良かったのかな? なんとか3本追加して無事ツ抜けて計11本。船中8人で0〜11の31本。残念ながらお一人だけ坊主になってしまいました。一応低レベルながらぶっちぎりの頭を取れました。まあ名人連がいなかったので鬼のいぬ間にってとこですけど。 翌日の夕食は、てっさに白子焼き、煮アナゴに白焼きと豪勢なものになりました。カミさんは白子を気持ち悪いといって食べなかったので独占。軽く湯がいてからグリルで焼いたのですが、表面はパリっと中はとろーりで思わず唸るほどの美味でありました。 |